『みかこさん』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 09:19 UTC 版)
この間の2005年ころ、みくに出版の編集者から人づてに講談社『モーニング』の編集者を紹介され持ち込みを行い、この編集者の指導で以後毎週、既存の漫画作品を模写した絵を見せに行くようになる。その後この編集者から紹介され、『Ns'あおい』を連載していたこしのりょうのアシスタントを半年間経験、ここで漫画制作の基本的なノウハウを学んだ。この期間にまとまったページ数の漫画も描き、『モーニング』主催のちばてつや賞のほか『アフタヌーン』『りぼん』『アックス』などさまざまな雑誌へ投稿していたが、成果は得られなかった。他方でフジテレビのサイトで『七夕委員』、三井住友銀行のサイトで『ミドリさん』を連載するなど、漫画誌以外では漫画の仕事が入っていた。 その後前述のように『センネン画報』が書籍化され、これを『モーニング』の編集者にも送ったところ、『センネン画報』のような路線でネームを切るように指示される。こうして生まれたのが『モーニング』の公式サイトなどで連載された、無口な女子高生を主人公とした青春ものの作品『みかこさん』であった。『みかこさん』は、毎回4ページのカラーコミックで、路線や手法は『センネン画報』を引き継ぎながらも、主要人物二人(のち4人)の心の動きやすれ違いを追いながら『センネン画報』にはないストーリー性を持った作品となっている。連載は2009年1月から2013年10月まで続き、単行本は全7巻で刊行、巻数としてはこれまでの今日作品のなかで最長の作品である。
※この「『みかこさん』」の解説は、「今日マチ子」の解説の一部です。
「『みかこさん』」を含む「今日マチ子」の記事については、「今日マチ子」の概要を参照ください。
- 『みかこさん』のページへのリンク