散事とは? わかりやすく解説

さん‐じ【散事】

読み方:さんじ

位階だけあって官職のない者。散位

律令制で、後宮十二司仕え女官のうち、女嬬(にょじゅ)・采女(うねめ)など下位の者の称。

律令制で、四等官以下の初位および位階のない卑官


散位

(散事 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/22 02:45 UTC 版)

散位(さんい/さんに)とは、日本律令制において、官司に執掌を持たず、位階のみを持つ者。なお、散官(さんかん)という別称もある。にも散官の制度があり、文官には光禄大夫などの文散官、武官には鎮軍大将軍などの武散官が与えられていたが、品階を有する全ての官人に与えられる性格のものであり、実態としては日本における位階に近い。他の別称としては、女嬬采女などの下級女官や地方の国衙に仕えた雑任などを指す散事(さんじ)や、同じく地方の雑任を指した散仕(さんじ)がある。




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