正装とは? わかりやすく解説

せい‐そう〔‐サウ〕【正装】

読み方:せいそう

[名](スル)儀式などに出るための正式の装いまた、その装いをすること。


礼服

(正装 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/03 15:03 UTC 版)

礼服(れいふく)とは、冠婚葬祭の儀式典礼[1]といった改まった席[2]で着用する衣服のことであり、礼服の着装状態を礼装[1]という。英語では「フォーマルウエア(Formal wear)」と呼ばれ[3]、その格式によって、正礼装準礼装略礼装平服、などと区別される。また、昼間に行われる結婚式披露宴などは昼の礼服、夜に行われる舞踏会晩餐会などは夜の礼服、と「昼」(モーニングドレスアフタヌーンドレスなど)と「夜」(イブニングドレスディナードレスなど)のものに分けられており、特に夜会[注釈 1]で着用される礼服は夜会服と呼ばれる[4]


注釈

  1. ^ 夜に行われる会合のこと:舞踏会晩餐会
  2. ^ 時間(=英語: time)・場所(=英語: place)・目的(=英語: occasion)。
  3. ^ 写真より、家紋が袖の背面にあり、前胸にはないため、三つ紋であることが分かる。

出典

  1. ^ a b 『ブリタニカ国際大百科辞典 小項目版 2015』「礼服」
  2. ^ 『三省堂国語辞典 第七版』「礼服」
  3. ^ 『世界大百科事典 第二版』「礼装」
  4. ^ 『新明解国語辞典 第七版』「夜会服」
  5. ^ Kimbei KUSAKABE Marriage”. オーストラリア国立美術館. 2018年1月1日閲覧。
  6. ^ 清家壽子 2002, p. 39.
  7. ^ 清家壽子 2002, p. 77.
  8. ^ 清家壽子 2002, p. 74.
  9. ^ 清家壽子 2002, pp. 35–36.
  10. ^ 清家壽子 2002, p. 85.
  11. ^ a b 寺西千代子 2014, p. 152.
  12. ^ 寺西千代子 2014, pp. 22–23.
  13. ^ a b 寺西千代子 2014, pp. 156–157.
  14. ^ 寺西千代子 2014, p. 161.
  15. ^ a b 寺西千代子 2014, pp. 158–159.
  16. ^ オバマ前大統領は「何年も同じタキシードを着てた」ミシェル夫人が教えてくれたこと”. ハフポスト (2017年6月8日). 2017年12月30日閲覧。
  17. ^ a b 寺西千代子 2014, pp. 157–158.
  18. ^ Court suit”. メトロポリタン美術館. 2018年1月8日閲覧。
  19. ^ 清家壽子 2002, pp. 142–144.
  20. ^ Man's Morning Coat and Vest”. ロサンゼルス・カウンティ美術館. 2018年1月1日閲覧。
  21. ^ 清家壽子 2002, pp. 144–146.
  22. ^ 清家壽子 2002, p. 150.
  23. ^ Hot'n Cool:長手袋 Opere Gloves
  24. ^ ルールを知り、アレンジを愉しむ!
  25. ^ 家庭画報:大人検定365「ローブデコルテ」とは?
  26. ^ 日本の礼儀作法~宮家のおしえ~[リンク切れ] 竹田恒泰
  27. ^ UNITED STATES NAVY UNIFORM REGULATIONS Article 3207〜3212 他
  28. ^ 勲章等着用規程
  29. ^ 日本の勲章・褒章の種類と着用規定
  30. ^ 勲章の概要と叙勲のドレスコード(着装ルール)
  31. ^ 昭和39年総理府告示第16号「勲章等着用規程」第3条
  32. ^ 小池百合子都知事、ファッションという名の大きな「武器」”. AFPBB News (2016年12月5日). 2018年1月6日閲覧。
  33. ^ 木村孝 2010, pp. 60–61.
  34. ^ a b 寺西千代子 2014, p. 154.
  35. ^ 木村孝 2010, pp. 80–82.
  36. ^ 木村孝 2010, pp. 124–125.
  37. ^ 2015年4月9日「中日新聞」朝刊35面
  38. ^ 皇室:写真特集・天皇、皇后両陛下がパラオ訪問”. 毎日新聞 (2015年4月8日). 2017年12月30日閲覧。
  39. ^ a b かりゆしウェアとは”. 沖縄県 (2014年8月29日). 2018年1月8日閲覧。
  40. ^ かりゆしウェアの定義・歴史”. 内閣府. 2018年1月8日閲覧。


「礼服」の続きの解説一覧

正装

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 19:03 UTC 版)

黒鷲勲章」の記事における「正装」の解説

黒鷲勲章受章した人物は、黒鷲勲章騎士団加盟する騎士団会合式典などに出席する際は、青色の裏地がついた緋色ベルベットローブを正装としてまとったローブの左肩には、大きな黒鷲勲章副章描かれていた。

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正装(=衣冠)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 07:04 UTC 版)

神職」の記事における「正装(=衣冠)」の解説

正装(衣冠)は「大祭例祭新嘗祭祈年祭神社造営等に関わる臨時祭など)」、「天皇三后皇太子または皇太孫御参拝」の場合着用する特級 - 黒袍(輪無唐草紋)、白奴袴(白八藤紋)、冠(繁紋) 一級 - 黒袍(輪無唐草紋)、紫奴袴(白八藤紋)、冠(繁紋) 二級上 - 赤袍(輪無唐草紋)、紫奴袴薄紫藤紋)、冠(繁紋) 二級 - 赤袍(輪無唐草紋)、紫奴袴無紋)、冠(繁紋) 三級 - 紺袍(無紋)、浅葱奴袴無紋)、冠(遠紋) 四級 - 紺袍(無紋)、浅葱奴袴無紋)、冠(遠紋) 出雲国造 - 黒袍(亀甲唐花菱)、小豆色奴袴(剣唐花菱)、冠(繁紋)懸緒打紐また、神社において由緒ある祭典を行う上、特に必要あるときは、宮司限り神社本庁統理承認受けて、その当日一等上位の正装を着用することができる。

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正装

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/03 00:20 UTC 版)

アロハシャツ」の記事における「正装」の解説

このような長い時間をかけた様々な取り組み通してアロハシャツオフィスレストランなどでも着用されるだけでなく、式典冠婚葬祭でも着用許されるハワイにおける男性の正装」として認知されようになった。現在では、単なるリゾートウェアというよりは、むしろハワイ民族衣装のように扱われている(逆に現在では夏のカジュアルな服装としてはTシャツのほうが一般的である)。 正装として着る場合TPOに応じて着分が行われており、葬儀の際には弔意を表す意味で「万物終わり」を意味するラウハラ (Lauhala) のの柄の入ったもの、結婚式の際には絡まり合いながら伸びることから「結ぶ」という意味を持つマイレ (Maile) のの柄、船出事業始まりの際には「偉大なキャリアのスタート」を意味するウルパンノキ)の木の柄の入ったものが良いとされる

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正装

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 21:14 UTC 版)

軍服 (ドイツ)」の記事における「正装」の解説

参謀本部総長ヘルムート・フォン・モルトケドイツ軍最高位勲章プール・ル・メリット勲章をつけている。) 「ピッケルハウベ」を着用した帝国宰相オットー・フォン・ビスマルク。襟は重騎兵第7連隊名誉連隊長であることを示す。 ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世大元帥 アウグスト・フォン・マッケンゼン大日本帝国陸軍礼服に非常に類似している。) 将官礼装を着るエーリッヒ・フォン・ファルケンハイン ザクセン国王アルベルト 陸軍中将軍服を着るヘルマン・フォン・ステイン

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正装

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 20:13 UTC 版)

軍服 (満洲国)」の記事における「正装」の解説

尹祚乾海軍中将(右)。左は陸軍大将礼装張景恵軍政大臣

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正装

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 04:15 UTC 版)

機動隊」の記事における「正装」の解説

機動隊員も正装は一般警察官同様に制服着用し機動隊員章を着装する機動隊員章はバッジ型や腕章型など、警察本部ごとに仕様異なる。靴は革靴ではなく主に出動靴安全靴構造ブーツ)を使用する

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正装(パルタス)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 08:42 UTC 版)

まじもじるるも」の記事における「正装(パルタス)」の解説

一瞬で正装姿(帽子マント等)に着換える魔法魔法発動する際は、まず最初にこの魔法使用する

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正装(下士卒等)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 15:21 UTC 版)

軍服 (大日本帝国陸軍)」の記事における「正装(下士卒等)」の解説

1873年9月24日に「陸軍武官服制」(明治6年9月24日太政官布告328号)が制定される下士卒にはシャコー帽採用された。 1879年3月18日制定陸軍服装規則」によると、下士卒同相当官は、正帽・正衣・正袴を着し正帽には前立装し各科所用兵器携帯し乗馬本分者は長靴を、徒歩本分者は脚絆着用した。ただし、飾隊儀仗整列にあって隊附徒歩本分下士卒は、下副官および曹長のほか、皆背嚢負い毛布蹄鉄状に付しその上に外套付着し嚢中定規器具収め脚絆袴下着用したまた、工兵及び鍬兵下士卒毛布代わりに工具付着したまた、隊外の下士は、兵科関せず総て軍刀佩用した。なお、1880年明治13年)には、官営千住製絨所操業開始し国産羅紗地が用いられるようになった1900年の「陸軍服制」(明治33年勅令364号)でも下士卒第一種帽(シャコー帽)は維持された(憲兵および輸卒を除く兵科下士卒)。憲兵および各部下士卒第一種帽は将校准士官のそれに近いものであった

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正装

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 03:53 UTC 版)

エコール・ポリテクニーク」の記事における「正装」の解説

学生の正装(Grand Uniforme)は、赤いストライプ入ったズボン女性の場合スカートと金ボタンベルト付いた上衣、それにナポレオン着用していたコックドハット(en:Cocked hat)と呼ばれる二角帽子である。女子学生かつては三角帽子着用したが現在は男子学生同じく二角帽子着用している。

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正装

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 13:10 UTC 版)

名詞

せいそう

  1. 改まっ装いまた、そのような装いをすること。

発音(?)

せ↗ーそー

対義語

翻訳

動詞

  1. 改まっ装いをする。

活用

サ行変格活用
正装-する

翻訳


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