いいなかライナー号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/12 02:25 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動いいなかライナー号(-ごう)は、かつて運行されていた高速バスである。
- 信南交通担当分については信南交通を参照。
- ジェイアール東海バス担当分についてはジェイアール東海バスを参照。
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いいなかライナー号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 04:00 UTC 版)
岐阜県中津川市と長野県飯田市を結ぶ高速バスであった。 ジェイアール東海バスと共同運行で、55人乗りハイデッカー車が使用されていた。 すでに運行されている中央道高速バスに対抗する形で、特急「しなの」と乗り継ぎで名古屋 - 飯田間を最速1時間40分程度で結ぶ速達性をセールスポイントとした路線として開設。「しなの」の自由席特急料金込みで割り引き、1枚あたりの価格が中央道高速バスの名古屋 - 飯田間の運賃より安価な「名古屋・飯田しなの&バス回数券」も発売された。 しかし、競合する中央道高速バスは乗り換えずに名古屋方面へ向かうことができることから、乗換えが必要な「いいなかライナー」は不利であった。さらに飯田 - 東京の中央高速バス飯田線の1便平均乗車人員は28人なのに比べて、中央道高速バスの同人員は20人と名古屋方面への需要が決して多くないことから、運行開始当初の12往復という設定は明らかに供給過剰であった。路線開設の目的とは裏腹に、利用者は飯田 - 中津川の相互利用者が主で、1便あたりの乗車人員はわずか6.3人であった。 料金面の対策として、接続列車を「セントラルライナー」に変更し、「セントラルライナー」の乗車整理券込みで割り引いた「名古屋・飯田ライナー&バス回数券」も発売されたものの、中津川駅での乗換えが必要なことには変わりがなく、しかもセントラルライナーが多治見 - 中津川間各駅停車ということも災いして、結局乗客は増えることはなく、2003年に信南交通が撤退した後は積極策はとられることもないまま、翌2004年には運行廃止となった。 運行廃止が決定されると、飯田市では中央道高速バスの中津川インター停車を陳情し、飯田線の一部便が中津川インターに停車していたこともあったが、現在、飯田駅 - 中津川駅のバス連絡は飯田線の馬籠バス停を下車して北恵那交通の馬籠線の路線バスに乗り換えるか、伊那線の上飯田バス停 - 中津川インター間のバス利用しかない。 直行便 中津川駅 - 淀川 - 三菱工場前 - 中央道馬篭 - 中央道昼神温泉 - 伊賀良 - 飯田駅 昼神温泉経由便 中津川駅 - 淀川 - 三菱工場前 - 中央道馬篭 - 園原 - 昼神温泉 - 阿智 - 伊賀良 - 飯田駅 歴史 1998年(平成10年)4月25日 - 1日12往復で運行開始。JR東海バスと信南交通の共同運行。 1999年(平成11年)7月1日 - 1日11往復に減便。一部便を昼神温泉経由とする。 2000年(平成12年)2月1日 - 「セントラルライナー」との接続を重視したダイヤに変更。 2003年(平成15年)2月1日 - 1日7往復に減便。信南交通が撤退。昼間の便については特急「しなの」接続となった。 2004年(平成16年)10月15日 - 廃止。
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