Inclusiveとは? わかりやすく解説

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inclusive

別表記:インクルーシブインクルーシヴ

「inclusive」とは、全て含んだ包括した~を含んでなどを意味する英語表現である。

「inclusive」とは・「inclusive」の意味

「inclusive」は、「全て含んだ」、「包括した」などを意味する英語の形容詞である。また、数詞などの後ろ置いたり、「of」を後ろ付与して前置詞的に用いたりすることで「~を含めて」、「~を入れて」といった意味で用いられることもある。形容詞のため、名詞修飾したり、SVC構文における補語となったりする。対義語は「uninclusive」で、「包括的でない」、「すべてを含むわけではない」などの意味である。

「inclusive」の発音・読み方

「inclusive」の読み方は、「インクルーシヴ」である。アクセントは「ル」に置く。「ヴ」の発音は唇を破裂させる「ブ」と違って上の前歯で下の唇を噛みながら発声する。なお、クイーンズイングリッシュ場合、「イ」にアクセント置かれる点に注意したい

「inclusive」のコアイメージ・覚え方

「inclusive」のコアイメージは「中に閉じ込める」ことである。「様々なものを中に閉じ込める」ことから「すべてを含んだ」、「包括した」といった意味を連想する覚えやすいだろうまた、対象を「中に閉じ込める」ことから、「~を含めた」、「~を入れた」といった意味が連想できる。また、病院苦し患者包括的な治療を施す」という語呂合わせ覚えてもよいだろう。「院、苦しむ」で発音、「包括的な」で意味をそれぞれ表現している。

「inclusive」の語源・由来

「inclusive」の語源は、ラテン語で「閉じる」という意味の「claudo」に、「中に」を意味する接頭辞の「in-」を付け加えたものとされている。「中に閉じる」ということから、「含める」という意味の「includo」という単語になった。さらに時代が下ると「inclusus」と語形変わり接尾辞「-ivus」(~している)がつくことによって「含めた」という意味の「inclusivus」へと派生する中期フランス語生まれた際に「inclusif」(含めた)となり、英語へと伝わる過程で「inclusive」となっていった。

ちなみに、「claudo」を語源を持つ単語は、「inclusive」の他に「排他的な」という意味を持つ「exclusive」がある。「in-」ではなく「外に」を意味する接頭辞の「ex-」が付与されたことで、「外に閉じる」、即ち「締め出す」という意味の「excludo」となり、英語に伝わっていくうちに「exclusive」に変化していった。

「Inclusive教育」とは

「Inclusive教育」とは、障害等のハンディキャップ持っている人とハンディキャップのない人がともに学ぶ教育仕組みである。人間多様性尊重しハンディキャップのある人が自身スキル最大限発揮して自由な社会への参加可能にすることを目的としている。ハンディキャップのある人に対す合理的な配慮提供されること、一般的な教育制度から排除されない仕組み構築することなどが方法として挙げられている。ハンディキャップを持つ人が通常学級加わりハンディキャップのない人と共に学ぶことで全ての人が平等に同じ水準教育を受けることができる反面特定の児童生徒が「お世話係」を強いられる教員側に対して高い指導力要求されるなど、課題点も多い。

「INCLUSIVE株式会社」とは

「INCLUSIVE株式会社」は、日本国東京都本社を持つウェブメディア企業である。2007年創業され、メディアマネジメントやウェブ広告関連事業取り扱ってきた。WebメディアDX関連に強い子会社傘下に置くことで、広告運用PRに関する効果的なソリューションの提供を実現していることが最大特徴である。

「inclusive」の使い方・例文

「inclusive」は、「Critics say the murals represent the inclusive art form of the time.」(批評家によれば、その壁画には当時包括的な芸術様式認められるとのことだ)のように、名詞修飾する形で用いる。また、「When I used that service, I can say that the amount charged was inclusive.」(あのサービス利用した時、請求され金額包括的だったと言える)のように、主語説明する補語として用いられることもある。

基本的には「inclusive of ~.」の形で、「of」の後ろ何が含まれるのかを説明することが多いが、「Under the current system, the tax-inclusive price of an item with a list price of 1,000 yen is 1,100 yen.」(現行制度において、定価1000円品物の税込価格1100円である)のように、ハイフン使って包含対象を示すケース存在する

インクルーシブ

英語:inclusive

「インクルーシブ」とは・「インクルーシブ」の意味

「インクルーシブ」は、「包括的なさま」や「全てのものを含んでいるさま」の意味を持つ言葉で、ノーマライゼーション理念一つとして、主に社会福祉教育現場などで使われる用語である。

「インクルーシブ」の熟語・言い回し

インクルーシブ教育とは


インクルーシブ教育」は「Inclusive Education」の日本語訳で、知的障害身体的障害といった人間多様性尊重することを目的として、障害有無かかわらず全ての子供たち一緒に学ぶための教育システムを示す言葉である。具体的には、障害ある子供たちを通常学級在籍させて、障害のない子供たちと同じ授業受けたり一緒に行事参加することなどを指す。

インクルーシブ社会とは


インクルーシブ社会」とは、障害有無をはじめ、性別年齢国籍文化などの多様性お互いに認め合いながら、さまざまな境遇にある人たちが共に暮らしていくことを目指していく社会のことである。「バリアフリー社会」の考え方をさらに進めたもので、あらゆる社会的なマイノリティー受け入れていくためアプローチ積極的に行っていくなど、これから社会目指すべき指標にもなっている。

インクルーシブ保育とは


「インクルーシブ保育」とは、子供年齢障害有無によって特別扱いをせずに、全ての子供必要な援助を受けながら、同じ空間保育活動を行う取り組みのことである。「インクルーシブ教育」を幼児期にまで拡充させたもので、幼少期の子供たちがそれぞれの違い受け入れ意識自然に育むことができるメリットがある。

インクルーシブ公園とは


インクルーシブ公園」とは、公園訪れ全ての人たちが、障害有無身体的な能力かかわらず一緒に遊ぶことができるように整備され公園のことである。「インクルーシブ公園」の中には身体的障害を持つ子供でも安全で快適に遊べるように設計された「インクルーシブ遊具」が設置されている所も多い。

オールインクルーシブとは


オールインクルーシブ」とは、英語表記では「All Inclusive」となり、ホテル宿泊料金中に滞在中の食事代、ドリンク代施設の利用料金など全て含まれ示されている料金体系を指すトラベル関連の用語である。カリブ海リゾートホテル発祥とされているが、現在では海外リゾート地だけではなく国内ホテル料金プランにも採用されている。追加料金などの費用気にせずに、飲食アクティビティなどを思い切り楽しむことができるのがメリットである。

インクルーシブなとは


「インクルーシブな」とは、形容動詞として使う「インクルーシブだ」の連体形である。さまざまな名詞前に付けることで修飾語役割果たし、「包括的であること」や「多様性富んでいること」などを表現する言葉として活用されている。

「インクルーシブ」の使い方・例文

インクルーシブ教育には、教師負担大きくなることや授業に遅れが出る場合があることなどの課題多く残っている
世界各国において、インクルーシブ教育への方針転換始まっている
持続可能な開発目標であるSDGsには、インクルーシブ社会理念につながる目標数多く定められている
インクルーシブ社会とは、全ての人が尊重し合い支え合っている共生社会のことである
・インクルーシブ保育メリットは、子供自身状況応じた対応力自然に身に付けていけることにある
インクルーシブ公園で楽しむためには、公園訪れる人たちの思いやり配慮などが必要となる
長期休暇ホテルでのんびり過ごしたいので、オールインクルーシブ活用したい思っている
・インクルーシブな職場実現することは、企業運営する上で欠かすことができない
さまざまな個性受け入れて、それらを最大限生かすことがインクルーシブな環境作りにつながる
障害者高齢者などの協力得て、インクルーシブデザインの商品開発している

インクルーシブ【inclusive】

読み方:いんくるーしぶ

形動包含しているさま。すべてを含んでいるさま。包括的



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