こがれる

デジタル大辞泉

こが・れる【焦がれる】

読み方：こがれる

［動ラ下一］［文］こが・る［ラ下二］

１ いちずに、激しく恋い慕う。切ないまでに思いを寄せる。「長年—・れた相手と結婚する」「故郷に—・れる」

２ そうなりたいと強く望む。「女優に—・れる」

３ 動詞の連用形に付いて、望むことが早く実現しないかと居ても立ってもいられないほどである意を表す。「思い—・れる」「恋い—・れる」「待ち—・れる」

４ 焼けて焦げる。

「焼け通りて、うとましげに—・れたる匂ひなども」〈源・真木柱〉

５ 香を強くたきしめる。

「取る手もくゆるばかりに—・れたる紅葉重(もみぢがさね)の薄様(うすやう)に」〈太平記・一五〉

６ 日光にさらされて変色する。また、日に焼けたように赤くなる。

「滝の上の御船の山のもみぢ葉は—・るるほどになりにけるかな」〈玉葉・秋下〉

日本語活用形辞書

漕がれる

読み方：こがれる

ガ行五段活用の動詞「漕ぐ」の未然形である「漕が」に、受身・尊敬・自発・可能の助動詞「れる」が付いた形。

終止形

漕ぐ  » 「漕ぐ」の意味を調べる

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隠語大辞典

こがれる

1. 泣く。

分類 せんぽ

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Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

こがれる

出典:『Wiktionary』 (2021/10/10 00:01 UTC 版)

語源

古典日本語「こがる」

発音^(?)

東京式アクセント

こ↗がれ↘る

京阪式アクセント

こがれ↗る

動詞

こがれる【焦がれる】

1. そうなりたいと一途に思い詰める。
2. 一途に恋い慕う。
3. （動詞の連用形に付いて）居ても立っても居られなくなる。

Weblio日本語例文用例辞書

「こがれる」の例文・使い方・用例・文例

• 彼は多くの人があこがれる科学者である。
• 雑誌でみるような素敵な生活にあこがれる。
• 文明が進めば進むほど人間は自然にあこがれる。
• 彼らがハンナにあこがれるのは当然であると思った。
• 都会の人はいなかの生活にあこがれる。
• 田舎の青年の中には都会の生活にあこがれるものが多い。
• 人間の魂は何か気高いものにあこがれる。
• 私は彼女を思いこがれる気持ちを抑えられなかった。
• 私は田舎の生活にとてもあこがれる。
• その子は学校にあこがれる年頃だ。
• 権力にあこがれる.
• 名声にあこがれる[を切望する].
• 島育ちははしかにかかったように一度は都会にあこがれる.
• 船の小さいボート（通常、4または6つのオールによりこがれる）
• 好きな相手に恋こがれること
• 思いこがれること
• 恋いこがれること
• 恋いこがれる
• あこがれる
• 世俗の名利などにあこがれる卑しい心