アモルファスホウ素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 16:21 UTC 版)
「ホウ素の同素体」の記事における「アモルファスホウ素」の解説
アモルファスホウ素は、規則的な二十面体構造のB12が長距離秩序を持たず互いにランダムに結合した構造を取る。純粋なアモルファスホウ素は1000°C以下の温度でジボランを熱分解させることで合成される。1000°Cでアニール処理をすることで、アモルファスホウ素はβ-菱面体ホウ素へと相転移する。スパッタ蒸着やレーザーアシスト化学気相蒸着によって厚さ30から60 nmのナノワイヤーやナノファイバーを作ることができ、それらもまた1000℃でアニール処理をすることにより相転移してβ-菱面体ホウ素のナノワイヤーとなる。
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