あまとう2号【アマトウ2ゴウ】(果樹)
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登録番号 | 第11861号 |
登録年月日 | 2004年 3月 9日 | |
農林水産植物の種類 | もも | |
登録品種の名称及びその読み | あまとう2号 よみ:アマトウ2ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 株式会社福島天香園 | |
品種登録者の住所 | 福島県福島市荒井字上町裏2番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 斎藤賢一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「川中島白桃」に「紅国見」を交配して育成されたものであり、果形が扁円、果実の大きさがやや大、果皮の地色が緑白、果肉の色が乳白の育成地(福島県伊達郡国見町)では7月下旬に成熟する早生種である。樹姿は中間、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さ及び節間長は中、枝梢の色は赤褐である。葉の形は長、葉縁の波打ちは中、葉の大きさは大、色は濃緑、光沢は中、蜜腺の形は腎である。花形は普通咲、花の大きさは中、花弁の数は単弁、形は長楕円、波打ちは有、大きさは中、色は桃、雌ずいの健否は少、花粉の有無は有、がく筒内壁の色は濃黄、がく筒の形は鐘、がく片先端の形は鈍である。果実の外観は扁円、果頂部の形は凹、凹みは中、梗あの深さはやや深、広さは中、赤道部及び果頂部の縫合線の深さは中、果実の大きさはやや大、果皮の地色は緑白、果皮の着色の多少は多、濃さは濃、形はぼかし、果面の毛じの有無は有、密度は粗である。切った直後の果肉の色は乳白、果肉内の着色は少、核周囲の着色は微、果肉の粗密は中、果肉繊維の多少は少、果皮の剥離性は難、肉質は溶質、果汁の多少及び甘味は多、酸味及び渋味は微、苦味は無、香気は微である。核と果肉の粘離は粘核、核の形は楕円、大きさは中、色は褐、核面の粗滑は中である。開花期及び発芽期は中、成熟期(満開から成熟までの日数)は91~100日で育成地においては7月下旬である。果実の着色の難易は易、生理落果の多少、核割れの多少及び裂果は少である。「暁星」及び「紅国見」と比較して、果面の毛じが粗であること、果皮の地色が緑白であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成4年に育成者のほ場(福島県伊達郡国見町)において、「川中島白桃」に「紅国見」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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