カメハメハ2世とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 政治家 > 統治者・君主 > ハワイ国王 > カメハメハ2世の意味・解説 

カメハメハ2世

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/05 05:31 UTC 版)

カメハメハ2世
Kamehameha Ⅱ
ハワイ国王
カメハメハ2世肖像画
在位 1819年5月20日1824年7月14日

全名 Kalani Kaleiʻaimoku o Kaiwikapu o Laʻamea i Kauikawekiu Ahilapalapa Kealiʻi Kauinamoku o Kahekili Kalaninui i Mamao ʻIolani i Ka Liholiho
カラニ・カレイアイモク・オ・カイウィカプ・オ・ラアメア・イ・カウイカウェキウ・アヒラパラパ・ケアリ・カウイナモク・オ・カヘキリ・カラニヌイ・イ・ママオ・イオラニ・イ・カ・リホリホ
出生 1797年11月
ハワイ王国 ハワイ島ヒロ
死去 1824年7月14日(26歳没)
イギリス ロンドン
埋葬 1825年5月11日
ハワイ王国 オアフ島ホノルル ハワイ王室霊廟英語版
王弟 カメハメハ3世
配偶者 カママル英語版
  キナウ英語版
  ケカウルオヒ英語版
  カラニパウアヒ英語版
  ケカウオノヒ
家名 カメハメハ家英語版
父親 カメハメハ1世
母親 ケオプオラニ英語版
サイン
テンプレートを表示

カメハメハ2世ハワイ語: Kamehameha II, 1797年11月 - 1824年7月14日)は、ハワイ王国第2代国王(在位: 1819年5月20日 - 1824年7月14日)。

先代のカメハメハ1世(カメハメハ大王)とその第一王妃との間に生まれ、5歳の時から跡継ぎとして教育された。1819年5月に父カメハメハ1世が死去し国王の座に就いたが、行政は父の寵愛を受けた継母で摂政カアフマヌ首相の手に握られ、実質的な権力はほとんど持たなかったといわれる。

カアフマヌはカメハメハ1世の死後すぐに、カメハメハ2世の名においてハワイにあったカプと呼ばれる多くの伝統的タブーを廃止した。これは当時絶大な力を持っていたカフナ(神官)たちの権威を失墜させることで、父ほどのカリスマ性を持たないリホリホの王位と王政を維持しようという戦略であったとも言われている。

またキリスト教宣教師が初めてハワイに上陸したのもこの王の治世下であった。宣教師の到来とともに、布教上の必要もあって英語のアルファベットによる文字教育が始められた。このことによってハワイの教育水準は上がったが、それまでの口承文化が衰え、複雑な母音子音がアルファベットに合わせて統合簡略化されたため、古来から伝わるハワイ語の正しい発音が永遠に失われることにもなった。

1823年11月、カメハメハ2世と王妃はイギリス遊覧のため6名の近臣らとともにイギリス捕鯨船ライグル号に同乗、翌年5月21日ポーツマスへと渡った。上陸後、名勝古跡を訪ね歩く二週間のあいだに一行全員が免疫を持っていなかった麻疹病に罹患し、先に王妃が斃れ、次いでカメハメハ2世も看護のため運び込まれたウィンザー皇宮にて客死した(1824年7月14日)。のちに予定されていたジョージ4世との会見は果たせなかったが、ハワイから携えてきたキャプテン・クックの遺骨の残部は、彼ジェームズ・クックの寡婦におくったとされる。

王位は、弟カウイエカウリがカメハメハ3世となって跡を継いだ。

カメハメハ2世
カメハメハ朝英語版

1797年11月 - 1824年7月14日

爵位・家督
先代
カメハメハ1世
ハワイ国王
第2代:1819年5月20日1824年7月14日
次代
カメハメハ3世




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「カメハメハ2世」の関連用語

カメハメハ2世のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



カメハメハ2世のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのカメハメハ2世 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS