移動派とは? わかりやすく解説

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いどう‐は【移動派】

読み方:いどうは

19世紀後半ロシア結成された、美術運動のグループ。自然の美しさなどを写実的に描いた


移動派

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/11 07:08 UTC 版)

移動派(いどうは;ロシア語: Передвижники)は、19世紀後半のロシアにおけるリアリズム美術運動のグループである[1]移動展派とも[2]。1870年に「移動展覧会協会(または移動美術展協会)」を発足させ、ロシア国内の都市を巡回する移動美術展覧会を1923年まで主催した。「移動派」という通称はこのことにちなんでいる。ヴィッサリオン・ベリンスキーニコライ・チェルヌィシェフスキーの影響を受け、歴史的かつ社会的なテーマを軸に、民衆の姿や自然の美しさをリアリズムの手法で描いた[1]


  1. ^ a b 移動派とは” (日本語). コトバンク. 2022年10月4日閲覧。
  2. ^ 移動展派とは” (日本語). コトバンク. 2022年10月11日閲覧。
  3. ^ a b c d e 井伊裕子 (2020). “移動展覧会における風景画の位置づけ”. スラヴ文化研究 18: 90-102. http://repository.tufs.ac.jp/bitstream/10108/100239/1/6.+II_18.pdf. 
  4. ^ a b c d e f エレーナ・フェドトワ (2019年11月1日). “移動派とは何者で、なぜロシア絵画芸術において重要なのか” (日本語). Russia Beyond. 2022年10月11日閲覧。
  5. ^ a b c d 上野理恵 (2008). “移動展派の創作における個の問題 : クラムスコイとレーピンの作品を中心に”. 慶応義塾大学日吉紀要 23: 177-203. 
  6. ^ НЭБ - Национальная электронная библиотека” (ロシア語). rusneb.ru - Национальная электронная библиотека. 2022年10月11日閲覧。
  7. ^ ロシア美術とは” (日本語). コトバンク. 2022年10月11日閲覧。
  8. ^ Ely, Christopher (2000). "Critics in the native soil: landscape and conflicting ideas of nationality in Imperial Russia". Ecumene 7 (3): 253-270.


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移動派

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 10:35 UTC 版)

イリヤ・レーピン」の記事における「移動派」の解説

1878年自由思想の「巡廻美術展協会」(日本での通称は「移動派」)に入会。この団体は、レーピン上京したころ官学アカデミックな形式主義闘ったグループであった1870年代前半制作した絵画ヴォルガの舟曳き』を巡廻美術展出品したことにより、レーピン名声確立する。この作品は、重労働に就く多く貧民描いたものであって希望なきロシア青年描き出したものではない。1882年からはサンクトペテルブルクに住むようになるが、しばしばウクライナ帰郷し機会見て外国旅行にも赴いた

※この「移動派」の解説は、「イリヤ・レーピン」の解説の一部です。
「移動派」を含む「イリヤ・レーピン」の記事については、「イリヤ・レーピン」の概要を参照ください。

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