後村上天皇とは? わかりやすく解説

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ごむらかみ‐てんのう〔‐テンワウ〕【後村上天皇】

読み方:ごむらかみてんのう

[1328〜1368]第97天皇在位、1339〜1368。後醍醐天皇皇子。名は義良(のりなが)。吉野即位後、足利勢の攻撃伴って転々と行宮移動し摂津住吉で没。


後村上天皇 檜尾陵
(ごむらかみてんのう ひのおのみささぎ)

御陵写真 陵印
代   数 :第97
天 皇 名 :後村上天皇
ごむらかみてんのう
御   父 後醍醐天皇
御   母 新待賢門院藤原廉子
御 陵 名 檜尾
(ひのおのみささぎ
陵   形 円丘
所 在 地 大阪府河内長野市寺元  観心寺
交通機関等 近鉄・南海河内長野」からバス観心寺下車  東へ0.7km
陵印保管場所 古市陵墓監区事務所

後村上天皇

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/13 13:19 UTC 版)

後村上天皇(ごむらかみてんのう、1328年嘉暦3年〉[3] - 1368年3月29日〈正平23年3月11日〉)は、日本の第97代天皇、および南朝第2代天皇(在位:1339年9月18日延元4年/暦応2年8月15日〉- 1368年3月29日正平23年/応安元年3月11日〉)。後醍醐天皇の第7皇子で、数多い皇子らの中でただ一人の天皇である。は初め義良(のりよし/のりなが)、即位後に憲良(読み同じ)に改めた[5]


  1. ^ a b 八代国治とともに長慶天皇即位確定に大きな役割を果たした武田祐吉は、『新葉和歌集』が「後醍醐天皇」「後村上院」と記していることを指摘して、後村上天皇が生前に譲位して上皇となっていた可能性を指摘した(「長慶天皇を仰ぎ奉りて」 『武田祐吉著作集 第8巻 文学史・歌物語篇』 角川書店、1973年。初出は1917年)。近年では、坂口太郎も同様の理由から生前譲位説を提唱している(「建武政権・南朝と院政 ―後院の設置を中心として」 『人間・環境学』17巻 京都大学大学院人間・環境学研究科、2008年)。
  2. ^ 続史愚抄』・『南朝公卿補任』による。
  3. ^ a b 生日について、『南朝編年記略』は10月4日(旧暦9月1日)、中田憲信の『南方遺胤』は10月11日(旧暦9月8日)とするが、いずれも確たる史料的裏付けはない。
  4. ^ 鴨脚本『皇代記
  5. ^ 鴨脚本『皇代記』。親王時代や践祚時は「義良」(神皇正統記)だが、『鰐淵寺文書』正平6年(1351年)9月8日付宸筆願文には天皇自ら「憲良」と署名している。
  6. ^ 新葉和歌集』雑上・1034の詞書から立太子がこの年であったことは確実だが、その月日は不詳である。『南朝編年記略』は何によってか、3月4日とする。
  7. ^ 園太暦文和2年(1353年)6月4日条。『南朝編年記略』『系図纂要』は名を顕子とし、後に中宮に冊立されたとするが、当時の史料には確認できない。
  8. ^ 末柄豊 「萩原寺所蔵『理趣三昧表白』 ―後亀山天皇の生母に関する一史料」(中山一麿監修 『寺院文献資料学の新展開 第5巻 中四国諸寺院Ⅰ』 臨川書店、2020年、ISBN 9784653045458


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後村上天皇

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/22 08:29 UTC 版)

青木文献」の記事における「後村上天皇」の解説

簡単な略歴記録されている。その内容は、ほぼ後村上天皇の通説と同じ。(諱義良、初名憲良、後醍醐天皇第八子、在位29年、壽41歳など)。

※この「後村上天皇」の解説は、「青木文献」の解説の一部です。
「後村上天皇」を含む「青木文献」の記事については、「青木文献」の概要を参照ください。

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