きょうのテレビのツボ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 22:54 UTC 版)
「テレビのツボ」の記事における「きょうのテレビのツボ」の解説
ぜんじろうたちレギュラー陣とアルバイトスタッフのチャンネル君たちが、日付変更前の時間帯に放送されたテレビ番組の中から特に面白いと感じたツボネタを報告していたコーナー。 まずコーナー冒頭で行われていたのはぜんじろうたちによる報告で、彼らが新聞テレビ欄の拡大コピーを貼りつけたボードを見ながらいくつかの小さなツボネタの報告を行っていた。そして、ぜんじろうたちによる報告が終わった後にコーナージングルが流れ、チャンネル君たちによる報告パートへ移るというのがこのコーナーのおおよその流れだった。この冒頭の報告パートは、金曜のみぜんじろうたちがクロマキー合成された巨大なテレビ欄の上を移動し、そこに立っているふりをしながらツボネタの報告をするという趣向が凝らされていた。 続くチャンネル君たちによる報告パートでは、彼らが各自担当する在阪テレビ局(NHK大阪放送局、毎日放送、朝日放送、関西テレビ、読売テレビ、テレビ大阪)6局の放送番組の中から見つけたツボネタをぜんじろうたちに報告していた(テレビ大阪の番組の報告は金曜のみ)。チャンネル君たちの立ち位置および報告用のセットが置かれていた場所はカメラの視野外で、スタジオ中央に立つぜんじろうたちとの会話のやり取りは基本的にモニターを通じて行われていた。その間、ぜんじろうたちはモニターを通じて伝えられるチャンネル君たちの報告を聞きながら感心コメントやツッコミコメントを入れたり、さらに話を膨らませたりしていた。前述の理由により、ツボネタの報告に該当シーンの録画VTRを使うことはできなかったため、代わりにその日の担当イラストレーターにそのシーンをフリップに描いてもらい、それらを使いながら口頭で巧みに、感情豊かにチャンネル君たちに状況説明させるという手法を採っていた。 以上が1993年4月以降のこのコーナーの流れであるが、番組スタート時はやや主旨が異なっていた。その当時はスタジオ中央に置かれた巨大な箱の中にチャンネル君たちが入って待機し、各自出番が回ってきたら外へ出てぜんじろうたちにツボネタを報告するというスタイルで行われていた。このセットにはテレビ画面をイメージした人数分の穴がくり抜かれており、穴それぞれの最上部には「2 NHK」「4 MBS」などと書かれていた。チャンネル君たちが穴から顔を出してじっと出番を待っている様子がいかにも深夜のローカル番組といった趣だったが、このセットを使ってのツボネタの報告は半年ほどで終わり、以後は前述のスタイルで行われるようになった。 また、このコーナーでは視聴者が見つけたツボネタの投稿ハガキやFAXを紹介することもあり、採用者にはテレツボ特製ステッカーを進呈していた。金曜には、チャンネル君たちがツボネタの報告に用いるフリップの中に1つだけ故意に混入させた小ネタが何だったのかを指摘する「ツボ探しクイズ」という企画も実施していた。そして放送中期からは、チャンネル君たちがCM移行前のわずかな時間を使って小さなツボネタを紹介するミニコーナー「テレビのへぇ〜」も行うようにもなった(放送末期では「今日のちょいツボ」と題して実施)。 なお、後にテレビ朝日で放送されたバラエティ番組『虎の門』が、テレツボのこのコーナーをそっくりそのまま真似た「一週間テレビガイド」というコーナーを実施していたことがある。
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