凌ぐ

デジタル大辞泉

しの・ぐ【^×凌ぐ】

読み方：しのぐ

［動ガ五（四）］

１ 押し分けて前に進む。乗り越えて進む。「波濤(はとう)を—・いで行く」

２ 困難や苦境などにじっと堪えて、なんとか切り抜ける。辛抱して乗り越える。また、防いで、堪え忍ぶ。「飢えを—・ぐ」「ピンチを—・ぐ」「風雨を—・ぐ」「日本の夏は—・ぎにくい」

３ 人を侮る。

「何処(どこ)までも人を—・いだ仕打な薬売は」〈鏡花・高野聖〉

４ 能力・程度などが他のものを追い抜いて上に出る。他よりまさる。「壮者を—・ぐ元気」「前作を—・ぐ傑作」「山頂雲を—・ぐ」

５ 押し伏せる。おおいかぶさる。

「高山の菅の葉—・ぎ降る雪の消ぬとか言はも恋の繁けく」〈万・一六五五〉

[可能] しのげる

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凌ぐ

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 05:47 UTC 版)

和語の漢字表記

凌ぐ（しのぐ）

1. しのぐ　参照

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「凌ぐ」の例文・使い方・用例・文例

• ようやく雨露を凌ぐだけのあばら家です
• 頂上は雲を凌ぐ
• 象は力量においてすべての動物を凌ぐ
• ロンドンは大きさや人口において他の大都会を凌ぐ
• 彼は今に先生を凌ぐだろう
• 老人は壮者を凌ぐ勢いだ
• 長者を凌ぐものでない
• 上を凌ぐ
• あの男は人を凌ぐふうが有る
• 品質において凌ぐさま
• 以前に確立した記録を凌ぐさま
• 彼女の実績は、私が知っているどの学生の成績をも凌ぐ
• 大差で凌ぐ、または打ち負かす
• 指揮能力において凌ぐ
• 普通であるものまたは標準を凌ぐさま
• 特に優秀さにおいて、普通の限度を上回るか、凌ぐさま
• 先立ったすべてを凌ぐ非常に良い機知に富む言葉
• 通常の限界を凌ぐ、凌駕する、または越える状態
• 寒さを我慢して凌ぐこと