ケーラー:ソナチネ
スカルソープ:ソナチネ
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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スカルソープ:ソナチネ | Sonatina | 作曲年: 1955年 |
作品解説
スカルソープの最初のピアノ作品。3楽章構成。オーストラリアの先住民族アボリジニの伝説に基づいた作品で、その情景描写的な作風は一種の性格小品とも捉えられる。アボリジニの種族長ヨーネカラ Yoonecaraが、彼の祖先ビャマ Byamaを訪れようと大地を渡り旅をするという伝説を元にし、音楽的素材もまたアボリジニの音楽から着想を得ている。
ラヴェル:ソナチネ
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ラヴェル:ソナチネ | Sonatine | 作曲年: 1903-05年 出版年: 1905年 初版出版地/出版社: Durand |
楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例 | |
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1 | 第1楽章 中庸の速さで 1st mov. Moderé | 4分00秒 | No Image |
2 | 第2楽章 メヌエット 2nd mov. Menuet | 3分00秒 | No Image |
3 | 第3楽章 生き生きと 3rd mov. Anime | 4分00秒 | No Image |
作品解説
ラヴェルが音楽雑誌主催の作曲コンクールのために書いた曲で、小節数の規定のため小規模な作品となっている。しかしどれもが魅力的な旋律で繊細な響きをふんだんに用いながらも、古典的形式に則っていて簡潔にまとめられ、実に見事な完成度を誇るソナチネと言えよう。曲は3楽章構成だが、第1楽章第1主題が第2、3楽章にも和声やリズムを変形しながら登場し、循環主題風に扱われている。作曲当時から大好評を博し、ラヴェルの名前を広めた1曲でもある。
第1楽章 中庸の速さで
繊細な輝きを持つメロディーが叙情的に歌われながら、簡潔なソナタ形式に見事にまとめられている。
第2楽章 メヌエット
トリオのないメヌエット。優美で可憐な旋律が、無駄のない和声上を流れていく。結びには、ラヴェル自身が「踊りのあとのお辞儀」と言った部分が現われる。
第3楽章 生き生きと
自由なロンド形式で書かれ、快活なパッセージが活躍する。
アイスラー:ソナチネ(グラドゥス・アド・パルナッスム)
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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アイスラー:ソナチネ(グラドゥス・アド・パルナッスム) | Sonatine (Gradus ad Parnassum) Op.44 | 作曲年: 1934年 |
シューマン, クララ:ソナチネ(ソナタ)
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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シューマン, クララ:ソナチネ(ソナタ) | Sonatina | 作曲年: 1841、1842年 出版年: 1991年 初版出版地/出版社: Breitkopf & Härtel |
楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例 | |
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1 | 第1楽章 アレグロ ト短調 Allegro g moll | 8分30秒 | No Image |
2 | 第2楽章 アダージョ 変ホ長調 Adagio Es dur | 3分00秒 | No Image |
3 | 第3楽章 スケルツォ ト長調 Scherzo G dur | 2分30秒 | No Image |
4 | 第4楽章 ロンド ト短調 Rondo g moll | 5分30秒 | No Image |
作品解説
自筆譜のタイトル・ページには”Sonatine”と記されており、初めはアレグロとスケルツォの2楽章であった。結婚後のクララの作品の多くのように、この2楽章も最愛の夫ローベルトに贈られたもの。「私の大切な夫よ、愛情を持って受け取って下さい。そしてあなたのクララに寛容であって下さい。1841年クリスマス。」という献辞が付けられている。そして次のような注意書きも添えられた。「最終楽章と、おそらく小さなアンダンテが後でできるでしょう。それまでこの2つの楽章で大目に見て下さい。」この言葉通り、クララは翌1842年のゲヴァントハウスでのニューイヤー・コンサートに出演後すぐに、このソナタを完成させるために作曲を再開したようだ。そして1月の半ば頃、アレグロ(ト短調)・アダージョ(変ホ長調)・スケルツォ(ト長調)・ロンド(ト短調)という循環ソナタ形式のこの作品が完成された。
ローベルトの誕生日やクリスマスには、新作をプレゼントしていたクララ。1840年のクリスマスと1841年6月8日の誕生日は歌曲であった。久々に帰ってきたピアノ曲は、それまで挑戦したことのなかった大きな形式であった。1840年以前にクララが作曲したピアノ曲は、小品がほとんどであった。またこのソナタが完成した1842年に出版されたピアノ曲も、即興曲や練習曲、オペラの幻想曲や変奏曲が中心で、ソナタはごくわずか。このような循環形式を達成することは、クララにとって実に新しいことだっただけでなく、この時代を考えると非常に野心的なことだったのだ。「ソナタ」としては、長い間出版されていなかったけれど、この作品がクララの成長の中で最も重要な画期的作品の1つであるということは間違いないだろう。
第1楽章 アレグロ ト短調
クララがよく演奏したヴェーバーのヘ短調のピアノ協奏曲を思い起こさせる冒頭主題は、初めpで静かに始まり、Mit tiefer Empfindungと記された美しいフレーズが挿入された後、fで活気に満ちて再び聴かれる。変ホ長調の第2主題、そしてUm vieles schnellerの陽気なエピソードが続く。この提示部は、やや素材が過剰なようにも感じられるが、簡潔な展開部でバランスがとられている。展開部の初めは、リュッケルトの歌曲Er ist gekommen(あの方はやってきた)Op.12-2と類似している。そして、やや短縮された再現部が続き、アニマートのコーダで閉じられる。
第2楽章 アダージョ 変ホ長調
当初の言葉通り、小さなアダージョ。レガートで美しく歌い上げる。6連音符の流れるような伴奏が特徴的。
第3楽章 スケルツォ ト長調
とても魅力的な楽章。《4つの幻影》Op.15の第4曲に再編され出版されていることからも自信が窺える。メロディーの創意、陽気な雰囲気、そして哀愁ただようホ短調のトリオは対照が際立つ。
第4楽章 ロンド ト短調
ソナタ・ロンド形式(A B A’ B’ A”)。5つ目を除いて、ほぼ同じ規模を持つ。1楽章のように、短いアニマートのコーダで終わる。このロンド主題をクララは、ハイネの詩による悲しげな歌曲Sie libten sich beide(彼らは互いに愛し合っていた)Op.13-2にも用いた。この歌曲の雰囲気を参考にすると、このロンド主題にテンポ指示はないものの、あまり活発に演奏することは控えたほうが良いのかもしれない。
ラインス:ソナチネ
ソナチネ
アルカン, シャルル=ヴァランタン:ソナチネ イ短調
ベートーヴェン:ソナチネ ト長調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ベートーヴェン:ソナチネ ト長調 | Sonatine für Klavier G-Dur Anh5(1) | 出版年: 1830年 初版出版地/出版社: Cranz |
作品解説
「2つのソナチネ」Anhang(補遺)5のひとつ。ソナチネ・アルバムに収録され、ピアノ学習者にはなじみのある作品だが、作曲に関する資料がなく、ベートーヴェンの真作かどうかは疑わしい。
作品は、ABA+コーダの3部形式をとる2つの楽章から成り、ソナタ形式の楽章はない。素朴でわかりやすい主題をもつ第1楽章は非常に弾きやすく、それに比べると「ロマンツェ」と題され第2楽章は、より旋律の叙情性やフレーズの対照性が引き立っている。
ベートーヴェン:ソナチネ ヘ長調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ベートーヴェン:ソナチネ ヘ長調 | Sonatine für Klavier F-Dur Anh5(2) | 出版年: 1818年 初版出版地/出版社: ベーム |
作品解説
「2つのソナチネ」Anhang(補遺)5のひとつ。ソナチネ・アルバムに収録され、ピアノ学習者にはなじみのある作品だが、作曲に関する資料がなく、ベートーヴェンの真作かどうかは疑わしい。
作品は2つの楽章から成る。第1楽章は、調的に不完全ではあるがソナタ形式の形をとり、2主題が提示されている(本来のソナタ形式では第2主題は属調のハ長調であるべきだが、この作品ではヘ長調のまま)。推移的な展開部を経て、再現部は第2主題から始まる。第2楽章はABACAのロンド形式。軽やかに弾むロンド主題の間に、2つのエピソードが挿入されている。
プレイエル:ソナチネ 変ロ長調
ソナチネ
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