身体改造
肉体改造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:19 UTC 版)
主演連続ドラマ『僕の生きる道』の役作りでは、もともとスマートな体形から食事制限で 役の病状に合わせながらの減量を行い、最終的に体重を9 kg減らした。次の長期撮影作品である主演映画『ホテル ビーナス』の役作りでは、筋肉量を増やす目的の筋トレ・有酸素運動および食事を行うことでバルクアップし、前者の状態から体重は15 kg増やした。 『僕の生きる道』は、一年後に癌で亡くなるであろうという立場になった主人公が、いかに一年を生き抜くかという話 で、クランクアップから幾年も経過後に関係者が本作のことを振り返った際のコメントを以下に挙げる。草彅が役の病状の進行に合わせた減量をしていったことや、周囲に食事制限による極端な減量について気を遣わせぬように配慮してか、予告もせず、自らの意志でそこまで徹底していたことが分かるようになっている。 監督星護は主人公役の草彅について、「生きるということを、もう体が聖なる者として表していました」と形容している。また、「彼は、本作が決まってから、食事をしなくなってしまった」「どんどん痩せていくんですね。ただ痩せるだけではなく、その役を非常に真面目に、真剣に…」「とっても静かに、佇まいから入っていく。だから、主人公がそこに出現してしまうような感じなんですね」と述べている。 さらに、「彼がだんだん痩せていくのに気付いて、『頑張ってるな。監督[星自身]も手を抜けないな』という気持ちになっていくんですけど、一番印象的だったことは、最終回のロケをやっていたときです。主治医から心臓マッサージを受けるシーンで、本番で初めて彼の体を見たら、ガリガリであばらがものすごかったんです。心の中で『あ!』と驚いて、胸を突かれました。ここまで徹底してやっていたのかと。病気の人を演じるといっても、監督がそこまで要求できることではないですよ。でも、彼はそこまでやった」「しかも、気張らず、予告するでもなく、ただ静かに…。彼はそういう人なんです」と語っている。 主人公の主治医役を演じた小日向文世は収録当時の様子について、「草彅君の『僕の生きる道』に懸けるエネルギーたるや、ものすごかったですね。病を患っている設定に合わせて、会うたびにどんどん痩せていくんです。最後に倒れて病院に運び込まれて僕が心臓マッサージするんですけど、そのときなんてもう、あばら骨が浮き出ていて。“すごいな”というレベルを超えて、鬼気迫るものを感じました」と発言している。 『ホテル ビーナス』の役作りによりバルクアップした身体を保っていた時期は、その身体で雑誌『Tarzan』の表紙を飾った際、大変身ぶりに言及され、見事な筋肉を身につけたと形容されている。その身体が確認できる広告用のポスターがマガジンハウスに貼られたときの同社での反応が、いつにない盛り上がりだったことも記され、そこでもまた高く評価されている。 草彅は2003年10月に『ホテル ビーナス』がクランクアップし、2004年2月に本作の完成披露試写会が行われる頃においても、本作での体形を維持していた。当時、草彅は主演連続ドラマ『僕と彼女と彼女の生きる道』の撮影期間でもあり、草彅に密着した『Tarzan』の記者は、「草なぎ剛さんに脱帽しました の巻」と題し、記者自身の筋トレのことを「お恥ずかしい話なのですが、編集部で1、2を争う筋トレ嫌いの私も、草なぎさんの撮影を目の当たりにして、自宅ではじめました。普段のジョギングやバイクの後に、30分程度ですが。自分の心境の変化に心底驚いています。それもこれも、草なぎさんの姿に感化されたからです」と記しており、超多忙な草彅の筋トレにお邪魔するところから取材は始まったことに触れ、草彅について「カラダ作りに妥協の文字は一字もありません。ドラマの撮影で早朝ロケ&深夜上がりが毎日続いており、筋トレをする前に疲労を回復させた方が……、という状況なのにです。夜から深夜にかけての撮影が終わった時は、草なぎさんのプロ意識の高さに感動すら覚えました。『ターザン』編集部13年目にしても、なかなか出会えない出来事でした。数日後、映画『ホテル ビーナス』の完成披露試写会のパーティでお会いした時、草なぎさんのふっと優しい目線を感じました。その翌日から、僕は筋トレを始めることになったのでした」と綴っている。 また、『ホテル ビーナス』の公開前に俳優・歌手の森田剛は、『duet』による私生活のインタビューで、記者に『ホテル ビーナス』を見たいと思ってることを述べていて、その際、テレビで当映画のメイキング映像を見たことに触れ、草彅について鍛えててと言及、「脱いだら超マッチョなの!!」と口にし、マジで凄いと思ったことや本当にその姿を見て感動したことを語り、「だって、(草彅)剛くんにマッチョなイメージないでしょ? “うわっ、いいな〜、オレもやりてぇ〜”と思って、その日にさっそく鉄アレイとか、筋トレ用のグッズを買いに行っちゃったよ」と発言しており、草彅に影響されて筋トレ用のグッズを一式そろえ、筋トレを生まれて初めてやるに至ってから3日目ぐらいであることを公にしている。 その後においても、草彅は役によって体重の増減、筋肉量のコントロールなどで体形を変えている。
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肉体改造
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「マーク・ウォールバーグ」の記事における「肉体改造」の解説
元々筋骨隆々でマッシブな肉体であったが、役作りのための肉体改造も精力的に行っており、短期間でその役柄にあわせて体型を変えてしまう。 例えば2013年公開の『ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金』では実在したボディビルダーの役であったため、7週間で75kgから95kgへ高強度なウェイトトレーニングと1日10~12食にして大量のカロリーを摂取し、約20kgの増量に成功した。この時体脂肪率は13%程だった。 その後、『ローン・サバイバー』の撮影ため6kg程減量し、そのままトランスフォーマー/ロストエイジも撮影。ザ・ギャンブラーの撮影のため、6週間で89kgから62kgまで落とす過酷な減量を敢行。ギャンブル依存症により精神的・肉体的にもやせこけた主人公を演じた。この時の減量方法は1日3食をココナッツミルクに置き換え、有酸素運動で体重を落としたとのこと。「家族や仲間とご飯に行く時も自分は彼らが食べるのを見ているだけ、とても哀れに感じた。」と発言し、減量目標体重である62kgを選んだ理由を尋ねられると「ブギーナイツに出演した時、25歳で63kgだったんだ。今43歳で当時の自分の体重を下回れるか挑戦する意味でこの目標にした。」と言った。妻からは(医師による指導の下とはいえ)日に日に痩せていき、唇も青く変色した姿をみて、「今のあなたは自分を痛めつけているだけ。役作りのためとは言えキャリア変更を検討した方がいいじゃないのか?」と本気で心配される程過酷な減量だった。 撮影終了後、『テッド2』や『トランスフォーマー/最後の騎士王』のように次に控えている映画のために、痩せた状態から以前のような筋骨隆々な肉体へと戻した。現在も次回作『マイル22』のために肉体改造をしていて、体脂肪率が6%以下を目標にワークアウトをしている。 自身のブランドであるPerformance Inspired Nutritionの製品を使い、日々のトレーニング動画をインスタグラム等に投稿している。 このような肉体改造についてマークは「目指している身体に仕上げてしまえば、後はそれを保つだけだから楽になる。」と自身のトレーニング動画で発言している。
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