コンパクトカメラ
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コンパクトカメラとは、その名の通りコンパクト(小型)なカメラの総称。フィルムカメラにおいては、一眼レフカメラ・二眼レフカメラに対しビューファインダーカメラの通称として用いられることがある。 デジタルカメラにおいては、レンズ交換可能な一眼レフカメラ・ミラーレス一眼カメラ・中判カメラ・大判カメラなどに対して、大きさ如何に係らずレンズ交換が不可能なカメラの総称として用いられることが多い。安価な機種からプロ用の高級機まであり、中にはコンパクトと呼ぶには語弊がありそうな形状を持つものもある。
- 1 コンパクトカメラとは
- 2 コンパクトカメラの概要
コンパクトカメラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/01/08 16:05 UTC 版)
「アイレス写真機製作所」の記事における「コンパクトカメラ」の解説
アイレス35I(1954年5月または6月発売) - アイレスが作った最初の本格的24×36mm(ライカ)判カメラで、アイレス唯一の目測式カメラである 。レンズは3群3枚コーラル45mmF3.5、シャッターはセイコーシャラピッド。当時この種の35mmレンズシャッター付きカメラで先行していたトプコン、ロード、オリンパス等が小型路線を採っていたのに対し、コニカと同様の大型カメラであった。 アイレス35II(1954年10月発売) - エルンスト・ライツ(現ライカ)製ライカM3に触発されて開発され、国産初のブライトフレームをファインダーに装備したカメラで、これが受けてベストセラーとなった。距離計はファインダーに組み込まれたが、パララックスは自動補正されない。レンズはコーラル45mmF3.2、シャッターはセイコーシャラピッド。 アイレス35III(1955年10月発売) - アイレス35IIのシャッターをセルフコッキングに改良、レバー巻き上げ/カウンター自動復帰化。レンズはHコーラル45mmF2に大口径化され、描写の評判も良かった。 アイレス35IIA(1955年10月または12月発売) - アイレス35IIにボディレリーズ機構を付け、シャッターをセイコーシャMXに改めたもの。ノブ巻上げ・手動復帰フィルムカウンター最終機種。レンズはQコーラル45mmF2.8または50mmF2.8。 アイレス35IIIA(1956年10月発売) - アイレス35IIIのレンズを3群4枚Qコーラル45mmF2.8に変更、巻き戻しクランクを装備した。 アイレス35IIIL(1957年3月発売) - アイレス35IIIAのレンズを4群6枚Hコーラル45mmF1.9に変更し、ライトバリュー式のセイコーシャMXLシャッターを装備したもの。 アイレス35IIIB(1957年3月発売) - アイレス35IIILのレンズ違いモデル。Qコーラル45mmF3.2付。 アイレス35IIIC(1957年9月発売) - これまでのシリーズのイメージを一新し、エルンスト・ライツ(現ライカ)製ライカM3にそっくりの外観となった。パララックス自動補正。レンズはPコーラル45mmF2.4付とHコーラル45mmF1.9付がある。 アイレス35V(1958年9月または10月発売) - 専用バヨネットマウントによるレンズ交換式。当時レンズ交換可能なレンズシャッター式レンジファインダーカメラではフォクトレンダー製プロミネント35用ノクトン50mmF1.5と並ぶ最高速であった7枚構成Sコーラル45mmF1.5と、6枚構成Hコーラル45mmF1.8がある。交換レンズには最短撮影距離0.8mの3群4枚Wコーラル35mmF3.2と最短撮影距離2mの3群5枚Tコーラル100mmF3.5がある。シャッターはビハインド式で、セイコーシャMXながら大口径レンズを装着するため#0番シャッターであり、最高速度が1/400秒になっている。非連動式ながらアイレス初の露出計を搭載していた。ファインダーは採光式ブライトフレームファインダーで35mm、45mm、100mmの枠が表示されている。 アイレス35IIIS(1958年11月または12月発売) - アイレス35Vを元に固定レンズ化。Hコーラル45mmF1.8付、セイコーSLVシャッター搭載。 アイレス35IIISA(1959年3月発売) - アイレス35IIISの露出計を省略したモデル。レンズはHコーラル45mmF1.8。 アイレスバイカウント(Aires Viscount 、1959年4月発売) - レンズは当初Qコーラル45mmF2.8のみで、6月にHコーラル45mmF1.9月モデルが追加された。シャッターはセイコーシャSLV。倒産後の1960年末から1年ほど大沢商会が販売した。 アイレスM28(Aires M28 、1960年発売) - レンズはQコーラル45mmF2.8。シャッターはセイコーシャSLV。アイレスで初めて連動露出計を搭載したカメラ。 アイレスレーダーアイ(Aires Radar-Eye 、1960年発売) - レンズはHコーラル45mmF1.9。シャッターは最高シャッター速度1/1000秒のセイコーシャSLS。定点合致式連動露出計付。
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コンパクトカメラ
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「アドバンストフォトシステム」の記事における「コンパクトカメラ」の解説
IXYシリーズ(キヤノン) APS発売当初に高品位な仕上げのステンレス素材ボディとBox&Circleと呼ばれた明快なデザインによってヒットし、APS普及の牽引車となった。その影響は大きく、後にデザインコンセプトは名称と共に、デジタルカメラにも引き継がれてヒットしたほどである。基本モデルはオリジナルモデルから続く3桁系と言われるシリーズで、概ね百位がグレード、十位がズーム倍率を示す。300系がステンレス、200系が普及タイプのプラスチック製。2桁系は機能を絞った廉価機。iは3桁系の後継機で、シリーズ最後のフラグシップモデル。他に高機能機のGがある。なお、単焦点機の310はF2.8というこのクラスでは稀な大径レンズを持っている。 Nuvisシリーズ(ニコン) 2/3桁系は普及機。他に一眼レフFシリーズのデザインを模した黒地に赤アクセントのVや、カプセルボディの高品位タイプSシリーズがある(S2000は2倍ズームと4色プラボディの普及機)。 Vectisシリーズ(旧ミノルタ) 2桁系は普及機、3桁系はやや上位でメタル製もある。他にカプセルボディの高品位タイプとなる4桁系 (2000/3000) がある。また、防水タイプの通称"Angelシリーズ"と呼ばれるGX系 (1 - 4) もあり、各機で防水機能とカラーが異なる個性的な(ある意味トイカメラ的な)ユニークなデザインが特徴。 Efinaシリーズ(旧ペンタックス) オリジナルモデルはAPSコンパクトとしては珍しくバルブ撮影まで可能な多機能機だったが、後にフルオートの高品位タイプ、Tシリーズを追加。 NewPic/i-Zoomシリーズ(オリンパス) 普及機となるNewPicシリーズと、同社の35mm判生活防水カメラμ(ミュー)のAPS版的位置付けのi-Zoom60/75(2桁系)、高品位タイプのi-Zoom2000/3000(4桁系)がある。 Epion/Nexiaシリーズ(富士) 普及機のEpion(2桁/3桁系)、高品位機/高機能機のEpion(4桁系)がある。なお、Epion4桁系のうち特にカプセルボディの1000系は同社の35mm判高品位コンパクトカメラに倣ってTiaraのサブネームが付されている。1000はAPSでは珍しいチタンボディ、1010はプラスチック製の普及機。低価格の2桁系には児童向けのキャラクター商品としてサンリオキャラクター(ハローキティ、マイメロディ)などのイラストをプリントされたものもあった。のちに同社のAPSフィルムと同ブランド名を付されたNexiaシリーズに交代し、カプセルボディのTiaraも2倍ズームの2000へと進化した。特筆すべきはペンダント型というユニークな形状と低価格でヒットしたQ1シリーズで、当初単焦点機のみだったが後に2倍ズーム機や多彩なカラー/デザインバリエーションが発売された。なお、NexiaQ1は日本国内では最期まで残っていたモデルである。 Revio/SuperBigMiniシリーズ(旧コニカ) 参入当初は35mm判のヒット商品BigMiniに倣ったSuperBigMiniシリーズを発売していたが、後にその小型化路線を更に追求したRevioシリーズを展開した(IXYと同じく、デザインと名称は同社のコンパクトデジタルカメラに引き継がれている)。オリジナルモデルから分岐した低価格でカジュアルユースのC系 (CL,CZ) と高品位なZ系 (II,Z2,Z3) に大別されるが、いずれもセルフポートレイト用の折り畳みミラーが標準添付され、それを軍艦部に取り付けられるのが特徴である(初期ライカの折り畳みファインダに似る)。 Advantixシリーズ(コダック) 参入当初はごくオーソドックスな機種に終始していたが、後にレンズカバーがヒンジで上へ開いてそのままストロボになるというユニークなシリーズを発売した。中でもPreviewは、ファインダにCCDを組み込んで撮影直後の画像を背面の液晶モニタで確認できるユニークな機種である。 Ultimaシリーズ/Samurai4000iX(京セラ) 当初は同社のハーフ判一眼レフ機"Samurai"を模したSamurai4000iXを発売(一眼レフではなく通常のビューファインダー方式)。APSコンパクト機としては最大級となる4倍の高倍率ズームレンズを持っていた。のちに通常のコンパクトタイプのUltimaシリーズになった。上級にコンタックスが控えていたためか、こちらはオーソドックスな普及機に終始したようである。 C11(ライカ) ライカ唯一のAPSカメラ。高品位な造りではあるが内容はごく普通の3倍ズームコンパクトカメラ。レンズは無銘。 MacroMax-FR2200(ゴコー) 接写に強い(最短25cm)のが特徴。同社35mm判MacroMaxシリーズのAPS版。
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コンパクトカメラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 00:22 UTC 版)
コンパクトタイプのカメラは撮影の機能はシンプルに抑え持ち運びに便利なようにしたカメラである。
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コンパクトカメラ
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「キヤノンのカメラ製品一覧」の記事における「コンパクトカメラ」の解説
コンパクトカメラは1961年の「キヤノネット」に始まる。
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コンパクトカメラ
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「マミヤ・オーピーのカメラ製品一覧」の記事における「コンパクトカメラ」の解説
マミヤ35I(1949年1月発売) - マミヤ6のバックフォーカシングシステムをそのまま縮小して採用しているため少しボディーが分厚くなってしまっているが、このため自然に右の親指にピント合わせダイヤルが、人差し指にシャッターボタンが振れるようになっている。レンズはヘキサー50mmF3.5、シャッターはコパルでB、1-1-200秒だが、ズイコーとメリット、シムラーとスタミナの組み合わせもある。 マミヤ35II 3.5(1955年8月発売) - レンズはスーパーセコール4.5cmF3.5。シャッターはビハインド式でセイコーシャラピッド、B、1-1/500秒。 マミヤ35II 2.8(1956年8月発売) - マミヤ35II3.5のレンズをセコール5cmF2.8に変更したもの。 マミヤ35III 2.8(1957年7月発売) - レンズはセコール5cmF2.8。シャッターは通常のビトウィーン式でセイコーシャMXL、B、1-1/500秒。ファインダーがブライトフレームになった。 マミヤ35III 2(1957年9月発売) - マミヤ35III2.8のレンズをセコール4.8cmF2に変更したもの。 マミヤマガジン35 - フィルムバック交換により日中でも撮影途中のフィルムを交換できる。ボディとセットして売られたマガジンには "MAMIYA" 銘があるが、単体で販売されたフィルムバックには銘がないとの情報があるが、検索可能な本機画像の多くにMAMIYA銘はない。単体で別売されたマガジンよりもセット販売されたマガジンが少ないというのは現実的にあり得ない為、ただ単に生産時期やロットの違いによる有無だと断定できる。『クラシックカメラ専科 №3』の情報は誤り。 マミヤ35S - セコールF1.9とセコールF2.8モデルが存在する。 マミヤ35S2 - セコール48mmF1.9とセコールF2.8モデルが存在する。 マミヤ35クラウン マミヤエルカ - レンズは国内版がレンズはセコール5cmF2.8、海外版がセコール4.8cmF1.9。倍数系列のシャッターとセレン露出計が電気的に連動している最初のカメラ。ニックネームをつけた最初のカメラで、この後オリンパスエースやヤシカミニスターのように各社ニックネームをつけるようになった。 マミヤ35メトラ(1958年発売) マミヤ35メトラ2(1959年発売) マミヤ35オートメトラ(1959年発売) - レンズはセコールF.C4.8cmF1.9。 マミヤ35オートデラックス(1960年発売) - レンズはセコールF.C48mmF1.7。 マミヤ35オートデラックス2(1961年発売) - 輸出用はタワー20B。 マミヤ35ルビー(1959年発売) - セコールT48mmF2.8。輸出用はTower10Aという呼称。 マミヤ35ルビー1.9(1960年発売) - マミヤ35ルビーのレンズがセコールT48mmF1.9になったバージョン。輸出用はタワー18Aという呼称。 マミヤ35ルビースタンダード(1961年発売) - 距離計連動式。セレン光電池による露出計。レンズはコミナー48mmF2。輸出用はタワー18Bという呼称。 マミヤ35M3 マミヤオートマチック35EE マミヤオートマチック35EEF(1961年発売) - AGバルブによる閃光ガン内蔵カメラ。3群3枚のコミナー45mmF3.8前玉回転、目測式、ゾーンフォーカス。輸出用はTower39。改良型はTower41。 マミヤ35EEメリット(1962年発売) - マミヤ35EEスーパーメリット - 前玉回転距離計連動、35EEメリットにパララックス自動補正を装備。3群4枚のコミナー40mmF2.8。 マミヤ4B マミヤ35スーパーデラックス - セコール48mmF1.7とセコール48mmF1.5モデルがある。 マミヤ135EF(1979年発売) - ピッカリコニカに追随したフラッシュ内蔵カメラ。 マミヤ135AF(1980年発売) - ジャスピンコニカに追随したマミヤ初のオートフォーカスカメラ。セコール38mmF2.8 マミヤU(1981年発売) - 特徴的なカプセル状デザインのカメラ。黒と青がある。 マミヤEF2(1982年発売) - マミヤM(1982年発売) - AE、オートフォーカス、自動巻上のフルオートカメラ。 マミヤUオートフォーカス(1983年発売) - マミヤUにオートフォーカスを搭載。 マミヤMタイムメモリー(1983年発売) - マミヤMにクォーツデート機能を搭載。
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「キエフ (カメラ)」の記事における「コンパクトカメラ」の解説
キエフ35A - ミノックス35シリーズのコピー。
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コンパクトカメラ
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FED10 - 距離計連動式レンズシャッターカメラ。マニュアル露出で非連動セレン露出計を装備。レンズはインダスター61、シャッター速度はB、1-1/250秒。 FEDアトラス(FED Atras ) - FED10をベースに作られた、ビハインドシャッター方式によるレンズ交換式レンズシャッターカメラだが、交換レンズは発売されなかった。距離計連動式でマニュアル露出。セレン露出計を装備(非連動)、レンズはインダスター6152mmF2.8でシャッター速度はB、1-1/250秒。 FED50 - プログラムEE専用の目測式コンパクトカメラ。レンズはインダスター8138mmF2.8、露出計はリングセレン方式。 FEDミクロン(FED Mikron ) - プログラムEE専用の135フィルム24×18mm判コンパクトカメラ。リングセレンによる露出計を装備、レンズはゲリオス8930mm F1.9。コニカアイのコピーといわれている。途中マイナーチェンジによってより角ばったデザインになった。FEDのハーフサイズカメラはこのミクロンだけである。 FEDミクロン2(Mikron2 ) - コニカC35のデッドコピーといわれている。事実上FED50の後継機種で露出計はCdSトップアイ方式、レンズはインダスター8138mmF2.8。
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