『センネン画報』とは? わかりやすく解説

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『センネン画報』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 09:19 UTC 版)

今日マチ子」の記事における「『センネン画報』」の解説

大学卒業前後2004年200号迎えたJuicy Fruits』を休刊入れ替わり同年7月28日知ったばかりのブログ開設し、このブログ1ページ漫画『センネン画報』の掲載始める。『センネン画報』は当初はナンセンスギャグ中心モノクロ漫画であったが、萩原朔太郎宮沢賢治などの近代詩読み返したことをきっかけ作風変化一度モノローグ増えた後で言葉自体いらなくなり、思春期少年少女中心に据えたサイレント作品となった叙情性エロスに関しては、小学生ころから好きだった寺山修司源流としてあるという)。この変化平行してコピック着彩による、青を基調とした透明感のある画風確立、また文房具包装紙といった身近な物を作品の中で暗喩的に用いる独特の手法を開拓する。 『センネン画報』は口コミ人気が拡がっていったことから次第知られるようになり、2006年および2007年2年連続文化庁メディア芸術祭において審査委員特別推薦作品入選2008年には太田出版より、書き下ろし漫画加えた選集版として『センネン画報』を出版2010年にはオールカラーで第2巻刊行された。前者には森見登美彦後者には松本隆による推薦コメントが帯に付されている。どちらもTBS『王様のブランチ』書籍紹介コーナーでも紹介され第2巻紹介された際には作者インタビュー模様放送された。 『センネン画報』はその名の通り1000目標始められたが、この目標2007年7月7日達成された後も続けられ今日マチ子ライフワーク的な作品となっている。2012年4月から少女戦争テーマにした新たなシリーズ「いちご戦争」の掲載開始され2014年7月作品集として刊行翌年第44回日本漫画家協会賞大賞受賞した2018年5月出版から10年経過することを記念して、オールカラーの増補改良版センネン画報10 years』の刊行発表されている。

※この「『センネン画報』」の解説は、「今日マチ子」の解説の一部です。
「『センネン画報』」を含む「今日マチ子」の記事については、「今日マチ子」の概要を参照ください。

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