眞言とは? わかりやすく解説

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しん‐ごん【真言】

読み方:しんごん

《(梵)mantraの訳》いつわりのない真実言葉密教で、仏・菩薩(ぼさつ)などの真実言葉また、その働きを表す秘密の言葉をいう。明(みょう)・陀羅尼(だらに)・呪(じゅ)などともいう。

真言宗」の略。


真言

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/10 18:51 UTC 版)

真言(しんごん)とは、サンスクリット語マントラ(मन्त्र Mantra)の訳語で、「(仏の)真実の言葉、秘密の言葉」という意[1]。『大日経』などの密教経典に由来し、浄土真宗を除く多くの大乗仏教の宗派で用いられる呪術的な語句である。 法華経では、「陀羅尼品第二十六」があり、すでに法華経には呪術的な語句が使用されている。 漢訳経典では、「真言」の他に「密言」、「呪」、「明呪」等と訳される[注 1]





真言

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 03:13 UTC 版)

不動明王」の記事における「真言」の解説

不動明王の真言には以下のようなものがある。一般には、不動真言の名で知られる、小咒(しょうしゅ)、一字咒(いちじしゅ)とも呼ばれる真言が用いられる。 「ノウマク サンマンダ バザラダン カン」 (namaḥ samantavajrānāṃ hāṃ) (すべての金剛礼拝するハーン。) また、長い真言には、火界咒(かかいしゅ)と呼ばれる真言がある。 「ノウマク サラバタタギャテイビャク サラバボッケイビャク サラバタタラタ センダマカロシャダ ケンギャキギャキ サラバビギナン ウンタラタ カンマン」 (namaḥ sarvatathāgatebhyaḥ sarvamukhebhyaḥ sarvathā tracaṇḍamahāroṣaṇa khakhāhi khāhi sarvavighanaṃ hūṃ traṭ hāṃ māṃ) その中間位置する慈救咒 (じくじゅ)と呼ばれる真言も知られる。 「ノウマク サンマンダ バザラダン センダ マカロシャダ ソワタヤ ウンタラタ カンマン」 (namaḥ samantavajrānāṃ caṇḍa-mahāroṣaṇa sphoṭaya hūṃ traṭ hāṃ māṃ. ) (すべての金剛礼拝する怒れ憤怒尊よ、砕破せよ。フーン、トラット、ハーンマーン。)

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真言

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 16:05 UTC 版)

十一面観音」の記事における「真言」の解説

Oṃ lokeśvara hrīḥオーン、世自在尊よ、フリーヒ(ह्रीः)。オン ロケイジンバラ キリク Oṃ mahā-kāruika svāhāオーン大悲なる御方よ、スヴァーハーオン マカ キャロニキャ ソワカ

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真言

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 08:17 UTC 版)

役小角」の記事における「真言」の解説

日本生まれ役行者対しそもそもサンスクリット語マントラ訳語である真言がつけられるのは考えにくく、聖護院本山修験)などでは光格天皇より与えられ諡号である神変大菩薩(じんべんだいぼさつ)を使い南無神変大菩薩(なむ じんべん だいぼさつ) と唱える宗派によっては おんぎゃくぎゃくえんうばそくあらんきゃそわか を真言と定めているところもある。

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真言

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 10:17 UTC 版)

薬師如来」の記事における「真言」の解説

薬師如来の真言は、以下の通り

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真言

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 09:28 UTC 版)

地蔵菩薩」の記事における「真言」の解説

オン カカカ ビサンマエイ ソワカ(Oṃ ha ha ha vismaye svāhā) 邦訳すれば『オーンha・ha・ha地蔵菩薩種子3回唱える)、希有な御方よ、スヴァーハー』となる。

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真言

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 03:23 UTC 版)

制多迦童子」の記事における「真言」の解説

「オン・キャラマ・セイタカ・ウンパッタ・ナン」 (oṃ karma śaiak ūṃ phaṭ ṇāṃ) ※お経には「oṃ karmma ceaka hūṃ hūṃ phaṭ ṇaṃ」と書いてある。

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真言

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 03:19 UTC 版)

矜羯羅童子」の記事における「真言」の解説

オン ダラマ コンガラ チシュタ サラ」 (oṃ dharma kogla tiṣṭa sra) ※お経には「oṃ dharmma hāṃkara tiṣṭa jraと書いている。

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真言

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/10 13:07 UTC 版)

秋葉権現」の記事における「真言」の解説

オン ヒラヒラ ケン ヒラケンノウ ソワカヒラ」とは愛宕山太郎坊前身とされる日羅の名前を本来の「にちら」ではなく「ひら」と読み変えたのであるとされる一方で坂内龍雄『真言陀羅尼』では、この真言は和製経典である英彦山修験道経典『灼摩経』の末尾掲載されているとし、梵文Om hi ra hi ra kham hi ra khamna svahaを「おお、どんどん火よ燃えよ、竃よ、火よ燃えよ、竃に、めでたし」と翻訳し、「オン 一心帰命/ヒ 秀登勢気/ラ 天火地火/ヒ 虚空散煙/ラ 三業業火妄想より生ずる火/ケン 無等空無得/ヒ 広大無辺/ラ 智火充満ケン 悉皆消滅ナウ魔邪鬼便利を得ずソワカ 事理成就心願満足」という口伝紹介している。 また、真言宗醍醐派寺院秋葉山本坊・峰本院では、梵文Om vira vira kham vira kham na svahaとし、真言「オーン・ヴィラ・ヴィラ・クハン・ヴィラ・クハン・ナ・スワーハ」(オーン塵垢離れた塵垢離れた神よ虚空如く塵垢離れた神よ虚空如き・無そのものよ・成就あれかし)が訛化して、現在音の「オーン・ヴィラ・ヴィラ・ケン・ヴィラ・ケン・ノー・ソワカ」となったとしている。

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真言

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 02:50 UTC 版)

准胝観音」の記事における「真言」の解説

真言は短呪の「オン・シャレイ・シュレイ・ジュンテイ・ソワカ」(Oṃ cale cule cunde svāhā などがよく知られている。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}長咒は「ナモサッタナン・サンミャクサンモダクチナン・タニヤタ・オン・シャレイ・シュレイ・ジュンテイ・ソワカ」。[要出典]

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真言

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/21 09:57 UTC 版)

悪霊シリーズ」の記事における「真言」の解説

マントラと読む。元は仏教用語であり、当然ながら滝川が主に用いる。

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真言

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/26 21:35 UTC 版)

三鬼大権現」の記事における「真言」の解説

オン・アラタンノウ・ウン・ソワカ また、三鬼大権現功徳和讃存在する

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真言

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 14:34 UTC 版)

歓喜天」の記事における「真言」の解説

Oṃ hrīḥ gahusvāhāオーム ह्रीः (十一面観世音菩薩種子) गः(歓喜天種子) हुं (軍荼利明王種子) スヴァーハーオン キリキリクギャク ウン ソワカ瑜伽悉地秘要』では、儗哩(キリ)は、観世音菩薩種子字で、毘那夜迦(Vināyaka)が障礙を作さないようにし、虐(ギャク)は、毘那夜迦神の種子で、此常随魔也(此れ魔を随う也)とされ、唯有観世音軍荼利菩薩 能除此毘那夜迦難也(唯だ観世音及び軍荼利菩薩有らば、此の毘那夜迦の難を除くこと能う也)と説かれている。 最初のクは苦しみを抜くと言う意味から抜いて唱えることが多いといわれることもあるが、実際は、日本で「キリク」と読む部分はもともとの梵音「フリーヒ(Hrīḥ)」が訛ったものであり、「フリーヒ」を真言宗では「キリク」、天台宗で「キリ」と読むに過ぎない。よって、その他の真言陀羅尼でも、「フリーヒ(Hrīḥ)」の日本での読み宗派によってそのようになる場合がある。 大聖歓喜双身大自在天毘那夜迦王帰依念誦供養法三蔵沙門善無畏訳)心中咒(増益)Oṃ hrīḥ gagaオン キリ ギャク 心中心咒(調伏)Oṃ gagahuphaオン ギャク ギャク ウン ハッタ 毘那夜迦那誐缽底瑜伽悉地秘要(含光記)調伏真言Oṃ gagahusvāhāオン ギャク ギャク ウン ソワカ 大聖歓喜天使咒法一字咒Oṃ gagahrīḥ oṃ ha huphaオン ギャク ギャク キリ オン カ ウン ハッタ

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真言

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/29 16:15 UTC 版)

飯縄権現」の記事における「真言」の解説

オン チラチラヤ ソワカ 「チラチラヤ」は飯縄智羅天狗の「智羅」から来ている。また、『今昔物語集』に智羅永寿という天狗登場している。

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