その他の女性との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 16:12 UTC 版)
『うる星やつら』は一人の主人公に多数の異性が関わるといういわゆるハーレムアニメの様な状況となっており、しばしば、彼の特徴的なキャラクター類型は「まるで諸星あたるのように」と象徴的に名前を出されることがある。しかしながら、ラムと初期のしのぶ、ゲストキャラで登場した少女・望以外の女性キャラクター全てが主人公(あたる)に対して恋愛対象としてみていないという点において後の時代に登場するハーレムアニメとは一線を画している。むしろ後代で登場するハーレムアニメ的傾向は、同時期の高橋留美子の作品『めぞん一刻』や次回作の『らんま1/2』の方が顕著である)。 あたるは日本の法律や対象となる女性の出自や意向、結婚や婚約の有無を無視して将来ハーレムを持つことを目標にしている。またハーレムの中にはラムの存在が絶対条件である。「女になって出直せよ」においてあたるの頭の中には女のことしかないことが判明するが、その頭の中は双六になっており、ラム、しのぶ、おユキ、弁天、人魚(「いまだ浮上せず」に登場)、サクラ、クラマの7名が確認できるが、原作第31話において夢邪鬼に強要して出させたハーレムの夢には知人の女性はしのぶとラムしか登場せず、残りは空想上の女性で占められていた。回が進むに連れてハーレム対象要員は増員し、「妄想フーセンガム」の回ではラム、しのぶ、おユキ、弁天、サクラ、クラマ、面堂了子、水乃小路飛鳥、藤波竜之介、ランの露出度の高い服装か水着姿の偽者を一つのガムでまとめて作ろうとしたが途中で壊された。「夢の扉」の回では六畳一間でも、「ラムがいて…しのぶがいて、サクラさんがいて、蘭ちゃんと竜之介ちゃんと了子ちゃんと弁天さまとおユキさんがいて……」と、ささやかな未来を夢見ている。 了子同様にランや弁天も言い寄るあたるを利用することがあったが、あたる本人は気にしていない。しばしば行動をともにしているとはいえサクラは面堂同様に「色餓鬼」といってあたるを嫌っており、水乃小路飛鳥にいたってはあたるは男性恐怖症の原因そのものである。しかしあたるは恋愛感情がなかろうが嫌われようが、かまわず言い寄ったりセクハラするのでぶっ飛ばされるのが後半のお決まりになっている。なお日常の主要セクハラ対象はサクラ、藤波竜之介、しのぶである。 なお、「テンからの贈り物」ではランやサクラがあたると結婚した場合には彼女らは不幸になるとしている。
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