紫骸城事件-inside the apocalypse castleとは? わかりやすく解説

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紫骸城事件-inside the apocalypse castle

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/12 17:19 UTC 版)

紫骸城事件-inside the apocalypse castle』(しがいじょうじけん)は上遠野浩平著、イラスト金子一馬担当の小説。「事件シリーズ」(または「戦地調停士シリーズ」)の第二作目。講談社ノベルス刊(2001年)。




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紫骸城事件-inside the apocalypse castle

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 02:30 UTC 版)

戦地調停士シリーズ」の記事における「紫骸城事件-inside the apocalypse castle」の解説

300年前の“大規模魔導時代(ギーガ・メーギ・ゴラス)”に全世界支配した魔女―リ・カーズと、その宿敵である戦鬼―オリセ・クォルト激突したバットログの森聳え立つ紫骸城今や、最も優れた魔導師決める“限界魔導決定会”の会場となっていたその城に、前優勝者ニーガス・アンガー死体となって現れた時から、世界嘲笑う巨大な虚無悪意満ちた大量殺戮事件幕を開ける一週間大会期間中巨大密室となった紫骸城で、悪名高き双子戦地調停士―ミラル・キラルと出会ったフロス・フローレイドは、次々に起こる不可解な殺人事件解明へと乗り出すフロス・フローレイド ヒッシバル共和国魔導大佐で、2作目主な語り手。4作目では七海連合特別顧問兼任。 かつてヒースロゥと共に事件解決した功績から、“限界魔導決定会”の立会人審判)の一人として招聘された。 “ケッチタの暴走”の大部分実際に解決したのはヒースロゥであり、世間からの英雄扱い自身には不相応なものと、息苦しさ感じている。しかしそのことに腐らず、自国魔導師達の“魔導師組合ギルド)”総本部内の地位向上を背負って大会に臨むなど、自身の成すべき仕事見出して動け有能な人物大会内で殺人事件発生した後は、U2Rシャオ協力得て事件調査乗り出す。その姿勢中立位置付けから、次第閉じ込められ参加者達信頼集めるようになるミラロフィーダ・イル・フィルファスラート 七海連合戦地調停士中でも冷酷代名詞として悪名高き魔導師であるフィルファスラートの双子―ミラル・キラルの前者限界魔導決定会の立会人一人。 独自の魔導哲学により呪詛怨念敏感で、あまりに過激な調停から“ひとつの戦争終わらせるのに、それまで戦死者倍する犠牲者生むと言われている。東方生まれという以外は一切が謎に包まれ魔導師学校在籍記録定かではない。が、その腕は超一級で、あまりの魔導師競技会荒らし振り頭を抱えたギルドが、懐柔策として今大会立会人という形で、弟共々招待した双子の弟であるキラルとは瓜二つの、ゾッとするような美貌持ち主。ミラルが話す言葉大半は「良しディード)」か「無駄(ナイン)」のみであるが、推理の時は流暢に事件当事者蔑みながら、嘲笑うように話す。またミラルにとっての素晴らし事象に対しては、その美声不思議なメロディ歌いながら舞い踊る相手嫌われてはいるが、特別想い寄せているEDに関しては、やや多弁キラストル・ゼナテス・フィルファスラート 七海連合戦地調停士中でも冷酷代名詞として悪名高き魔導師であるフィルファスラートの双子―ミラル・キラルの後者。姉と共に限界魔導決定会の立会人務める。 双子の姉であるミラルとは瓜二つで、美しいながら性別不詳彫刻のような顔立ち。常に一緒に行動している姉の分まで流暢に話す、傲岸不遜青年。4作目や5作目では、ロードマンと残酷号を相討ちさせる作戦提案している。 U2R 魔法装置一つである人造魔導師擬人器(=ロボット)。銀色の棒細工のような外見で、擬人自体がとうに製造禁止されているのでかなりの骨董品生命がなく呪詛影響受けないので、呪文による自動鍵が通用しない存在であることから、長年大会総合管理行っている。フローレイドに人格認められ助手としてシャオと共に事件解決協力するウージィ・シャオ 紫骸城にある宝を盗み現れた、大盗賊跡継ぎ参加者一人として男装潜入し盗み機会窺っていたもの事件の発生により、フローレイドの事件解決協力するうになる祖父世紀大盗賊―ウージィ・キャオ。見た目には178歳少女ながら祖父譲り盗賊業やトレジャーハントは勿論、裏社会情報屋としても並み諜報員凌ぐ凄腕月紫姫とは、密かに親友ニーガスアンガー 世界最高の防御魔法使い手限界魔導決定会の前優勝者であり、紫骸城事件最初の犠牲者貴族階級金持ち上位独占する魔導師ギルドにあって下積みの末に優勝者にまで上り詰めた叩き上げタイプ人物若い頃禁涙境雇われ臨時警護官補佐務め傍ら、“十字線アンカー)”の研究励み、街の相談役のような存在でもあったことから、ウザク・ボーエン禁涙境事件の項目参照)にも「背筋伸びていて、世を拗ねた所のないパリッとした人物」と評されるなど、親交が厚い。また、ムガンドゥ1世3世刻まれ世界最強防御魔法彼の仕事であるなど、本シリーズでは度々話題に登っている。 オブルファス・ギィ・グルドラン・ウォルハッシャー公爵 限界魔導決定会を主催する魔導師ギルド総帥で、事実上最高責任者夥しいまでの老化防止紋章全身刺青しており、これには大変な巨額投じられている。非常に傲慢プライド高く狡猾権力欲の強い禿頭の老人。元はムノギタガハル一族独占していた魔導師ギルド総帥の座を、スキャンダル乗じて奪ったことは周知の事実。ミラル・キラルをかなり毛嫌いしているため、今大会への特別招待を非常に苦々しく思っている。 ゾーン・ドーン 限界魔導決定会の審判長実際下準備統括した。 四年前にウォルハッシャー公爵により魔法の力で蘇った死人(用語の項目参照)。死人特有の、顔の筋肉神経障害起こしていて制御し切れず表情時折おかしな歪み方をしたりするという、アンバランスな無表情をする人物その代わり呪文詠唱一度1人1つ基本この世界にあって3つ同時詠唱が可能という特異な魔導士として復活した記憶だけでなく、生前記録一切不明自身について分からないため、ウォルハッシャー公爵には逆らえいいよう使われている立場上、常に弱気心底ではニーガスアンガー死に不穏なものを感じ取っており、フローレイドを頼りにしている。 ナナレミ・ムノギタガハル 限界魔導決定会の審判団副審魔導師名門一族であるムノギタガハル家の令嬢実物大ブリキ人形本物我が子だと思い込んで溺愛しており、赤ん坊のように世話を焼いている未亡人身分違いの男と駆け落ちしたことで一部では有名で、その後の夫―ヘンリィの死で気が触れている。 ラマド師 リバーダン公国魔動戦士筆頭顧問限界魔導決定会の参加者で、紫骸城事件第二犠牲者軍人にありがちな階級で人を品定めする類い高圧的な男性オリセ・クォルト 300年前の戦鬼。 魔法文明の粋である究極破壊兵器だったが、300年前に平和のため、単身リ・カーズに挑んだことで勇者として現在では知られている合成人間美女紫骸城でのあまりに激しかった戦い最後に姿を消したこと、生き証人もなかったことから、リ・カーズと相討ちになったと言われている。 リ・カーズ/本名:クラスタティーン・フィルファスラート 300年前数々魔導帝国征服し大量殺戮起こした魔女紫骸城建造主。 恐怖代名詞として、悪意魔女や呪闘神など多く通り名と共に語り継がれている魔導士。元は、その支配確実にするのに魔法に関する知識一部特権階級独占していた世でありふれた一族であったが、リ・カーズのあまりの暴虐さから元の姓であるフィルファスラートは今日では不吉象徴とされている。宿敵オリセ・クォルト迎え撃つため、紫骸城建造したと言われているが詳細を知る者はい居ない紫骸城でのあまりに激しかった戦い最後に姿を消したこと、生き証人もなかったことから、オリセ・クォルト相討ちになったと言われている。

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