ゆうがでかんしょうてきなワルツ〔イウガでカンシヤウテキな‐〕【優雅で感傷的なワルツ】
読み方:ゆうがでかんしょうてきなわるつ
ラヴェル:優雅で感傷的なワルツ
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ラヴェル:優雅で感傷的なワルツ | Valses nobles et sentimentales | 作曲年: 1911年 出版年: 1912年 初版出版地/出版社: Durand |
作品解説
保守的な国民音楽協会から独立し、結成されたSIM(独立音楽協会)の演奏会のために作曲された作品。この演奏会で、D.スカルラッティのソナタを除いては匿名で演奏を披露する、という珍しい試みをおこなった。しかし、実際この曲がラヴェルの作品だと答えた人は、約半数であり、賛否両論だったようだ。
曲は、短い7曲のワルツとエピローグから成る。ラヴェルはこれらを「シューベルトの例にならって作曲し」、特に「第七曲がもっとも特徴的だ」と語った。スコアにはアンリ・ド・レニエの小説『ド・ブリオ氏の出会い(1904)』から、「無益なことに従事する、楽しく日々新たな喜び」という引用が掲載されている。
1912年に、ラヴェルによって管弦楽用に編曲され、「アデライド、または花言葉」というタイトルでバレエとしても上演された。
第一曲:中庸の速さで
第二曲:かなりゆるやかに
第三曲:中庸の速さで
第四曲:十分に活発に
第五曲:ほとんどレントの速さで
第六曲:十分活発に
第七曲:いくらか活発に
第八曲「エピローグ」:ゆるやかに
高雅で感傷的なワルツ
(優雅で感傷的なワルツ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/18 16:51 UTC 版)
『高雅で感傷的なワルツ』(こうがでかんしょうてきなワルツ、フランス語: Valses nobles et sentimentales)は、モーリス・ラヴェルが1911年に作曲したワルツ集。ピアノ独奏曲として作曲され、翌1912年に管弦楽版が作られた。
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