ラヴェルとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > ラヴェルの意味・解説 

ラベル【Maurice Joseph Ravel】


ラヴェル

【英】:Ravel, Maurice
[フランス]  1875~1937

2006年11月 執筆者: 安川 智子

ドビュッシー並び近代フランス代表する作曲家スペイン国近くバスク地方シブール生まれる。母親バスク人パリ音楽院では(1889-1901)、ベリオピアノを、ジェダルジュ対位法を、フォーレ作曲を学ぶ。 ローマ賞二等が最高で大賞目指し受験続けるものの、1905年には受験資格なしと判断される。この結果への抗議殺到し当時パリ音楽院院長デュボワは、辞任追い込まれる事態となった1910年にはケクランカプレロジェ・デュカスらと独立音楽協会(SMI)を立ち上げた。彼らは皆、ドビュッシー音楽尊敬しその影響受けた前衛たちだった。一方でラヴェルの音楽は、古いものにただ反抗するという性質のものではなく古典ロマン派の音楽からも多く学び取り入れている。

ピアノ独奏曲

ピアノ合奏

室内楽

管弦楽ピアノ


ラヴェル

名前 Lovell; Ravel; Lavelle; Ravell

モーリス・ラヴェル

(ラヴェル から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/26 14:47 UTC 版)

ジョゼフ・モーリスモリス・ラヴェル(Joseph Maurice Ravel フランス語: [ʒɔzɛf mɔʁis ʁavɛl] 発音例, 1875年3月7日 - 1937年12月28日)は、フランス作曲家。『スペイン狂詩曲』やバレエ音楽『ダフニスとクロエ』『ボレロ』の作曲、『展覧会の絵』のオーケストレーションで知られる。




「モーリス・ラヴェル」の続きの解説一覧

ラヴェル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 00:59 UTC 版)

管弦楽法」の記事における「ラヴェル」の解説

ラヴェルは「管弦楽魔術師」という異名をとるほどの管弦楽法大家であった。ラヴェルの管弦楽法繊細合理的であり、模範的な管弦楽法とされている[要出典]。 ラヴェルは、『ボレロにおいては音色組み合わせ徹底的に追求し管弦楽から全く新しい音色を得ることに成功している。編曲にも秀で自作ピアノ曲管弦楽曲編曲したほか、ムソルグスキーピアノ組曲展覧会の絵』を管弦楽曲編曲したものもラヴェルの実力遺憾なく発揮されている。

※この「ラヴェル」の解説は、「管弦楽法」の解説の一部です。
「ラヴェル」を含む「管弦楽法」の記事については、「管弦楽法」の概要を参照ください。


ラヴェル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 01:48 UTC 版)

ダフニスとクロエ (ラヴェル)」の記事における「ラヴェル」の解説

ラヴェルは、『ダフニス初演後1913年には、第3場音楽をほぼそのまま抜き出しダフニスとクロエ第2組曲夜明け-無言劇-全員踊り)として出版した。この「第2組曲」は、オーケストラにとって重要なレパートリー一つとなり今日至っている。 ラヴェルはその後、『ラ・ヴァルス』(1920年)、『ボレロ』(1928年)などの作品発表していくが、一度発表した作品にはさほど愛着示さず周囲の人間が『ダフニス』への賛辞送ってそっけない素振りしか示さなかったという。 しかし、晩年のラヴェルは原因不明の脳の疾患により、意識明晰であるにもかかわらず文章書いた音楽楽譜記したりすることが全くできない精神的幽閉」とでも言うべき状態におかれ、『ドゥルシネア姫に心を寄せるドン・キホーテ』(1933年)を最後に作曲が全くできなくなった。そして1937年12月に脳の外科手術受けたラヴェルはそのまま帰らぬ人となった。死の数ヶ月前、 アンゲルブレシュト指揮フランス国立放送管弦楽団演奏会で『ダフニス』を聴いたときのラヴェルの様子を、同行していたヴァイオリニストエレーヌ・ジュルダン=モランジュ次のように回想している。 晩年病に倒れて仕事不振打ちのめされていたとき、かれは好んで初期の作品くり返し聞いた。かれが最後にダフニス》を聞いたとき(アンゲルブレック指揮国立管弦楽団による)、かれはひどく感動し、さっとホール出て私を自動車ところへ引っぱっていき、そして静かに泣いた。「あれはやっぱりいい曲だった!ぼくの頭のなかにはまだいっぱい音楽があったのに!」私はなんとかしてかれを慰めたかったので、かれの音楽すばらしい、完璧だと言ったのだが、かれは憤然として答えた。「とんでもない、とんでもないよ。ぼくは言いたいことをまだなにも云ってないんだ・・・・・・」 — エレーヌ・ジョルダン=モランジュ、エレーヌ・ジョルダン=モランジュ 安川加寿子、嘉乃海隆子共訳『ラヴェルと私たち』、音楽之友社1968年8月、56-57頁より引用

※この「ラヴェル」の解説は、「ダフニスとクロエ (ラヴェル)」の解説の一部です。
「ラヴェル」を含む「ダフニスとクロエ (ラヴェル)」の記事については、「ダフニスとクロエ (ラヴェル)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ラヴェル」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「ラヴェル」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ラヴェル」の関連用語

ラヴェルのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ラヴェルのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
社団法人全日本ピアノ指導者協会社団法人全日本ピアノ指導者協会
Copyright 1996-2024 PianoTeachers' National Association of Japan
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのモーリス・ラヴェル (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの管弦楽法 (改訂履歴)、ダフニスとクロエ (ラヴェル) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS