い‐しき【意識】
意識
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/26 15:46 UTC 版)
意識(いしき、Consciousness)は、一般に、「起きている状態にあること(覚醒)」または「自分の今ある状態や、周囲の状況などを認識できている状態のこと」を指す[1]。
- ^ G.Bryan Young ら(編), 井上聖啓ら(訳)『昏睡と意識障害』
- ^ フロランス・ビュルガ『そもそも植物とは何か』 (河出書房新社、2021年4月)
- ^ シモーナ・ギンズバーグ、エヴァ・ヤブロンカ(著)、鈴木大地(訳)『動物意識の誕生 生体システム理論と学習理論から解き明かす心の進化』上・下(勁草書房、2021年5月)
- ^ 「計算機に意識は宿るか 動物からアップロード実験も」『日本経済新聞』朝刊2021年6月6日サイエンス面
- ^ Moruzzi G. & Magoun H.W. (1949) Brain stem reticular formation and activation of the EEG. Electroencephalography and Clinical Neurophysiology 1:455–473.
- ^ 前田敏博 「睡眠の神経機構」『動物心理学研究』第47巻第2号 99-106 (1997)
- ^ 井深信男 「サーカディアン・システムの神経機構とその生理心理学」『The Japanese Journal of Psychology』1985, Vol. 56, No. 5, 300-315
- ^ 秋山正憲, 守屋孝洋, 柴田重信 「生体時計の生理学的,薬理学的,分子生物学的解析」『日薬理誌』(Folia Pharmacol. Jpn.)112, 243~250(1998年)
- ^ 本間研一 「ヒトのサーカディアンリズムと光環境」『人間工学』第37巻 特別号 pp.44-45(2001年)
- ^ a b c d e [1]
- ^ "By "consciousness" I mean those states of sentience or awareness that typically begin when we wake up in the morning from a dreamless sleep and continue throughout the day until we fall asleep again. " (「意識」という言葉で私が意味するのは、典型的には夢のない眠りから覚めたときに始まり、再び眠りにつくまで日中続く、感覚や気づきのこうした状態である) John R Searle "Mind, Language And Society: Philosophy In The Real World" Basic Books (1999) pp.40-41 ISBN 978-0465045211
- ^ Antonio Damasio and Kaspar Meyer "Consciousness: An Overview of the Phenomenon and of Its Possible Neural Basis" The Neurology of Consciousness: Cognitive Neuroscience and Neuropathology Steven Laureys et al. ed. p.4 Academic Press (2008) ISBN 978-0123741684
- ^ クリストフ・コッホ著、土谷尚嗣、金井良太訳『意識の探求―神経科学からのアプローチ <上>』岩波書店 2006年 ISBN 4000050532 pp.28-29
- ^ a b Gerald Edelman, Giulio Tononi "A Universe Of Consciousness How Matter Becomes Imagination" Basic Books (2001) ISBN 978-0465013777
- ^ ここでは非常に簡単な区分しか示さない。より詳細な議論については、たとえば哲学分野での議論を反映した文献として、スタンフォード哲学事典の記事、Van Gulick, Robert, "Consciousness", The Stanford Encyclopedia of Philosophy (Spring 2009 Edition), Edward N. Zalta (ed.) がある。また「意識」という概念について分析を行っている様々な論文を、PhilPapersというサイトがリストしている。こちらも参照のこと。(文献リスト)The Concept of Consciousness (英語) - PhilPapers 「「意識の概念」について論じた文献のリスト。」の文献一覧。
- ^ Naotsugu Tsuchiya and Christof Koch (2008), "Attention and consciousness" Scholarpedia, 3(5):4173. (オンライン・ペーパー)
- ^ Lawrence M. Ward (2008), "Attention" Scholarpedia, 3(10):1538. (オンライン・ペーパー)
- ^ Thomas Nagel (1974). "What is It Like to Be a Bat?" Philosophical Review 83 (October):435-50 (Online PDF) 永井均訳『コウモリであるとはどのようなことか』勁草書房、1989年、ISBN 4326152222 PhilPapersにネーゲルのこの What it is like の用法と関連した論文をリストしているカテゴリがある。そちらも参照のこと。(文献リスト)What is it Like? (英語) - PhilPapers 「「○○であるとはどのようなことか」について論じた文献のリスト。サイトPhilPapersより」の文献一覧。
- ^ Koch, C, and Greenfield, S, (2007) How Does Consciousness Happen? Scientific American (Online PDF)
- ^ モーガン・フリーマン 時空を超えて 第2回「死後の世界はあるのか?」
- ^ 中田力『脳のなかの水分子 意識が創られるとき』紀伊國屋書店 ISBN 4314010118
- ^ 野口豊太『「意識の謎」への挑戦』文芸社 ISBN 978-4-286-08872-3
- ^ Florian Mormann、クリストフ・コッホ 「Neural correlates of consciousness」.
scholapieida.org
, 2(12):1740 - ^ クリストフ・コッホ著、土谷尚嗣、金井良太訳『意識の探求―神経科学からのアプローチ』岩波書店 2006年 上巻:ISBN 4000050532 下巻:ISBN 4000050540
- ^ ジェラルド M. エーデルマン (著)『脳は空より広いか―「私」という現象を考える』草思社 2006年 ISBN 978-4794215451
- ^ Giulio Tononi "An information integration theory of consciousness", BMC Neuroscience 2004年, 5:42. doi:10.1186/1471-2202-5-42
- ^ ベンジャミン・リベット (著), 下條信輔 (翻訳)『マインド・タイム 脳と意識の時間』岩波書店 2005年 ISBN 978-4000021630
意識
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 06:57 UTC 版)
家事、育児への男性の意識として、育児については、「父親の育児参加に関する世論調査」(社団法人 中央調査社)では、「積極的に育児へ参加すべき」が約3割・「時間があれば参加」が約6割と、一定の父親が育児への参加への意識を持っている。子供のいる父親の場合、「積極的、どちらかというと積極的」に育児に参加している割合は約4割、「消極的、どちらかというと消極的」に育児に参加している割合は6割弱となっている。 家事については、従来の「男は仕事、女は家庭」といった価値観に対し、1970年代後半生まれの男性あたりから男性が家事をすることへの抵抗感が薄くなっているという。これについては、「中学、高校で、男女が同じ家庭科を必修することになった」ことが影響しているとの指摘がある。 また、主夫の家庭生活における男女の平等感への意識については、「男女共同参画社会に関する世論調査」によれば、以下のとおりとなっている(百分率)。なお、男女の対比のため参考として女性のデータも記す。 主夫 男性の方が優遇されている - 46.2% 平等 - 30.8% 女性の方が優遇されている - 23.1% (参考)主婦 男性の方が優遇されている - 54.9% 平等 - 34.4% 女性の方が優遇されている - 8.4% 出典「平成19年男女共同参画社会に関する世論調査」(内閣府 男女共同参画局) 結婚相手に求める条件はどうか。プレジデントの調査では、「若い世代では、約4割が結婚相手として高学歴な女性を望み、上方婚の志向がある」という。これについては、牛窪恵が「若い世代になるほど、男女の結婚相手に求める条件に差違がなくなっている」と指摘している。 こうした専業主夫志望の男性に対する女性の意識であるが、家事への専業は専業主婦志望の女性にとっても憧れであり、そのために女磨きをしてきた身からすれば、「専業?むしろ私が専業主婦になりたいわよ」となり、女性にとって主夫は魅力に乏しいという指摘がある。仕事を続ける女性からすれば、家事や育児を進んでしてくれる専業主夫志望の男性は魅力的であるといえる。
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意識
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 14:41 UTC 版)
結婚後も全ての共働き夫婦が共働きを望んでいるかというと、そうは言えない。例えば三浦展は著書『下流社会』において「主婦は、結婚後は専業主婦となることを理想としている」と述べているし、小倉千加子は若い女性の専業主婦願望を「新・専業主婦志向」と呼んでいる。
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意識
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 08:54 UTC 版)
2002年(平成14年)現在フリーターとなっている者(男性の9割以上、女性の7割以上)が定職に就くことを希望している。 希望する仕事の種類別構成比(2002年) 性別\希望定職に就く現状を維持家庭に入る他・無回答男性90.9% 8.0% 0.0% 1.1% 女性74.1% 19.8% 5.6% 0.4% 合計78.8% 16.6% 4.1% 0.6% 職業能力の向上に向けた意識は、正社員に比べ低く、職業能力の向上はあまり期待できないとされる。一方で、これらの中では正社員並の仕事を任されている者もいるため、これらの層の職業能力をどう高めるかが、企業側の今後の課題として指摘されている。
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意識
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 15:02 UTC 版)
サイエンスフィクションと人工知能の倫理で主要な役割を果たす強力なAIの概念に関連する知能以外にも、人間の精神には他の側面があります。 意識:主観的な経験と思考を持つこと。 自己認識:自分自身を別の個人として認識すること、特に自分の考えを認識すること。 感覚:知覚や感情を主観的に「感じる」能力。 知恵:知恵の能力。 この形式の強力なAIを備えたマシンには、人間以外の動物の権利と同様の権利がある可能性があるため、これらの特性には道徳的な側面があります。 そのため、完全な倫理的エージェントを既存の法的および社会的枠組みと統合するためのアプローチに関する予備作業が実施されました。 これらのアプローチは、「強力な」AIの法的立場と権利に焦点を当てています。 しかし、ビル・ジョイは、とりわけ、これらの特性を備えた機械は、人間の生命または尊厳に対する脅威である可能性があると主張しています。 これらの特性のいずれかが強力なAIに必要かどうかはまだ明らかにされていません。 意識の役割は明確ではなく、現在、意識の存在について合意されたテストはありません。 意識の神経相関をシミュレートするデバイスでマシンが構築されている場合、それは自動的に自己認識を持ちますか? また、感覚などのこれらのプロパティの一部は、完全にインテリジェントなマシンから自然に出現する可能性があります。または、明らかにインテリジェントな方法で動作し始めると、これらのプロパティをマシンに帰するのが自然になる可能性もあります。 たとえば、知的な行動は、その逆ではなく、感覚のために十分かもしれません。
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意識
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/10/11 15:29 UTC 版)
ガンマ波は、意識的または無意識的な視覚刺激がどのようにして神経同期的な反応を引き起こすかという点に関して研究されてきた 。この研究は神経活動の同期性によって神経系における確率共鳴を説明できる可能性を生むものでもある 。
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意識
出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 10:22 UTC 版)
名詞
「意識」の例文・使い方・用例・文例
- 彼らは国際的合意の必要性を強く意識している
- 彼は1時間後に意識を回復した
- 我々の動作のうち多くのものは無意識的である
- 彼女は政治意識の高い女性だ
- 私たちは,彼の顔を2,3度平手打ちして意識を戻させた
- 彼のプロ意識のなさには驚いた
- 階級意識
- 昏睡状態をへて,その患者はようやく意識をとりもどした
- 意識を回復する,正気に戻る
- 印象を意識した
- 意識を失う
- 国民の道徳意識
- 困ったことに我々はみな目的意識が違う
- 意識を高める
- アイデンティティ意識
- 彼女は内心罪の意識があった
- 彼は自分の経験には限界があることを意識していた
- 彼の演説は一般大衆の意識に強い印象を残した
- 身近な問題に意識を向けよう
- 家事をすると自分がかかえる問題から意識をそらすことができる
意識と同じ種類の言葉
品詞の分類
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