「キーワードの除外」機能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 07:38 UTC 版)
「Googleのサービス」の記事における「「キーワードの除外」機能」の解説
2014年半ばごろから散見されるようになった機能。複数のクエリの組み合わせで検索した際に、一つ、あるいは複数のクエリの上に打ち消し線が引かれ、ユーザーが入力したキーワードが無効化される。ガイドラインにこの機能の掲載はない。 ここでは長らく「未指定機能」としていたが、2018年7月10日ごろ、表示される文字列が「未指定」から「含まれない」に変更された為、暫定的に機能名を変更した。 機能の概要としては、「クエリを除外した検索結果が優先的に画面の上部に表示され、未指定/Missing:(リンクの下部に否定線のかけられたクエリ)とスニペット下に小さく表示され、一つ、あるいは複数の指定したクエリが無効化されてしまう」というものである。 出現する条件は不明だが、極端にヒット数が少ない場合、複数個の検索クエリを指定した場合に起こりやすい。2つ指定した場合、クエリが単一の場合でも、単語の一部のみを抽出して除外することもある。 おおそそが1ページ辺り1、2件程度ないし検索結果の改変が行われないが、多いときにはページの検索結果の大多数が「含まれない」のフィルターのかかったものとなる。 例を挙げると「周延」と検索した際の検索結果は約 1,420,000 件だが、これに「的」を追加して「周延的」とすると検索結果は約 1,360,000 件に減少するほか、 未指定: 的とスニペット下に表示される記事(ヒット件数の水増しともとれる)が1ページ目に複数出現する。(これを回避するために「周延的」を囲って検索しても11万件もヒットする為、出現条件はエンジン側の独自のルーチンでなされている可能性が高い。) 指定した情報を求めるユーザーにとって、この機能はノイズとして機能しているものであり、完全一致検索などの強制力のある演算子を含まない限りはマイナーな情報になればなるほど意図した検索結果が必然的に導きづらくなるものである。 指定した単語、文字のほとんどを除外された場合でも、未指定反映のされた検索結果には「入力したクエリと全く無関係なページ」「類似性のあるページ」「クエリを指定した場合に検索候補として表示されうるページ」のいずれも含まれえるため、この機能がどの程度検索結果に影響を及ぼしているかは未知数である。 なお、検索結果を改変するこの二つの機能を抑制するオプションは2018年12月10日現在、存在しない。 また、英語版Googleでは試験的な「指定した検索結果のみを表示する」機能が利用できる。 これは、「含まれない」が反映された検索結果の横に「クエリが含まれる検索結果のみを表示」というリンクがあるものであり、これをクリックすると「未指定」の結果を自動的に省いた検索結果のページに移行するものである。日本版では併記時点(2019年10月3日)は使用不可能。
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