麻疹 歴史

麻疹

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/20 03:29 UTC 版)

歴史

紀元前3000年頃の中近東地域が、最初の流行地であったと考えられている[7]

日本では、平安時代以後度々文献に登場する疫病の一つ「あかもがさ赤斑瘡/赤瘡)」は今日の「麻疹」に該当するというのが通説である。江戸時代には13回の大流行が記録されており、1862年の流行では江戸だけで、約24万人の死者が記録されている[7]。古くから「はしかのようなもの」と表現され、一生に一度だけ感染するという意味で成長期の通過儀礼と捉えられた[7]。歴史上の人物でも麻疹(成人麻疹)が元で死亡した例も多く、平安時代では藤原嬉子藤原道長の六女)が皇子(後の後冷泉天皇)を出産後に薨去したほか、鎌倉時代には御家人の三善康連と執権北条時頼の娘が、江戸時代には幕府5代将軍の徳川綱吉但馬国出石藩主の仙石政美などがそれぞれ麻疹に感染し死亡している[47]

また、1824年にはイギリスを外遊していたハワイ王国カメハメハ2世国王一行が相次いで麻疹に感染し、王妃のカママル、カメハメハ2世が相次いで客死した。太平洋諸島の人々に麻疹の免疫がなかったことが要因とされる[47]

フェロー諸島では1781年を最後に麻疹が報告されていなかったが、1846年にコペンハーゲンから訪れた旅行客により、島民約8000人中約6000人が罹患するアウトブレイク状態となった[48]。この際、1781年の流行を経験した65歳以上の島民は感染しなかったことから、麻疹は一度感染すると再感染しないという発見に繋がったとされる[48]

日本では2007年以前は麻疹発生数の正確な統計が行われていなかったが、2001年の流行を契機に開始された"1歳の誕生日にワクチンを"や、2006年度よりの第2期接種の開始、2008年度よりの第3期/第4期接種の開始により、2008年の報告数は11,005件(2009年1月6日現在)、2009年の報告数は702件(2009年11月18日現在)と大幅に減少した。ウイルスの遺伝子検査によれば、日本古来の土着ウイルスによる発症例は2010年5月が最後となり、以後、海外から持ち込まれた型による発症例のみとなった。厚生労働省は、2013年9月に排除状態と宣言。2015年に世界保健機関による排除認定を得た[49]

麻疹は子供の病気であると誤解されていることがあるが、2008年現在、報告のうち4歳以下の症例は15%にも満たず、10代から20代の患者が多数を占めている[50]。2009年は報告のうち4歳以下の症例が40%を占めており多数となった[51]。ただし、麻疹による死者は日本でも減少しており、2000年以降は年間20人以下である。

近年における麻疹の日本での流行

流行しているウイルスの型は、数年毎に変化している。国立感染症研究所によると2008年までは、いわゆる土着株の遺伝子型D5型(バンコク型)が流行していたが、2009年からは日本国外由来のD9型やD8型が検出された[52]。2011年以降はD4型、D9型、D8型、G3型が検出されD5型は検出されず、流行株の推移は、日本国外の流行地であるヨーロッパ東南アジアを反映している[52]

2014年以降は、B3型が最も多く、次いでD9型、D8型が検出されている[53][54]。日本国内で2012年に生じた麻疹の小規模な集団感染を解析した研究者によれば、発症した子供の多くの保護者は「片親」「外国籍を有し日本語の案内を読めない」などの社会的弱者であり、またワクチン接種歴が無い場合が多かったとしている[55]。また、第1期接種の対象は1歳児とされているため、定期接種の対象から外れている0歳児をどのように守るのかが課題となると問題提起している[55]

2001年

患者報告数が定点あたり11.20人(推計患者数 約27.8万人)[56]という大流行があり[57]、これを契機に予防接種率の向上や、1歳の誕生日に予防接種を行うキャンペーンが展開された。

2006年

茨城県千葉県での地域流行が起こり、茨城県は96例[58]、千葉県は定点報告数で90例[59]

2007年

南関東を中心とした地域流行が発生し、各地に飛び火した。10歳から29歳の世代という比較的高年齢に発生が集中したことが特徴である[60]

東京都での成人麻疹の流行により、2007年7月27日現在で、高等学校3校、高等専門学校4校、短期大学8校、大学83校が臨時休校し、高等学校・高等専門学校・短期大学・大学で1,657人の患者が発生した [61]

この対策のため、流行の中心地である東京都では都立学校の生徒・児童の内のワクチン未接種かつ未罹患者への有償での予防接種の実施、都内市区町村立学校の児童・生徒に対する市区町村が行う措置の支援、私立学校の児童・生徒に対しても同等の支援を行うこととした[62]

東京都の対策とは別に、東京都の市区においても緊急の予防接種が実施された[63]

麻疹・成人麻疹の流行により麻疹ワクチン・MRワクチンの需要が急増し、定期接種ワクチンが前年よりMRワクチンに移行された影響も重なり、全国的にワクチン在庫が不足する事態が生じた。麻疹ワクチンMRワクチンは1歳〜2歳未満・小学校就学前の1年間を定期接種により優先され、それ以外の世代では、緊急接種を除き、ワクチン接種の前に抗体検査を行うことが推奨されたが、それにより一時的に検査試薬が不足する事態を招いた。

10歳〜29歳の麻疹・成人麻疹が多くみられた原因として、定期接種世代の時点で使用されていたMMRワクチンの副反応の影響による接種率の低迷、麻疹発生の減少により、ブースター効果が期待できなくなったことで、抗体価が低下し修飾麻疹が発生したことなどが考えられる[64]

2008年

神奈川県(2008年9月30日現在、3515件)、北海道(1453件)、東京都(1148件)、千葉県(1032件)、福岡県(670件)で地域的流行が発生した[65]

全体の35%を占める神奈川県での流行は、横浜市(2008年10月2日現在、1466件)、横須賀市(679件)が中心[66]であり、横浜市ではこの事態を受けて、2008年3月21日より2009年3月20日の1年間の時限措置として、「定期予防接種対象者を除く1歳〜高校3年生に相当する年齢で、麻しん予防接種を1度も受けておらず、麻しんにり患していない方」を対象にした市費負担による予防接種(任意接種)を実施している[67]

同様に横須賀市では、2008年2月1日より3月31日の2ヶ月間の時限措置として、「2歳から高校3年生(相当年齢)で、麻しん予防接種を未接種、かつ麻しん未罹患の人(小学校入学前1年間の児童を除く)」に定期外予防接種を実施した[68]

2012年

岡山県美作保健所管内で2012年(平成24年)1〜2月にかけ5例の患者が発生し[69]、患者全員からD9型麻疹ウイルスが検出された。5例目の患者はカタル期に200名を超える接触者があり、感染拡大が懸念されたが接触者調査と感染拡大防止に取り組み、3月22日に終息宣言を行った。

1例目から4例目まではワクチン接種歴無し
  • 1例目、1月1日にフィリピンから帰国した6歳女子が1月11日に発熱し医療機関を受診、1月17日にPCR検査で麻疹陽性。
  • 2例目、1月19日に1例目の女児の双子の兄6歳が発熱し医療機関を受診、1月20日にPCR検査で麻疹陽性。
  • 3例目、2月4日に1,2例目と異なる医療機関より入院中の13歳男児が発熱し2月8日にコプリック斑が確認され、2月9日にPCR検査で麻疹陽性。(3例目は、1例目、2例目との明らかな接触は認められない)
  • 4例目、3例目と同じ医療機関に1月23日〜2月1日まで入院していた1歳4カ月の女児が、2月4日に発熱、2月7日に発疹、2月8日にコプリック斑が出現。2月10日にPCR検査で麻疹陽性。
  • 5例目、4例目の女児の叔母44歳が2月14日発熱し、医療機関を受診。しかし、医師は、麻疹の可能性を年齢を根拠に否定したが、その後2月17日発疹やコプリック斑が認められ2月18日PCR検査で麻疹陽性。

感染拡大を防止するため、5例目感染者の2月13日から17日までの行動調査及び接触者調査が実施され、勤務先、立ち寄り先での接触者は254人であった。接触後3日以内のワクチン接種が必要とされていることから、2月17日に感染者の発生報道が報道機関よりなされ、2月18日からは臨時のワクチン接種外来を設置し、46人に緊急のワクチン接種を実施した。

さらに、2月20日にはワクチン未接種者26人を対象として、保健所で21人にPA法の体検査を実施した。また、抗体検査の結果、抗体価64以下の人に対し、医療機関への受診を勧奨しワクチン接種または、γグロブリン投与を行い経過観察がされた。その後、感染を疑われる数例があったが、新たな感染者は報告されなかった。

イギリスウェールズでは、1219名が感染。この流行の原因は、1998年にイギリス人医師アンドリュー・ウェイクフィールドによる「MMRワクチンが自閉症を引き起こす恐れがあると示唆する」と『ランセット』で論文発表の結果、ワクチン接種率が低下したことによる[70]

2014年

日本では、2014年に2006年以降最大の患者数が報告された2008年を上回るペースで患者の報告がされている[55]。ただし流行の規模は小さく数十人単位の小規模な流行であるが、海外渡航経験の無い患者が増加しており二次・三次感染感染が起きている[55][71]

2015年

2015年3月27日、世界保健機関は日本を麻疹の「排除状態」にあると認定した。「排除状態」は、日本に土着するウイルスによる感染が3年間確認されない場合に認定される(2014年の流行などは、日本国外から持ち込まれたウイルスのため、判断に影響していない)[72]

2016年

8月、インドネシアバリ島で感染し帰国した兵庫県在住の男性が、大阪府関西国際空港を利用した際に空港職員[73]や医師に感染が広がった[74][75][76]。またこの男性は、8月14日に千葉県千葉市幕張メッセで開催されたジャスティン・ビーバーコンサートを鑑賞しており、千葉県内でも感染が広がった[74][75]

遺伝子検査の結果、H1型と診断された5例は遺伝子配列も一致、もしくは一致している可能性が高いという結果が得られ、そのうち4例は7月31日に関西国際空港を利用していた[77]。一方、千葉県を中心にD8型が15例検出されている[78]

2013〜2015年、WPR(Western Pacific Region, WHO西太平洋地域)において優位に検出された麻疹ウイルスの遺伝子型および地理的分布は、H1(中華人民共和国を中心としてモンゴルからインドシナ半島北部)、B3(フィリピン群島とベトナム中部)、およびD8とD9(マレー半島からスンダ列島)であった[79]

2018年

4月に台湾から沖縄県への台湾人旅行者が感染源となり[80]、沖縄県内で各地からの旅行者と接触した人に感染が広がり、5月11日時点で119人の感染者が確認されている[81]沖縄本島で流行した麻疹は、遺伝子型D8麻疹ウイルス遺伝子で[82]、他地域でも同型が検出された[83]

近年における麻疹の日本国外での流行

アメリカ合衆国

アメリカ合衆国では、一時、国内での麻疹の根絶が宣言されたが、海外旅行者が国外からウイルスを持ち帰ったり、麻疹の記憶が薄れたことによって保護者が予防接種を怠ったりなどの理由で、2011年から流行している。2011年は508例が報告されている。2010年以前の過去10年では年平均で約60例であり、2011年に入って数倍に膨れ上がっている[84]

アメリカ合衆国では、2014年の感染症例数は27州で644件と過去最高を記録し[85][86]、12月よりカリフォルニア州で50名を超える患者が発生したことが報道された[87]アメリカ疾病予防管理センター (CDC) の発表によれば、この患者のうち、42名はディズニーランドでの集団感染であった[87]。これに対しカリフォルニア州の保健当局は、ワクチン接種を受けていない高校生20名の自宅待機を命じた[85]

この事態の背景には、科学的に全否定されているが「MMRワクチン自閉症に関係があるのではないか」という根拠のない不安と[86]、予防接種の安全性を疑問視する保護者が子供への予防接種を避けるため、幼児のワクチン接種率が低下している事が原因にある[85]

2019年4月9日、ニューヨーク市保健局は公衆衛生上の緊急事態を宣言[88]

フランス

フランスでは、2007年はほぼ根絶状態にあったが、感染者は復活し、2008年から2011年の間に2万人が罹患した。2017年の感染者数は

イギリス

イギリスでは、1998年に新三種混合ワクチンへの抵抗が強かったウェールズ南西部などで、2012年から麻疹が流行し始め、1200人以上の感染者を出した[89]

イタリア

イタリアでは2000年代から2010年代にかけて、MMRワクチンの接種と自閉症の発症に関連性があるとの噂が流れ、ワクチンへの信頼性が低下。予防接種を受ける子供の数が減ったため、麻疹患者が3倍増となった。これを受け2017年より、予防接種が義務化されている[90]。しかし、イタリアの政党「五つ星運動」など、反ワクチンの主張をする政党も存在し、その勢いは強い。五つ星運動は、2018年3月の選挙において勝利しており、このときには「ワクチンの強制接種は自殺行為」と、ワクチン接種の義務化に反対する公約を掲げている。2018年8月には、予防接種の義務化は廃止された[91][92][93]

ベトナム

ベトナムは麻疹の発生が多く、視覚障害者60万人のうち95%が薬や病気が原因で、麻疹が主な原因である。そのため日本は「麻疹抑制計画」に対する無償資金協力をしている。

サモア

2019年11月、サモアでは麻疹が流行。4歳未満の子供48人を含む53人が死亡した。サモア政府は政府職員らをワクチン接種キャンペーンに参加させるため、同年12月5日から6日にかけて政府機関を閉鎖すると発表した[94]2019年のサモアにおける麻疹の流行英語版)。

千葉血清製ワクチンの抗体獲得性の問題

2001年に、沖縄県中部地区で千葉県血清研究所(千葉血清)製ワクチン既接種者を、千葉血清が検査した結果、136検体中111検体に麻しん抗体が認められた(抗体保有率82%)。同一の検体を沖縄県中部地区医師会が別の検査機関に依頼した所、141検体中19検体に麻しん抗体保有が認められた(抗体保有率13%)[95]

  1. 沖縄本島での3歳児健康診査にて2866名の接種歴と麻しん罹患状況を調査した所、沖縄県中部地区のみワクチンの有効性が低いという結果が得られている[95]
  2. 2006年の茨城県内での麻しん発生での調査において、患者の多くが千葉血清製ワクチン既接種者であったが、これについて茨城県竜ヶ崎保健所は「免疫のつき方が弱かったか、一度ついた免疫が次第に弱まってきた可能性が考えられる」としている[96]
  3. 2008年の川崎市内の麻疹発生において、千葉血清製ワクチンを接種した世代に麻疹が特異的に発生した[97]

注釈

  1. ^ ウイルスは世界保健機関 (WHO) の分類により現在AからHの8群、22遺伝子型に分類されている。

出典

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