フランス語の数詞 分数

フランス語の数詞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/05 04:26 UTC 版)

分数

フランス語の分数は、他のヨーロッパ諸語と同様、分子に基数詞、分母に序数詞を用いる。ただし分母が 2, 3, 4 の時は特別の語を用いる。

基数詞 (名詞句)
1/2 un demi
/œ̃d.mi/
1/3 un tiers
/œ̃.tjɛʁ/
1/4 un quart
/œ̃.kaʁ/
1/5 un cinquième
/œ̃.sɛ̃.kjɛm/


分子と分母を続けて読むため、異なる分数が強勢でのみ区別されることがある。以下の表で、太字は強勢を表す。分子と分母を sur /syʁ/ でつなぐ言い方もある。

基数詞 (名詞句)
正式 sur
220/7 deux-cent-vingt septièmes
/dø.sɑ̃.vɛ̃.sɛ.tjɛm/
deux-cent-vingt sur sept
/dø.sɑ̃.vɛ̃.syʁ.sɛt/
200/27 deux-cents vingt-septièmes
/dø.sɑ̃.vɛ̃.sɛ.tjɛm/
deux-cents sur vingt-sept
/dø.sɑ̃.syʁ.vɛ̃.sɛt/
2/127 deux cent-vingt-septièmes
/.sɑ̃.vɛ̃.sɛ.tjɛm/
deux sur cent-vingt-sept
/.syʁ.sɑ̃.vɛ̃.sɛt/

概数

上記のように mille までの数詞は、不定冠詞を伴ったり後続の名詞との間に de を入れたりしない。これに対し、数を表す普通名詞があり、およその数や、組になっているものをいう時に用いる。

名詞
6 demi-douzaine
/də.mi.du.zɛn/
8 huitaine
/ɥi.tɛn/
10 dizaine
/di.zɛn/
12 douzaine
/du.zɛn/
15 quinzaine
/kɛ̃.zɛn/
20 vingtaine
/vɛ̃.tɛn/
30 trentaine
/tʁɑ̃.tɛn/
40 quarantaine
/ka.ʁɑ̃.tɛn/
50 cinquantaine
/sɛ̃.kɑ̃.tɛn/
60 soixantaine
/swa.sɑ̃.tɛn/
100 centaine
/sɑ̃.tɛn/
1000 millier
/mi.lje/

millier のみ男性名詞で、あとは女性名詞である。これらは普通名詞なので、必ず限定詞を伴う。また他の名詞に先行して数を表す時は、de でつなげる。

  • une douzaine d'œufs /yn.du.zɛn.dø/ (1 ダースの卵)
  • une vingtaine de soldats /yn.vɛ̃.tɛn.də.sɔl.da/ (20 人ほどの兵士)
  • des centaines de livres /de.sɑ̃.tɛn.də.livʁ/ (数百冊の本)

  1. ^ “Septante, octante, nonante”, Questions courrantes, Académie française, (2007), http://www.academie-francaise.fr/langue/questions.html#septante 2007年9月3日閲覧。 


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