ご当地プラス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 09:18 UTC 版)
2020年9月に行われた視聴者との意見交換イベントにおいて、2021年度からは各地の地域放送局にて放送しているローカル番組についても見逃し配信にて視聴できるように調整が進められていることをNHK副会長・放送総局長の正籬聡が明らかにした。その後、同月にNHKが発表した「NHKインターネット活用業務実施基準」の改定案や2021年2月10日に発表された「国内放送番組 編成計画」などにおいて、2020年度内から段階的に地域番組の見逃し番組配信を行い、2021年度以降に配信を強化する意向を明らかにし、同年3月3日に「ご当地プラス」と称して、各地域にて放送された番組の見逃し配信を開始した。 サービス開始時点では主に金曜19時30分から放送される各拠点放送局制作の地域情報番組を中心に配信していたが、それ以外の地域番組やローカルニュース番組についても今後段階的に見逃し配信をおこなっていくことで検討していることを明らかにしていた。 その後、拠点局以外の地方局が放送した地域番組についても徐々に配信されるようになったほか、ローカルニュース番組の見逃し配信も開始された。まず、2021年5月24日に近畿地方向け(一部時間帯は大阪府内でのみ放送)の夕方のローカルニュース番組『ほっと関西』(大阪放送局制作、2022年3月25日までは『ニュースほっと関西』のタイトルで放送)の見逃し配信が開始されたのを皮切りに、同年10月18日から東海地方向け(一部時間帯は愛知県内でのみ放送)の夕方のローカルニュース番組『まるっと!』(名古屋放送局制作)、同年11月1日から福岡県向け(一部時間帯は福岡県の福岡都市圏と筑後地方でのみ放送)の夕方のローカルニュース番組『ロクいち!福岡』(福岡放送局制作)の見逃し配信もそれぞれ開始された。また、2022年4月4日から北海道地方向けの『ほっとニュース北海道』(札幌放送局制作)、宮城県向けの『てれまさむね』(仙台放送局制作)、広島県向けの『お好みワイドひろしま』(広島放送局制作)、愛媛県向けの『ひめポン!』(松山放送局制作)の4番組も当サービスでの見逃し配信を開始した。なお、関東地方を含む拠点局以外の夕方のローカルニュース番組も2022年秋以降に配信出来るよう、配信設備の整備を順次進めていくとしている。 各地方局の朝7時台のローカル枠・昼前の情報番組・正午ニュースのローカル枠・ニュース645・ニュース845に関しては2022年現在、首都圏エリアの番組を除き配信されていない。 なお、地域番組の見逃し配信については放送センターや大阪放送局に配備されている設備から行うが、放送直後に配信を開始できない場合もあるため、ご当地プラス対象番組の見逃し配信については配信期間を14日以内に延長する(ローカルニュース番組については全国放送番組や関東ローカル・関東甲信越ブロックネット番組と同様7日間となっている)。
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