女官とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 社会 > 身分 > 官人 > 女官の意味・解説 

じょ‐かん〔ヂヨクワン〕【女官】

読み方:じょかん

宮中仕え女性にょかんにょうかん


にょう‐かん〔‐クワン〕【女官】

読み方:にょうかん

にょかん(女官)」に同じ。

主殿司(とのもりづかさ)、—などのゆきちがひたるこそをかしけれ」〈・三〉


にょ‐かん〔‐クワン〕【女官】

読み方:にょかん

朝廷仕え女性官人総称後宮十二司仕え女性のほか、命婦(みょうぶ)・女蔵人(にょくろうど)などがある。官女にょうかん


女官

読み方:ニョカン(nyokan), ニョウカン(nyoukan)

律令制下後宮十二司勤仕する女性総称


女官

作者柴田錬三郎

収載図書毒婦千年
出版社講談社
刊行年月1994.9
シリーズ名講談社文庫


女官

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/25 07:59 UTC 版)

女官(にょかん/にょうかん)とは、官職を持ち宮廷に仕える女性のこと。官女(かんじょ)・宮女(きゅうじょ)とも言う。


注釈

  1. ^ 角田文衛のように「にょうかん」が実際の宮廷で用いられていた証拠は無いとしてこの区別を否定する考え方もある。

出典

  1. ^ 『平安時代史事典』「女官」。
  2. ^ 竹内美佳「摂関期の女官と天皇」大津透 編『摂関期の国家と社会』(山川出版社、2016年) ISBN 978-4-634-52365-4
  3. ^ 高橋博『近世の朝廷と女官制度』P4-5。
  4. ^ 石田俊「近世朝廷における意思決定の構造と展開」『近世公武の奥向構造』(吉川弘文館、2021年) ISBN 978-4-642-04344-1 P142-145.(初出は『日本史研究』618、2014年)
  5. ^ 石田俊「近世朝廷における意思決定の構造と展開」『近世公武の奥向構造』(吉川弘文館、2021年) ISBN 978-4-642-04344-1 P154-155.(初出は『日本史研究』618、2014年)
  6. ^ 高倉寿子20世紀日本人名事典
  7. ^ a b c 『女官』山川三千子、講談社学術文庫、2016、p18-39
  8. ^ 四辻清子デジタル版 日本人名大辞典+Plus
  9. ^ 知られざる天皇家の「闇」をあぶり出した、ある女官の手記、書評者原武史、現代ビジネス、2016年8月。
  10. ^ 「南九萬等啓: "以宮女抄擇、令刑曹依法典、以各司下典、而別監私出閭閻、抄擇良人之弊、昨日仰陳於榻前、而自上以三醫司外、令刑曹抄入事爲敎、臣等欽仰殿下革弊之盛意、而猶惜其不能痛祛起弊之端也。祖宗舊制、只擇各司下典、以充下陳、其時亦未嘗以使令之不足爲患。今殿下、何獨於選宮女、必踰舊制、而延及良人、留作日後之弊哉?請宮人選擇、只以各司下典、罷良人抄入。」朝鮮王朝実録 顕宗実録9巻 顕宗5年10月24日 壬午2回目
  11. ^ 「廷臣相與言曰:「…停良家女選充宮人之令、…。」朝鮮王朝実録 景宗実録15巻 景宗大王墓碑文。強調引用者。
  12. ^ 大典会通 刑典, 公賤 中 "宮女只以各司下典選入內婢足可充選寺婢則非特敎勿選良家女一切勿論良人寺婢或薦進或投入者杖六十徒一年"。
  13. ^ 乙巳/敎曰:「先朝以內奴婢、寺奴婢、嘗欲革罷、予當繼述、自今一倂革罷。其給代、令壯營擧行。」仍令文任、代撰綸音曉諭。仍命承旨、取內司、各宮房、各司奴婢案、燒火于敦化門外、 合三萬六千九百七十四口、案冊一百六十卷。案冊一千二百九卷。】 。朝鮮王朝実録 純祖実録2巻 純祖1年1月28日 乙巳1回目
  14. ^ 金用淑 『朝鮮朝宮中風俗の研究』大谷森繁監修、李賢起訳(法政大学出版局2008)


「女官」の続きの解説一覧

女官

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/27 17:17 UTC 版)

ファンタスティックフォーチュン」の記事における「女官」の解説

王宮働く女性達。シオン手を出して振っている。

※この「女官」の解説は、「ファンタスティックフォーチュン」の解説の一部です。
「女官」を含む「ファンタスティックフォーチュン」の記事については、「ファンタスティックフォーチュン」の概要を参照ください。


女官

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 08:23 UTC 版)

宮内庁侍従職」の記事における「女官」の解説

女官は皇后側近奉仕のことを分掌し、女官長補佐する

※この「女官」の解説は、「宮内庁侍従職」の解説の一部です。
「女官」を含む「宮内庁侍従職」の記事については、「宮内庁侍従職」の概要を参照ください。


女官

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 14:53 UTC 版)

袖先赤いクットン」の記事における「女官」の解説

提調尚宮チョ氏 - パク・ジヨン 女官長数百人の女官を率い宮廷権力者カン・ウォルへ - ジウン 東宮殿の女官。 パク尚宮 - キム・ミギョン 尚宮

※この「女官」の解説は、「袖先赤いクットン」の解説の一部です。
「女官」を含む「袖先赤いクットン」の記事については、「袖先赤いクットン」の概要を参照ください。


女官

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/26 03:10 UTC 版)

平安時代の人物一覧」の記事における「女官」の解説

坂上春子……桓武天皇後宮百済永継……桓武天皇後宮。また藤原内麻呂室。真夏、冬嗣母。 藤原薬子……平城天皇尚侍紀田子……平城天皇後宮紀種子……仁明天皇更衣常康親王眞子内親王らの母。 藤原賀登子……福当麻の子仁明天皇宮人国康親王母。 紀静子三条町)……文徳天皇更衣惟喬親王惟条親王恬子内親王述子内親王珍子内親王らの母。 紀全子(紀乳母)……陽成天皇乳母藤原淑子……光孝天皇醍醐天皇尚侍藤原登子……村上天皇女官。尚侍藤原綏子……三条天皇尚侍藤原豊子宰相の君)……後一条天皇乳母藤原道綱女。 藤原経子……白河天皇典侍源頼子……白河天皇後宮官子内親王母。 祇園女御……白河天皇晩年寵妃藤原長子讃岐典侍)……堀河天皇典侍源盛子(三河内侍)……堀河鳥羽崇徳天皇掌侍。 紀頼子中務)……堀河天皇女蔵人藤原朝子紀伊局)……後白河天皇乳母藤原通憲信西)の妻。 源重子(坊門局)……後白河天皇典侍二条天皇乳母藤原成子高倉三位)……後白河天皇女官。 高階栄子丹後局)……後白河天皇女官。 藤原殖子七条院)……高倉天皇典侍後高倉院後鳥羽天皇母。 小督……高倉天皇寵妃藤原経子大納言三位)……高倉天皇乳母藤原輔子大納言典侍)……安徳天皇乳母源在子承明門院)……後鳥羽天皇宮人土御門天皇母。

※この「女官」の解説は、「平安時代の人物一覧」の解説の一部です。
「女官」を含む「平安時代の人物一覧」の記事については、「平安時代の人物一覧」の概要を参照ください。


女官

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 04:48 UTC 版)

職事」の記事における「女官」の解説

女官(宮人)には官位相当存在しないものの、四等官をまねて「尚・典・掌」からなる三等官の制度があった(准位呼ばれる官位相当代わる制度はある)。後宮職員令ではこの三等官を職事それ以下女孺采女・氏女などを散事呼んで区別している。

※この「女官」の解説は、「職事」の解説の一部です。
「女官」を含む「職事」の記事については、「職事」の概要を参照ください。


女官

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 00:58 UTC 版)

後醍醐天皇」の記事における「女官」の解説

後醍醐典侍事実上女官長で、側室になる場合も多いが、そうではない場合も多い)として仕えた後醍醐天皇大納言典侍」(「権大納言典侍」「後醍醐権大納言典侍」とも)という勅撰歌人がおり、『続千載和歌集』に1首(恋歌五・1601)、『新千載和歌集』に1首(恋歌五・1577)、『新葉和歌集』に2首(釈教・615と哀傷・1328)が載る理由不明だが、深津睦夫君嶋亜紀は、大納言典侍公卿洞院公敏の娘であるとしている。大納言典侍はのち出家したが、後村上天皇と特に親しく後村上はしばし出家した彼女のもとを尋ねて和歌贈り合っていたようである。 このほか、『増鏡』「久米のさら山」では、隠岐島流される後醍醐に、阿野廉子加えて大納言君」と「小宰相」という2人女房(女官)が付き添ったとされる

※この「女官」の解説は、「後醍醐天皇」の解説の一部です。
「女官」を含む「後醍醐天皇」の記事については、「後醍醐天皇」の概要を参照ください。


女官

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/26 07:46 UTC 版)

日本の女性史」の記事における「女官」の解説

8世紀末から9世紀にかけて内裏成立する内侍司を除く後宮十二司諸司衰退し政治的役割減っていく。女官の役割家政関わるものに限定されてゆき、尚侍天皇寵愛を受けるようになり妻妾になるなど、女官の社会的政治的な地位低下する。また尚侍藤原薬子平城上皇寵愛後ろ盾権勢を振るうが、それに対抗するために嵯峨天皇蔵人所新設し女性統治システムから排除した

※この「女官」の解説は、「日本の女性史」の解説の一部です。
「女官」を含む「日本の女性史」の記事については、「日本の女性史」の概要を参照ください。


女官

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/14 07:30 UTC 版)

メアリー・ブランドン」の記事における「女官」の解説

彼女はほとんどの時間宮廷過ごしジェーン・シーモア女王好意的な女官を務めいくつかの宝石プレゼントされた。彼女の肖像画は、フランドル画家、ハンス・ホルバイン・ザ・ヤンガーによって描かれた。 1538年に、夫はメアリー不正行為についてトーマス・クロムウェル不平言いったが返事はなかった。 メアリー・ブランドン1540年から1544年の間に亡くなった。また夫は1560年8月18日亡くなった

※この「女官」の解説は、「メアリー・ブランドン」の解説の一部です。
「女官」を含む「メアリー・ブランドン」の記事については、「メアリー・ブランドン」の概要を参照ください。


女官

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/06 14:33 UTC 版)

奈良時代の人物一覧」の記事における「女官」の解説

県犬養橘三千代……宮人藤原不比等室。 県犬養八重……宮人県犬養姉女……宮人藤原袁比良……尚侍尚蔵藤原仲麻呂室。 藤原百能……尚侍藤原豊成室。 大野仲仟……尚侍藤原永手室。 百済王明信……尚侍藤原継縄室。 吉備由利……尚蔵吉備真備の娘か妹。 藤原諸姉……尚蔵藤原百川室。 藤原宇比良古……。藤原仲麻呂の室。 和気広虫……典蔵典侍和気清麻呂の姉。 橘真都我……宮人藤原乙麻呂藤原是公室。 阿倍古美奈……藤原良継室。

※この「女官」の解説は、「奈良時代の人物一覧」の解説の一部です。
「女官」を含む「奈良時代の人物一覧」の記事については、「奈良時代の人物一覧」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「女官」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

女官

出典:『Wiktionary』 (2021/08/21 10:04 UTC 版)

発音(?)

にょ↗かん
にょ↗ーかん
じょ↗かん

名詞

にょかんにょうかんじょかん

  1. 宮廷仕える女性官人

「女官」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



女官と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「女官」の関連用語

女官のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



女官のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの女官 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのファンタスティックフォーチュン (改訂履歴)、宮内庁侍従職 (改訂履歴)、袖先赤いクットン (改訂履歴)、平安時代の人物一覧 (改訂履歴)、職事 (改訂履歴)、後醍醐天皇 (改訂履歴)、日本の女性史 (改訂履歴)、メアリー・ブランドン (改訂履歴)、奈良時代の人物一覧 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの女官 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS