ゼノ・パレス側
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/05 09:47 UTC 版)
「無敵王トライゼノン」の記事における「ゼノ・パレス側」の解説
ロルムス・ファスタカス 声 - 中田和宏 ゼノ・パレス軍総帥で、「遺産の継承者」でもある。ゼノ・パレスの統治者であるフラウディアを洗脳し、自分の意のままに動く操り人形にしていた。穏健派「オシリス」側の人間だが、最後は自分が王となり、地球を制圧しようとして移民宇宙船エストーリオの中枢部に封印されていた史上最強最後のゼノンズ・ガーディアン「ゼノンエリュシオン」を起動させ、そのメインコンピュータにゼノ・パレスの全ての民衆の遺伝子データを移し、エストーリオにいるゼノ・パレスの民もろとも遺産の継承者達を抹殺しようと目論む。しかし、章たち地球側の遺産の継承者達の前に野望は打ち砕かれ、エリュシオンは大爆発。自らも巻き込まれて戦死した。 漫画版『トライゼノンBLAZE』では生存し、改心して地球との国交に賛成する。 デュラン・クレネード 声 - 渋谷茂 階級は上級大将。章たちと同じ「遺産の継承者」であり、ゼノンズ・ガーディアンである「ゼノンノーヴァ」を操縦する。穏健派「オシリス」側の人間だが、軍人としての指揮能力は優秀で、オシリス側の部下達からの信望は厚い。反面、強硬派であるマーズの人間達からは「腰抜け」呼ばわりされてしまっている。自らの先祖達の愚行によって母星を失った事を省みないゼノ・パレス上層部の在り方には反感を抱きながらも、最愛の妹で余命幾ばくもないセシルの幸せを願い、不本意ながらも、軍人として地球への進軍への参加を決意する。 初めは北海道礼文島に降着した前線基地を拠点に、地球侵攻部隊の総司令官として赴任するが、トライゼノンを含む遺産の継承者達の打倒にこだわり過ぎた結果、一時更迭となった。後に地球側の遺産の継承者達が地上の勢力を壊滅させ、移民船エストーリオにまで進軍して来た事で、エストーリオ防衛部隊の隊長として復帰。遺産の継承者達と壮絶な激突を繰り広げるが、その末にデュランは地球とゼノ・パレスの間にあった真実を知る事になった。 病弱な妹をいたわり、暇さえあれば妹を見舞っている。 フラウディア・アドリス 声 - 椎名へきる ゼノ・パレスの全ての民の象徴で統治者。しかし、ロルムスに洗脳され、彼の意のままに動く操り人形になっている。その影響で地球側がゼノ・パレスが送った使者達を殺し自分達を裏切ったと思い込んでいたが、エストーリオに潜入した刃達によってゼノパレス側がいきなり宣戦布告をしてきたという事実を突きつけられ、動揺。ロルムスがゼノンエリシュオンを起動させた後に洗脳が完全に解け、本来の自我を取り戻す。デュランとは過去に恋仲となっており、彼が地球での任務に就いていた際には、よくセシルの見舞いに向かっていたようである。 バーバラ・フォウル 声 - 山田美穂 階級はデュランと同じ上級大将。強硬派「マーズ」側の人間で、単に軍人としての力量を比べるならデュランよりもはるかに上。序盤ではデュランと行動していたが、内心ではデュランをライバル視している。後に鹿児島の前線基地の総司令官として登場し、その実力を遺憾なく発揮する。技術者に諌止されるほど無理な肉体改造を施ってパイロット能力を高め、専用メタアーマードを駆って、一時は章たちを追い詰める。しかし御来光の合体を許し、その強力なバリアのようなもの(防御障壁律動と表示されていた)にいとも簡単に前線基地に吹き飛ばされ、自らの手で要塞を破壊してしまう失態を演じる。その後、肉体改造の副作用で細胞崩壊を起こしていたが、明確な死亡描写はなく消息は不明。 漫画版『トライゼノンBLAZE』ではロムルス共々改心した。 ハンス・ゼノ 声 - 飯田浩志 階級は准将。礼文島に築かれた前線基地の総司令官。強硬派「マーズ」側の人間で、穏健派「オシリス」を口先だけの腰抜けと見下している。功を焦る傾向があり、章たちの無計画な行動を意図的な「神経戦・ゲリラ戦・奇策」と誤解し、翻弄される。要塞砲を備えた前線基地上部をバトルシップとして出撃させ、切り離した前線基地基部や同胞もろともトライゼノンと東雲を葬ろうと画策するも、東京から合流して来た戦艦・暁に撃沈され、戦死した。 パブロ・ワング 声 - 大西健典 北海道礼文島基地の副司令官。ハンスとは章たちとの決戦の最中、戦略性の違いから対峙。一時司令権を任されるものの、章や権太郎の無茶苦茶な戦いに翻弄される。トライゼノンと戦艦・東雲を同胞・前線基地もろとも要塞砲で吹き飛ばそうと目論むハンスから責任という名目の時間稼ぎとしてメタアーマードで出撃を命じられる。トライゼノンと戦闘するもののゴリ押しの章に敗れる。その後ハンスに粛清されかけたが、浮上した前線基地が暁により撃破され、ハンスも戦死したため助かる。穏健派「オシリス」側の人間で、地球到達前はレイナルシティのリーダーだった。一時期レイナルシティを盾に脅して来た強硬派「マーズ」の傘下に下り、「ワイズ」という偽名で従っていた。その際「ゼノン・バルバロッサ」を操り、デュランに敗れている。イシュターという娘がいる。 セシル・クレネード 声 - 林原めぐみ デュランの妹。病弱で、寝たきりの生活をしている。病名ははっきりとは語られていないが、フラウディアのセリフから直る見込みのない病気の様子。終盤、童夢と同じ遺伝子を持つことがわかり、ゼノパレスと地球人が同じ種の起源にある事が判明する。 クロノス・リヴァード 声 - 真殿光昭 第4話に登場。階級は大尉。ハンスと共にトライゼノンの弱点を発見し、天・冥・海号がトライゼノンに合体するのを、ルコ・ゼノイドの大群で妨害する合体封じを仕掛ける。トライゼノンの撃破を試みるものの、章の無計画な行動と、冴の無茶で無慈悲な戦法(無差別の対空射撃)に敗れ、戦死した。 セルゲイ・ヴォッス 声 - 服巻浩司 第6話に登場。階級は少佐。デュランの命令で街ごと章を襲う。章による建物を武器にした滅茶苦茶な戦法に敗北して戦死した。 キース 声 - 高橋広樹 第7話に登場。トライゼノンを襲撃し、戦況の不利により撤退しようとしたが追い討ちをかけられたため交戦する。トライゼノンの「キロメガギガテラドン・パンチ」(章が適当に付けた技名)を受け戦死した。なお、彼の死に際の描写や悲鳴はない。 クララ・クォーヴァース 声 - 川澄綾子 第11話に登場。階級は少将。東京基地の総司令官。バーバラと共に2人しか登場しない(他にも女性指揮官が居るのかは描かれていない)女性指揮官の一人。しかし、暁の砲撃により破壊された基地を放棄して、わずかな部下と共に残った飛行戦艦で脱出。洋上で暁を発見し、劣勢を承知で復讐戦を挑む。最期は脱出に使った戦艦で暁に特攻を仕掛けようとするも、東雲と暁の合体した日の出の主砲によって戦艦は撃沈され、カークと共に戦死した。 漫画版『トライゼノンBLAZE』ではデュランの側近で、章たちと戦うことはない為生存する。 リュー・カーク 声 - 室園丈裕 第11話に登場。クララの部下。階級は大尉。クララ同様武人の誇りを持っている。章達に敗れクララと共に戦死した。 ヒ・レッツ 声 - 長島雄一 第13話に登場。デュランの部下。卑劣な性格。華菜に「卑劣」と言われた際「なぜ私の名前を?」と驚いた。トライゼノンに敗れ戦死した。
※この「ゼノ・パレス側」の解説は、「無敵王トライゼノン」の解説の一部です。
「ゼノ・パレス側」を含む「無敵王トライゼノン」の記事については、「無敵王トライゼノン」の概要を参照ください。
ゼノ・パレス側
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/05 09:47 UTC 版)
「無敵王トライゼノン」の記事における「ゼノ・パレス側」の解説
ルコ・ゼノイド 数的にはゼノ・パレス地球侵攻部隊の主力。陸上・空中・水中とあらゆる場面に使える汎用性も備えている。おおむね自衛隊を圧倒したが、地球の兵器に対して完全に無敵ではなく、飛行中に自衛隊の攻撃ヘリから発射された対戦車ミサイルにより撃墜された機体もあった。また、トライゼノンが振り回したさっぽろテレビ塔に衝突して複数が破壊された。遺産兵器には歯が立たず、東雲を攻撃中に船体に衝突した時も東雲はほぼ無傷であった。 メタ・ゼノイド ルコゼノイドの強化版。 メタ・アーマード ゼノンズ・ガーディアンの劣化コピー。基本性能はガーディアンに劣っているが、操縦者の技量次第では、ガーディアンを凌駕する性能を発揮可能。ただし、生産性は低く、一部の士官クラスでなければ搭乗を認められない。 劇中では2機のメタ・アーマードが登場しており、北海道ではパブロ、鹿児島ではバーバラが搭乗している。 小説版にも、テレビ版とは異なるタイプのメタ・アーマードが搭乗している。 ゼノン・ノーヴァ ゼノパレスが所有しているゼノンズ・ガーディアンで、トライゼノン等とは兄弟機にあたる。パイロットは、デュラン。章の乗るトライゼノンと何度か渡り合っている。使用武器は、剣と腕部に内蔵されたビーム砲等。トライゼノンと同じく接近戦重視タイプである。航空機形態への変形機能も持ち合わせている。 ゼノンエリシュオン ゼノパレスの巨大宇宙船「エストーリオ」の中心部(センターシャフト)に封印されていた最後のゼノンズガーディアン。そのため、起動させる事は同時にエストーリオそのものの崩壊を意味する。トライゼノンが掌に収まってしまうほど巨体で、なおかつ強大な火力を誇る。 遺産の継承者であるロルムスが起動させ、敵はおろか市民の被害も顧みない暴れ方を繰り広げた。最期は、御来光の切り札であるドリルで胸部を貫かれ、その胴体に風穴を開けられた。その後ジェットバズーカを装備したトライゼノン、アルマゼノンの猛攻撃を受け、トドメにトライゼノンのパンチを動力炉に受け爆発した。ロルムスは爆死するもその巨体は残った。 漫画版『トライゼノンBLAZE』では、航空形態もある事が判明している。 エストーリオ 母星を失ったゼノ・パレスの人々が建造した巨大な宇宙船。船と言うよりは動く宇宙コロニー。この中で地球への移住の方法を巡って穏健派と強硬派との対立が長く続いた。一般の市民が暮らす都市部、遺伝子バンク、軍事施設、船の運航に関わる施設などがある。ロルムスがゼノンエリシュオンを起動させたことで全面崩壊の危機に立たされるが、デュランの的確な指示により、全面崩壊は免れた。
※この「ゼノ・パレス側」の解説は、「無敵王トライゼノン」の解説の一部です。
「ゼノ・パレス側」を含む「無敵王トライゼノン」の記事については、「無敵王トライゼノン」の概要を参照ください。
- ゼノ・パレス側のページへのリンク