アモルファス【amorphous】
アモルファス
【英】Amorphous
アモルファスとは、固体を構成する原子や分子、あるいはイオンが、結晶構造のような規則性をもたない状態のことである。
アモルファスの材料には、半導体としての電気的特性を示すアモルファス半導体と呼ばれる物質がある。主に使用されているのは、シリコン(Si)材が用いられるアモルファスシリコンで、太陽電池の原素材や複写機の感光ドラムなどに使用されている。
アモルファス
アモルファス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:12 UTC 版)
詳細は「アモルファス」を参照 非結晶性のアモルファスは、液体のような乱雑な構造を持つ。しかし分子は比較的固定されているため、通常は固体に分類される。有名な例としては、ガラス、ゴム状態(合成ゴムなど)、ポリスチレンやその他のポリマー等が挙げられる。多くのアモルファスはガラス転移温度以上になると軟化し、液体状になる。 ある種の液体は非ニュートン流体であり、せん断応力に依存して粘度が決まるため、一定の流れの条件の下ではアモルファス固体となる。簡単に説明する例は、コーンスターチの懸濁液であり、これは止まっている時には液体だが、突然力が働くと固体のように振舞う。この性質はダイラタンシーと呼ばれる。一方、ペンキ等のように、チキソトロピーとして知られる全く逆の効果を示す懸濁液もある。
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