天満屋ストア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/29 10:47 UTC 版)
概要
グループの中核会社である株式会社天満屋は非上場企業であるのに対し、東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場。 なお、天満屋ストアの筆頭株主は、天満屋と同じく伊原木家が関係し、同グループの不動産賃貸を行っている丸田産業株式会社であり、天満屋ではない[1]。
2016年(平成28年)3月1日に100%子会社の天満屋ハピーマートを吸収合併した[4][広報 1]。天満屋ストアと天満屋ハピーマートは、合併をにらんで2014年秋から一部の食品で共同仕入れを開始したり、2015年春から共通の折り込みチラシの作成、店長クラスの人事交流を進めたりするなど、統合に向けた動きがあった[5]。
プライベートブランドとして、2018年よりセブン&アイ・ホールディングスのセブンプレミアムを取り扱っている。それ以前はオール日本スーパーマーケット協会のくらし良好を扱っていた[6]。
ドムドムハンバーガーの中国地方四国地方においての出店は2024年01月13日現在、岡山県内の天満屋ハピータウン3店舗(原尾島店・岡南店・児島店)のみである[7]。
沿革
1969年(昭和44年)4月1日 に会社設立[1]。 1972年(昭和47年)には天満屋ハピータウン1号店を岡山県玉野市に開業し、1996年(平成8年)には天満屋ハピーズ1号店を岡山県井原市に開業[広報 3]。
年表
- 1969年(昭和44年)
- 1971年(昭和46年)4月 - 本部を岡山市(現・中区)国富に移転。
- 1972年(昭和47年)7月 - 天満屋ハピータウン玉野店(天満屋ハピータウン1号店)を開業。
- 1974年(昭和49年)4月 - 本部を岡山市(現・北区)岡町に移転。
- 1975年(昭和50年)11月 - 天満屋ハピータウン東福山店を開業(広島県1号店)。
- 1984年(昭和59年)9月 - 株式会社ポムアンを設立し、婦人服の専門店を開始。
- 1988年(昭和63年)
- 2月 - 天満屋ハピータウン児島店を開業。
- 2月 - ハピーカード(自社カード)を発行し、カード事業を開始。
- 1989年(平成元年)10月 - 大阪証券取引所市場第二部に株式を上場。
- 1990年(平成2年)11月 - 広島証券取引所に株式を上場。
- 1992年(平成4年)3月 - 株式会社府中天満屋を吸収合併[1]。
- 1996年(平成8年)
- 3月 - 天満屋ハピータウン善通寺店を開業(香川県1号店)。
- 11月 - 天満屋ハピーズ1号店として井原店を開業。
- 1997年(平成9年)12月 - テンマヤストア岡輝店を天満屋ハピーズに建て替え。
- 1999年(平成11年)4月 - 天満屋ハピータウンポートプラザ店(大型テナントとの複合SC1号店)を開業(イトーヨーカドー福山店(のちのゆめタウン福山)と同時に開業)。
- 2000年(平成12年)3月 - 広島証券取引所が東京証券取引所に吸収されたことに伴い、広証単独上場銘柄の取扱規程により市場第二部に承継。
- 2002年 (平成14年)業績悪化のため、天満屋ハピータウン備前店(アルファビゼン)を閉店。
- 2006年(平成18年)7月 - シネマタウン岡南(シネマタウン1号店)を開業。
- 2011年(平成23年)
- 11月 - 天満屋ハピータウン円山店を天満屋ハピーズに建て替え。
- 11月 - Edy付きハピーカードの発行開始。
- 2014年(平成26年)
- 1月 - セブン&アイ・ホールディングスと資本業務提携。同社の持分法適用会社となる。
- 10月23日 - セブン銀行の現金自動預け払い機(ATM)を一部店舗より設置・運用開始[9]。
- 11月21日 - イトーヨーカドーのプライベートブランド(PB)の衣料品と野菜の販売を一部店舗より開始[10]。
- 2015年(平成27年)
- 2016年(平成28年)
- 2017年(平成29年)
- 3月1日 - 天満屋ハピータウン・メルカを全館改装オープン、玉野市立図書館・中央公民館が導入される。
- 8月 - 電子マネー「nanaco」の全店導入開始。
- 2018年(平成30年)6月 - セブン&アイ・ホールディングスのPB「セブンプレミアム」の全店導入開始。
- 2019年(平成31年/令和元年)
- 2020年(令和2年)
- 2022年(令和4年)
店舗展開
天満屋ハピータウン
- 岡山市
- 北区 : 岡北店
- 南区 : 岡南店
- 中区 : 原尾島店
- 東区 : 西大寺店
- 倉敷市 : 児島店
- 総社市 : リブ総社店
- 玉野市 : 玉野店
- 浅口市 : 鴨方店
- 高梁市 : 天満屋ハピータウン 高梁店
- 福山市 : ポートプラザ店
- 府中市 : 府中天満屋、びんご府中[18]
天満屋ハピーズ
- 岡山市
- 北区 : 津島店、岡輝店、京山店、昭和町店、北長瀬店、吉備津店、卸センター店、金川店、足守店、大安寺店、下中野店、岡山駅前店
- 中区 : 円山店、国府市場店
- 南区 : 泉田店
- 倉敷市 : アリオ倉敷店、倉敷中島店、
笹沖店、玉島店、真備店、老松店、 くらしき食彩館 - 津山市 : アルネ津山店、東一宮店、 高野店、小田中店
- 赤磐市 : 山陽店、赤坂店
- 総社市 : 総社溝口店
- 笠岡市 : 笠岡美の浜店
- 井原市 : 井原店
- 真庭市 : 落合店
- 鏡野町 : 鏡野店
- 和気町 : 和気店
- 八頭町 : 郡家店[18]
ハピーマート
- 倉敷市 : 田の口店
- 笠岡市 : 笠岡吉田店
- 赤磐市 : 吉井店
- 久米南町 : 弓削店[18]
かつて存在した店舗
別店舗形態に変更した店舗も含む。
天満屋ハピータウン
岡山県
- 総社店→総社駅前店 - 総社市駅前1-7-10、1973年(昭和48年)12月開店ー1996年2月閉店[19]。天満屋ハピータウンリブ総社店開業と共に総社駅前店に改称。1984年8月、リブ店との差別化、平日商圏のシェアアップを図る為のリノベーションを推進、併設する総社国際ホテルを拡充する事となり、4階をブライダルフロアに改装オープン[20]。ホテルは、2006年(平成18年)6月に閉館。
- 東岡山店 - 岡山県岡山市下455-1[21]、1983年12月16日開店[21]、売場面積2991㎡[21]。
- 円山店 - 岡山県岡山市円山115-1[21]、閉店後改築され「天満屋ハピーズ円山店」として再開業。
- 久世店 - 真庭市久世2418[22]、1996年4月26日開店[22]-2009年2月28日閉店[23]。ダイエー久世店の跡に入居していた。
- 備前店 - 備前市西片上1226[22]、1984年10月26日開店[22]-2002年2月24日閉店[24]。再開発ビル「アルファビゼン」に入居していた。
広島県
香川県
- 店舗面積9,076m2[1]。
- 2009年(平成26年)10月23日に新装開店し、レインボーロード店に改称[30]。香川県2号店)。
- 後継店舗として2013年(平成25年)10月25日1階にハローズ高松レインボー店が開店し、11月1日2階にヤマダデンキテックランドNew高松レインボーロード店が開店[31]。
テンマヤストア
天満屋ハピーマート
「テンマヤハピーマート」と名乗っていたときの店舗、天満屋ストアに吸収合併されたのち天満屋ストアの展開する屋号の一つとしての「ハピーマート」の店舗も含む。
岡山県
- 岡山市
- 北区 : 大安寺店、京山店、足守店、吉備津店、西古松店
- 中区 : 江崎店
- 東区 : 平島店
- 南区 : 中畦店、浜野店
- 倉敷市 : 茶屋町店、福島店、西阿知店、中庄店、玉島中央店、倉敷西坂店、大高店、老松店
- 総社市 : 総社溝口店
- 笠岡市 : 吉田店
- 赤磐市 : 赤坂店
- 瀬戸内市 : 邑久店
- 和気郡和気町 : 和気店
- 久米郡美咲町 : 亀甲店
広島県
- 福山市 : 新市店、千田店、御門店、蔵王店、三吉店、駅家店、府中店(現在営業している府中天満屋とは別の店舗)、サファ福山店、幕山店
鳥取県
- 八頭郡八頭町 : 郡家店
キップス (Kipps)
岡山県
ハピッシュ
岡山県
- 岡山市
- 北区 : 金川店、下中野店
- 中区 : 国府市場店
- 津山市 : 志戸部店、高野店、小田中店
- 赤磐市:山陽店[35]
ハピーズミニ
出店を断念した店舗
- 天満屋ハピータウン津山平福店 - 1996年2月に出店を表明。1998年9月1日開店予定で、3階建てで売場面積12,500㎡を予定していた。[38]
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae 流通会社年鑑 2003年版, 日本経済新聞社, (2002-12-20), pp. 276-278
- ^ 「地場独立系」売上高トップは天満屋|東京商工リサーチ
- ^ 天満屋グループ企業
- ^ a b “天満屋ストア ハピーマートを合併 16年春、一括仕入れで経費削減”. 山陽新聞 (山陽新聞社). (2015年7月27日) 2015年9月6日閲覧。
- ^ “天満屋ストア ハピーマートを合併 来年3月 一括仕入れで経費削減”. 山陽新聞. 山陽新聞社. (2015年7月28日)
- ^ 株式会社ロジスティクス・パートナー. “天満屋ストア/「セブンプレミアム」全店導入、「くらし良好」と切り替え”. 流通ニュース. 2019年5月21日閲覧。
- ^ “中国地方|店舗案内|ドムドムハンバーガー【公式サイト】”. ドムドムハンバーガー 公式サイト (2019年). 2024年1月13日閲覧。
- ^ 岡山県史編纂委員会『岡山県史 年表・総目次』岡山県、1991年、552頁。
- ^ “天満屋ストア セブン銀ATM設置 系列2店、24日から運用”. 山陽新聞 (山陽新聞社). (2014年10月23日) 2015年9月6日閲覧。
- ^ “天満屋ストア、ヨーカ堂PB販売 21日から衣料品と野菜”. 山陽新聞 (山陽新聞社). (2014年11月19日) 2015年9月6日閲覧。
- ^ “天満屋ストアが移動スーパー開始 岡山市内で高齢者世帯を巡回”. 山陽新聞 (山陽新聞社). (2015年1月13日) 2015年9月6日閲覧。
- ^ “天満屋が小型店、基幹店遠い顧客獲得 24日浅口に1号店”. 中国新聞 (中国新聞社). (2015年4月9日). オリジナルの2015年5月18日時点におけるアーカイブ。 2015年9月22日閲覧。
- ^ “天満屋が浅口に初サテライト店 ハピータウン内、婦人服など販売”. 山陽新聞 (山陽新聞社). (2015年5月2日) 2015年5月7日閲覧。
- ^ “ポイントカード 6月から相互利用 天満屋とストア 連携で集客増狙う”. 山陽新聞 (山陽新聞社). (2015年5月26日) 2015年6月13日閲覧。
- ^ “天満屋ストアが初のナナコ導入 天満屋ハピーズ岡山駅前店で取り扱い”. 山陽新聞 (山陽新聞社). (2015年6月17日) 2015年9月6日閲覧。
- ^ “天満屋ストアがセルフレジ初導入 原尾島店、待ち時間短縮など狙う”. 山陽新聞 (山陽新聞社). (2015年7月10日) 2015年9月6日閲覧。
- ^ 株式会社三好野本店の株式取得(子会社化)に関するお知らせ天満屋ストア 2022年7月15日
- ^ a b c 店舗・チラシ2022年10月24日閲覧。
- ^ “広報そうじゃ 2013年9月号”. 総社市. 2024年1月29日閲覧。
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- ^ “久世店(真庭)来月末で閉店 天満屋ストア 競合激化し売上高減”. 山陽新聞. 山陽新聞社. (2009年1月8日)
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- ^ 大森篤志 (2014年2月1日). “福山の天満屋ハピータウン 2店閉鎖へ”. 読売新聞 (読売新聞社): p. 朝刊 広島県版
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- ^ a b “「ハピーズミニ表町」開店 初日は目標の4倍と好調”. VISION OKAYAMA. 2021年3月4日閲覧。
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- ^ “県北部へ進出 天満屋ハピータウン津山平福店、98年秋に開店”. 朝日新聞. 朝日新聞社. (1996年2月28日)
- ^ “天満屋、岡山にFC1号店‐ミニスーパーで需要開拓。”. 日経流通新聞. (1985年12月19日)
- ^ “天満屋ハピーマート ロイヤルマートと業務提携 食品スーパーのノウハウを提供”. 山陽新聞. 山陽新聞社. (1993年11月16日)
- ^ “天満屋ハピーマート ロイヤルマートの営業権引き受け 福山などの4店舗直営化”. 山陽新聞. 山陽新聞社. (1197年5月30日)
- ^ ハピーマートを天満屋ハピーマートに社名変更(2009年8月21日時点のアーカイブ) - 流通ニュース 2009年8月18日
- ^ “ミニ情報 津山市内にFC店をオープン アイム天満屋”. 山陽新聞. 山陽新聞社. (1992年10月27日)
- ^ “ミニ情報 落合店オープン”. 山陽新聞. 山陽新聞社. (1995年12月21日)
- ^ “初の県外店舗きょうオープン 鳥取にアイム天満屋”. 山陽新聞. 山陽新聞社. (1997年3月8日)
- ^ “きょうから24時間営業 津山のアイム天満屋山北店 岡山の量販店で初”. 山陽新聞. 山陽新聞社. (1997年7月19日)
- ^ “久世店を11日閉店 アイム天満屋 系列店へ一本化”. 山陽新聞. 山陽新聞社. (1999年7月8日)
- ^ “アイム天満屋 天満屋ハピーマート 来年3月に統合 コスト削減 体質を強化”. 山陽新聞. 山陽新聞社. (2003年12月23日)
- ^ a b c 連結子会社の吸収合併(簡易合併・略式合併)に関するお知らせ
- ^ “第52期報告書” (PDF). 株式会社天満屋ストア (2021年5月). 2021年8月2日閲覧。
- ^ “会社概要”. 株式会社天満屋ストア. 2021年8月2日閲覧。
- ^ 道の駅びんご府中|広島県府中市
- ^ a b “ポイントがたまる!使える!ハピーカード”. 天満屋ストア. 2021年8月2日閲覧。
- ^ “天満屋でハピーカードポイントが、天満屋ハピータウン・天満屋ハピーズ・ハピーマートで天満屋ポイントが、付与されます。”. 天満屋カードサービス. 2021年8月2日閲覧。
- ^ a b “関連グループ”. 天満屋ストア. 2021年8月2日閲覧。
- ^ 連結子会社の吸収合併(簡易合併・略式合併)に関するお知らせ 天満屋ストア 2015年7月27日
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