はいみのり【ハイミノリ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第8008号 |
登録年月日 | 2000年 3月 30日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | はいみのり よみ:ハイミノリ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 中川宣興、坂井真、石井卓朗、飯田修一、前田英郎、星野孝文、岡本正弘、篠田治躬 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,巨大胚系統「EM40」に「アケノホシ」を交配して育成された固定品種であり,育成地(広島県福山市)における成熟期は中生の晩,稈長及び穂長はやや長,耐倒伏性は強く巨大胚をもつ水稲,粳種である。草型は極穂重型,稈長はやや長,稈の細太はやや太,剛柔は剛,止葉の直立の程度は立である。穂長はやや長,穂数は少,粒着密度は密である。穎色は黄白,ふ先色は赤褐,芒の有無と多少は極少,芒色は赤褐である。玄米の形,大小及び精玄米千粒重は中,玄米の見かけの品質は中の下,光沢は中である。出穂期及び成熟期は中生の晩,穂発芽性は中,耐倒伏性は強,脱粒性はやや易である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a,穂いもち圃場抵抗性及び葉いもち圃場抵抗性は中,白葉枯病圃場抵抗性はやや弱,しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)である。「日本晴」と比較して,穂長が長いこと,穂数が少ないこと,ふ先色及び芒色が赤褐であること,出穂期及び成熟期が遅いこと等で,「アケノホシ」と比較して,稈長が長いこと,いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-aであること,しま葉枯病抵抗性品種群別が日本水稲型(+)であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和59年に中国農業試験場(広島県福山市)において,九州大学育成の巨大胚系統「EM40」(「金南風」をNMU処理し育成)に「アケノホシ」を交配し,62年に雑種第4代で個体選抜,平成元年に雑種第6代で再度個体選抜,以後,系統育種法により育成された固定品種であり,3年より生産力検定試験及び特性検定試験を行い,7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「中国137号」,出願公表時の名称は「ハイミノリ」であった。 |
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