優雅で感傷的な日本野球とは? わかりやすく解説

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ゆうがでかんしょうてきなにほんやきゅう〔イウガでカンシヤウテキなニホンヤキウ〕【優雅で感傷的な日本野球】

読み方:ゆうがでかんしょうてきなにほんやきゅう

高橋源一郎長編小説。「野球」という言葉媒介としてつながる実験的な小説7章からなる昭和63年1988刊行同年第1回三島由紀夫賞受賞


優雅で感傷的な日本野球

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/10 14:20 UTC 版)

優雅で感傷的な日本野球』(ゆうがでかんしょうてきなにほんやきゅう)は、高橋源一郎が著した長編小説。雑誌『文藝』に連載された後、「新しい構想のもと」[1]大きく書き改められて1988年に出版された。同年に第1回三島由紀夫賞を受賞している。断片的な7つの章で構成されており、野球における言語論的転回パロディパスティーシュを駆使して軽やかに描かれている。


  1. ^ 高橋源一郎「あとがき」『優雅で感傷的な日本野球』河出書房新社、1988年 p.264
  2. ^ 高橋源一郎「優雅で感傷的な日本野球」河出書房新社、1988年 p.85
  3. ^ a b c 中村三春「高橋源一郎『優雅で感傷的な日本野球』」「世界そして日本の現代幻想小説の読み方101」學燈社、1996年 pp.170-171
  4. ^ 中村三春「高橋源一郎」『21世紀を拓く現代の作家・ガイド100』學燈社、1999年 pp.102-103
  5. ^ 福田和也「作家の値うち」飛鳥新社、2000年 p.180
  6. ^ 江藤淳「文学の現在」河出書房新社、1989年 p.173
  7. ^ 江藤淳「後生畏るべし」『新潮』新潮社、1988年7月号 pp.7-8
  8. ^ 高橋源一郎「内輪の言葉を喋る者は誰か」『文学がこんなにわかっていいのかしら』福武文庫、1992年 pp.308-311
  9. ^ 高橋源一郎 前掲書 p.311
  10. ^ 内田樹「比較文学とは何か」1999年 (2012年6月10日閲覧)


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