警視庁捜査一課9係
警視庁捜査一課9係
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青柳靖 演 - 吹越満(第14作) 警視庁捜査一課9係(現在の特捜9) 刑事。『警視庁捜査一課9係』・『特捜9』の登場人物。鴨志田を見て「どこかでお会いしましたっけ?」と語る。 五十嵐と面識があり、彼が捜査から外された時に矢沢とともに現れ、本間に嫌味を並べて撤回させた。 矢沢英明 演 - 田口浩正(第14作) 警視庁捜査一課9係(現在の特捜9)刑事。『警視庁捜査一課9係』・『特捜9』の登場人物。青柳とともに五十嵐の窮地を救った。
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警視庁捜査一課9係
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加納倫太郎(かのう りんたろう) 演 - 渡瀬恒彦 経歴:警視庁捜査一課9係 → 内閣テロ対策室 階級:警部 警視庁刑事部捜査一課で最も高い検挙率を誇る9係の係長。 捜査では浅輪とコンビを組む。鋭い洞察力と勘(感覚)を持ち、情報収集能力・分析力に優れる。いわゆる「変人タイプの刑事」であり、部下にはほとんど命令を下さず、それぞれが勝手に動くことを容認しているため、ダメ上司と思われてしまうこともある。一方で、自身は上司の命令を聞き流すこともある。捜査へは積極的に参加するが、マイペースで自身の気になることを最優先にし、独断独走で調べ回る。その過程で部下(9係)と協力したりする場面もある。しかし、その飄々とした物腰の内には強い正義感の持ち主で、私論で罪を正当化したり、他人を踏みにじることも厭わない自己中心的な犯人や犯罪者に対しては強い怒りを露わにする。記憶力はプライベートでも長けており、倫子が初めて作ったクッキーの味を未だに覚えており、それを再現したこともある。 青柳や矢沢のように、私情で容疑者を殴ったりする事は滅多に無いが、S2第2話では娘の倫子を誘拐し、挙げ句逮捕された事に対して報復を示唆するような発言をした犯人に殴りかかろうとした事がある。また、S2最終話では、恋人の妙子に重症を負わせた犯人に青柳が殴りかかった際には「裁判所の外だからいいんじゃない」と暴力行為を容認した事がある。S8第9話では、倫子を誘拐され単独捜査をし、情報を本部に伝えなかった事から証拠隠滅を疑われ、犯人の自宅に踏み込んだ際に9係メンバーに取り押さえられた事があるが、その際に容疑者との戦闘に慣れている青柳や矢沢、村瀬らをたった一人で突き飛ばす程の怪力の持ち主でもある。 部下のことは呼び捨てにせず、全て「君」付けで呼ぶ。コーヒーの味など食にこだわりが多く、職場で何かを食べていたり料理をすることもある。かつては一匹狼の刑事であったが、神宮司桃子とコンビを組んだことがある。 28年前に上司の娘である石川登紀子と結婚したが、15年前に離婚。その過程から一人娘の倫子には嫌われていた。しかし、後にS3で誤解があることが判明し、少しずつではあるものの歩み寄り始めてはいる。浅輪を通じて、彼女の様子を伺うこともある。S5では彼女と一度も顔を合わせることがなかった。 常に新人とペアを組むが、浅輪を除く転属してきた新人は加納の変人ぶりに3か月以上もたずに退職しているという(S1第1話)。また、メンバーでペアがいない時にそのメンバーと組むことがある。 S12では内閣テロ対策室のアドバイザーを兼務するため9係を離れている。 浅輪直樹(あさわ なおき) 演 - 井ノ原快彦 経歴:警視庁新宿中央警察署刑事課 → 警視庁捜査一課9係 階級:巡査(S1 - S7) → 巡査長(S8 - S9) → 巡査部長(S10 - ) 捜査では加納とコンビを組む。最初の頃は加納のことを陰で「オヤジ」呼ばわりするなど加納の言動が理解できなかったり、変人ぶりに振り回されたりして困惑していたこともあったが長らくコンビを組んでいるうちに彼のことを理解していくようになった。 言動は今時の若者であるが、基本的には真面目で素直な性格であり、正義感が強く曲がったことが大嫌い。一方で押しに弱い一面もある。加納からはその人柄(特に誠実さ)を気に入られている。また、彼の娘である倫子と付き合っているが、そのことで加納と倫子の間で板挟みとなってしまうこともある。しかし誰よりも加納と倫子の仲を心配し、最近では二人の仲を取り持つような言動も多い。 和樹という兄がいる(S3に登場)が、彼の性格や借金・トラブルといったことから確執がある。そのために再会時は不仲であったが、現在は和解している。 S8では倫子の自宅マンションが火事になったのを機に、彼女とルームシェアをし、S8最終話で加納に報告していた。倫子とは結婚を意識するようになる。しかし、S9にて、倫子が味覚障害を発症したことをきっかけに2人で相談した末に別れるも、最終話にて彼女に身の丈の思いをぶつけ、復縁する。 S12第4話で犯人と口論になった時に、「真実を見つけるのが俺たちの仕事だ」と叱責したシーンがある。 S12から1年後、倫子と結婚した。 小宮山志保(こみやま しほ) 演 - 羽田美智子 経歴:警視庁南青山警察署 → 警視庁捜査一課9係 → 警視庁捜査一課9係主任 階級:巡査部長(S1 - S7) → 警部補(S8 - ) 9係の紅一点にして、ムードメーカーでもある。S8から主任を務める。 捜査では村瀬とコンビを組む。気が強すぎる性格から、聞き込みの相手の態度(非協力的、あるいは態度が悪い相手の場合)次第では挑発的・好戦的な態度を隠さないが、他人に注意された場合はちゃんと反省したり、時にはそのことに落ち込み過ぎたりする。また周囲を気遣う優しさも持っている。しかし、自分のことになると不器用で、片付け・整理整頓できないタイプ。料理もあまりしない。 かつては片山学という恋人がいたが、村瀬との一悶着や、刑事を辞めることを結婚の条件にされたことで破局。結婚への思いはあるものの刑事の仕事が好きでやめられない。恋愛関係では僻むような態度を見せ、S3で知り合った外科医の東条にさりげなくアプローチするものの、結局実らずに終わった。その後の男運は極めて悪く親しくなった青年実業家はマルチ商法まがいの手口を行いそのことが原因で殺人を犯しておりその後も反社会的な思想を持った新聞記者から自分の犯行を誇示する目的に近づかれ刑事であることを利用されそうになるなど近づく男性は彼女を刑事として利用することを目的にしているといったことも多い。また最近では結婚願望が強くなっており転職を考えているということを口にしていた。早瀬川からは晴れ女を通り越して日照り女と称された。 近頃早瀬川とは飲みに行ったり、ヨガやテニスを始める程の仲となっている。 猪狩哲治は、かつて彼女が南青山署に配属していた時の鑑識だった。S3第7話で事件の捜査を通じて再会。その後もS10第3話とS11第5話で共に事件の捜査をしている。 村瀬健吾(むらせ けんご) 演 - 津田寛治 経歴:警視庁捜査一課9係 → 警視庁捜査一課14係 → 警視庁捜査一課9係 階級:警部補 S1からS5まで9係の主任を務めていた。 S5終盤で14係の係長への就任の話が飛び出しうやむやの状態で幕引きを迎え、S6第1話で14係の係長として登場。ところが同回で部下(14係刑事・黛涼子)の不祥事が発覚し、責任をとって退職を決意する。しかし加納の説得により9係に再び戻ってきた。しかし、9係の現主任は青柳になっており、S5までとは立場が逆転。立場を重視するため指示に従ってはいるが、ストレスが溜ってきている様子がうかがえる。しかし、回が進むにつれ主任としての言動等が戻ってきており、周りもそれに自然と従っていたりする。 捜査では小宮山とコンビを組む。なにかと突っかかってくる青柳とはしばしば対立するが、S4第10話で矢沢が妻の実家に帰省し青柳が単独捜査をした際、容疑者の取り調べで青柳と同席し、なぜか阿吽の呼吸で取り調べを行い周囲を驚かせ、青柳と気が合うところを披露した。ところが同回中に些細ないざこざで再び仲違いし、元の不仲状態に戻っている。 品行方正で生真面目な性格の優等生ではあるが、頑固で融通が利かない一面もある。また政治ネタや権威に弱く、自らの信念を曲げたり優柔不断な態度を取ったりと出世や建前を気にしがちであった。幼少期に父と妹を亡くした不遇の生活が彼の出世・上昇志向に繋がっており、猛勉強の末に警察官となった経緯を持つ。 元恋人は元警察官僚の一人娘・安西つかさで、彼女や彼女の父が気になって捜査に身が入らないこともあった。また、S1の終盤で小宮山の恋愛相談に干渉してついには告白してつかさと別れると宣言したが、先述の優柔不断さで別れを切り出せずにS1を終え、その後も小宮山に気がある態度を見せている。S3にて、被害者遺族の思いと「正義」の言葉に動かされ、自身の進退やつかさとの関係も覚悟し、彼女の父が絡む汚職問題に着手する決意をした。それが原因でつかさから別れを告げられたが、その後、再び交際を始めた。しかし、S5開始時点ですでに別れてしまっている(S5東映公式サイトのあらすじにて)。またその後、財務官僚の娘と交際するが、破局している。(S5第5話の小宮山と早瀬川の会話、及びS5東映公式サイトのあらすじより)。 以前にも7係係長への昇進が内定するものの、犯人逮捕時に小宮山が行った威嚇射撃が問題となり、その責任を小宮山になすりつけられ取り消しとなるなど、出世志向が空回りしがちである(年末SP)。 またS8においても、これまでの働きを評価されて三島刑事部長より警務部への異動を打診されるが、思い悩んだ結果、9係に残ることを自ら決意した(S8最終話)。 青柳靖(あおやぎ やすし) 演 - 吹越満 階級:警部補 S6、S7では主任を務めていた。 捜査では矢沢とコンビを組んでおり、彼とは家族ぐるみの付き合いである。 S5までは同階級でありながら年下の上司であった村瀬を馬鹿にするなど対抗意識を抱いており、次期主任の座を狙っていた。それゆえ村瀬の命令を度々拒否したり、捜査過程で別の事件の犯人を検挙したり、捜査で掴んだ情報を自分だけに留めるなど、村瀬を悩ませることが多かった(S6で村瀬が14係から9係に戻ってきた後も相変わらずである)。しかし、S4第10話でコンビを組んだ際には非常に気が合うところを見せたり、S5最終話では矢沢と取り押さえた犯人の逮捕を村瀬にゆずって彼に花を持たせるなどしており、対抗心が先走っているだけでそれほど相性が悪い訳ではない。 S6で村瀬が14係に異動したため後任として9係の主任に就任したが、同棲中の恋人・垣内妙子との関係を三島刑事部長に指摘され、主任の座を退く(S8第2話の回想より)。 法や規則よりも感情で判断するため問題を起こしがちで、激昂して取調室の机をひっくり返したり、机を蹴飛ばしたり、容疑者相手に殴りかかろうとしたりなどは日常茶飯事であり、被害者が悪人の場合は加害者の肩を持つなど警察官ながら不謹慎な言動や行動が多い。頻繁に皮肉や嫌味を言ったり暴言を吐くなど口も悪く、富裕層や著名人には僻み根性丸出しの物言いをすることが多々ある。ただし矢沢曰く「悪い人ではない」と、同情できる犯罪者には気を利かせることが多い。 かつてヤクザに麻薬中毒にされていた妙子を救出したことがきっかけで恋人関係になり、現在同棲している。しかし、事件関係者との恋だけに非常に神経質になっている部分がある。 矢沢英明(やざわ ひであき) 演 - 田口浩正 階級:巡査部長 青柳の4期後輩で、捜査では彼とコンビを組む。青柳の意地の悪さに振り回されることも多いが、彼の良い面も悪い面も理解し、プライベートも含めて家族ぐるみで親しい。芸能関係や流行ものに詳しい。 青柳の事を心から信頼し、常に彼と一緒に行動しておりプライベートでも交友する程の仲であるが、時折彼を見下しているような言動をすることがあり、後輩でありながら青柳をお前と呼んだり、どさくさに紛れてタメ口を使ったり、「あんたなんて一生出世できませんよ」「胎教に悪いから青柳は出入り禁止」「お前うざい」等の暴言を吐く事がある。 妻は売れっ子漫画家の早苗で、彼女の仕事にアシスタントとして徹夜で付き合わされることがあり、刑事の仕事に影響が出ることも多い。しかし、彼女のお陰で生活は裕福であるため、タクシーの乗車にも自腹で領収書を切らない。その後S3では、早苗との間に一児(福太郎、通称・福ちゃん)を授かったことで多忙の中で幸福感を得たものの、妻は育児ノイローゼと脳腫瘍になってしまったため、気の休まる時間が全くなかった。S4からS6までは病気療養中の早苗と福太郎を彼女の実家に預け、自身は独り暮らしをしていた。 事件に子どもが絡んでいたり巻き込まれたときは見過ごせず感情的になることが多く、過去に覚醒剤絡みの件で関わった女の子を誘拐した挙句に殺害しようとした犯人を逮捕して青柳と共に取り調べた際、動機が「個人的なストレスの『憂さ晴らし』」であることを知った時には、青柳が激怒して机を持ち上げた直後に犯人に対して鉄拳制裁を行っていた(S3第4話)。また、児童施設に妻と共に献金し、妻は理事になっている。
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