プロパティ [property]
プロパティ
プロパティ
【英】: property
英米法において財産、資産あるいは財産権などと訳される広範な法的意味をもつ用語。 これには有体物である不動産・動産にかかる有体財産権(corporeal property)と、特許権・著作権・商標権などの無体物のほかリースとか地役権とかを含む無体財産権(incorporeal property)が含まれる。土地に関する不動産権については古くから法理論が展開されてきた。かつ、実体的に有体物を対象としているという意味で real property とか real estate といわれるが、コモン・ローでは埋蔵鉱物も土地の一部としてみなされ、かつその採掘権は土地から独立した不動産権の対象となり得るとされている。したがって、このことに立脚して取り引きされ譲渡される埋蔵鉱物権(mineral rights)や石油・ガスのリースもプロパティとして取り扱われる。現在も鉱物の採掘権に関してコモン・ローの法理が適用されている国は米国とカナダである。米国の連邦所得税法において石油・ガス採掘に関する所得税は課税所得の算定方法も独特かつ複雑であり、またディプリーション・アローワンス(減耗控除)という所得控除も適用されるが、その対象は「プロパティからの総所得」となっている。1964 年の改正歳入法ではその定義は「当該納税者が独立の土地区割ないし土地の部分ごとに有する操業鉱物権益(operating mineral interest)すべてを一つのプロパティとして取り扱う」としている。操業鉱物権益はワーキング・インタレストの税法用語であるが、さらに米国歳入庁の規則では、「納税者が投資によって埋蔵鉱物になんらかの権益を取得した場合」と規定しており、石油・ガスに関する連邦所得税法上のプロパティの概念は、不動産法におけるよりも柔軟かつ広範になっている、とみることができる。 |
プロパティ
プロパティ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/19 07:37 UTC 版)
スタイルシート言語には、要素を表示する際の変化を与えるプロパティの概念が備わっている。上記の例ではCSSの font-size プロパティが使われている。一般的なスタイルシート言語には約50のプロパティがある。
※この「プロパティ」の解説は、「スタイルシート」の解説の一部です。
「プロパティ」を含む「スタイルシート」の記事については、「スタイルシート」の概要を参照ください。
プロパティ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/04 13:44 UTC 版)
「キーワード (C Sharp)」の記事における「プロパティ」の解説
C#では専用の構文でプロパティ宣言を行う。 Delphi (Object Pascal) ではpropertyキーワードを利用する VB.NETではPropertyキーワードを利用する
※この「プロパティ」の解説は、「キーワード (C Sharp)」の解説の一部です。
「プロパティ」を含む「キーワード (C Sharp)」の記事については、「キーワード (C Sharp)」の概要を参照ください。
プロパティ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/07 07:21 UTC 版)
「デトネーションナノダイヤモンド」の記事における「プロパティ」の解説
デトネーション後のダイアモンドの収量は、合成条件、特にデトネーションチャンバー内の冷却媒体(水、空気、CO 2など)の熱容量に大きく依存します。冷却能力が高いほど、ダイヤモンドの収率が高くなり、90%に達する可能性があります。合成後はダイヤモンドが強酸で溶けない事を利用して酸中で長時間(約1〜2日)沸騰させる高温高圧装置(オートクレーブ)を使用して、ススからダイヤモンドを抽出します。沸騰により、チャンバーの材料に起因するほとんどの金属汚染と非ダイヤモンドカーボンが除去されます。 X線回折や高分解能透過型電子顕微鏡法を含むさまざまな測定により、すす中のダイヤモンド粒子のサイズが直径約 5 nmに分布していることが明らかになりました。 粒子は凝集に関して不安定であり、自発的にマイクロメートルサイズのクラスターを形成します(上の図を参照)。接着力が強く、数個のナノ粒子間の接触により、基板に付着したマイクロメートルサイズのクラスターを保持できます。 ナノサイズのダイヤモンドは、相対表面積が非常に大きくなっています。その結果、その表面は自然に周囲の大気から水と炭化水素分子を付着させます。 ただし、適切な取り扱いを行うことで、きれいなナノダイヤモンド表面を得ることができます。 デトネーションナノダイヤモンドは、ほとんどがダイヤモンド立方格子を持ち、構造的に不完全です。高分解能透過型電子顕微鏡で示唆されているように、主な欠陥は双晶です。 ダイヤモンド合成の炭素源であるTNT / RDX爆発性混合物は窒素が豊富ですが、ダイヤモンド粒子内の常磁性窒素の濃度は100万分の1(ppm)未満です。 常磁性窒素(ダイヤモンド格子の炭素を置換する中性窒素原子)は、ダイヤモンドの窒素の主要な形態であるため、デトネーションナノダイヤモンドの窒素含有量はおそらく非常に低いです。
※この「プロパティ」の解説は、「デトネーションナノダイヤモンド」の解説の一部です。
「プロパティ」を含む「デトネーションナノダイヤモンド」の記事については、「デトネーションナノダイヤモンド」の概要を参照ください。
プロパティ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/19 17:13 UTC 版)
「X Window System コアプロトコル」の記事における「プロパティ」の解説
各ウィンドウには、事前定義された属性群とプロパティ群があり、サーバに全て格納され、クライアントからは適当な要求でアクセスできる。属性はウィンドウに関するデータであり、サイズ、位置、背景色などがある。プロパティはウィンドウにアタッチされた任意のデータである。属性とは対照的に、プロパティはXコアプロトコルのレベルでは何の意味もない。クライアントはウィンドウのプロパティとして任意のデータを格納できる。 プロパティには、名前、データ型、値がある。プロパティは命令型プログラミングにおける変数に似ていて、クライアントが名前とデータ型を指定して生成でき、任意の値を格納できる。プロパティはウィンドウに対応しているため、同じプロパティ名を複数のウィンドウそれぞれで使い、それぞれ異なる型の異なる値を格納できる。 プロパティの名前、データ型、値は全て文字列である。より正確に言えば、これらは全てアトムであり、サーバに格納されている文字列に対応していて、クライアントからはその識別子でアクセス可能である。クライアントはあるプロパティに対して、その名前を格納したアトムの識別子を使ってアクセスする。 プロパティは主にクライアント間通信に使われる。例えば、WM_NAME という名前のプロパティ(正確には、"WM_NAME" という文字列に対応したアトムをプロパティ名とするプロパティ)にはウィンドウの名前が格納される。ウィンドウマネージャは、一般にこのプロパティを読み、タイトルバーにウィンドウ名を表示する。 クライアント間通信には、ルートウィンドウのプロパティを使ったものもある。例えば、freedesktop.org のウィンドウマネージャ仕様によれば、ウィンドウマネージャは現在のアクティブウィンドウの識別子をルートウィンドウの _NET_ACTIVE_WINDOW というプロパティに格納するべきとしている。プログラムのパラメータを含むXリソースもルートウィンドウのプロパティとして格納される。そうすることで、(別のコンピュータ上で動作していても)全てのクライアントがそれらにアクセスできる。 xprop プログラムは指定されたウィンドウのプロパティ一覧を表示する。xprop -root とすれば、ルートウィンドウの各プロパティの名前、型、値を表示する。
※この「プロパティ」の解説は、「X Window System コアプロトコル」の解説の一部です。
「プロパティ」を含む「X Window System コアプロトコル」の記事については、「X Window System コアプロトコル」の概要を参照ください。
「プロパティ」の例文・使い方・用例・文例
固有名詞の分類
- プロパティのページへのリンク