写真フィルムとは? わかりやすく解説

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写真フィルム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/11 00:06 UTC 版)

写真フィルム(しゃしんフィルム)とは、写真撮影(映画も含む)においてカメラによって得られた映像を記録する感光材料であり、現像することにより記録媒体となるフィルムのこと。かつては、家庭用カメラの感光材料として広く普及し、単に「フィルム」または「フイルム」[注釈 1]と呼ばれた。


注釈

  1. ^ 日本語の表記法に仮名の小書きの無かった時代の影響がまだあった時代に由来する商標であるため、といったような例がある。そういった場合、発音ではフ「イ」ルムとしないことがもっぱらであることも多い。
  2. ^ ポリエステルに変更されたのは映画上映用フィルム、文書保存用マイクロフィルムである。映画撮影用フィルム、写真用フィルムはアセテート(TAC)である。
  3. ^ シングル8フィルムのように始めからポリエステルの製品も存在する。
  4. ^ ダブル8の3.5×4.8mmに対し、パテーベビーは6.5×8.5mm。ただし、同じ駒数で必要になるフィルムは9.5ミリの方が2倍程度長い。
  5. ^ 過去には12枚・20枚・36枚だったが、フィルム会社間の争いを経て、20枚のものは24枚に変更となった。
  6. ^ 厳密に言えば長尺のものは35mmフィルムではあっても135フィルムではない。
  7. ^ 当初の名称はモミコンであったがツアイス・イコンの抗議を受けてモメッタに改名された。
  8. ^ 映画の場合にはサウンドトラックのために使われる幅があり、厳密には異なる。

出典

  1. ^ 例えばキオクシア改ざん防止機能付きSDメモリカード。2022年12月18日閲覧
  2. ^ ビネガーシンドロームとは -酸っぱい臭いがしたら…”. 2015年6月1日閲覧。
  3. ^ Acetate Film Base Deterioration - The Vinegar Syndrome”. Image Permanence Institute, Rochester Institute of Technology. 2015年6月1日閲覧。
  4. ^ 松本夏樹 (2010-03-25), “小型映画(9.5mm)の 保存と復元について” (pdf), 立命館大学映像学部現代GP 「映像文化の創造を担う実践的教育プログラム」 報告書 (2009年度) (立命館大学映像学部): pp. 34, http://www.ritsumei.ac.jp/eizo/gp/image/gp_report2009_P33-38.pdf 2010年9月15日閲覧。 
  5. ^ カメラレビュー増刊「クラシックカメラ」、p.134.
  6. ^ 富士フイルムのあゆみ スチルカメラで独自の分野を - カメラの自動露光化とコンパクト化


「写真フィルム」の続きの解説一覧

写真フィルム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/17 13:07 UTC 版)

ツァイス・イコン」の記事における「写真フィルム」の解説

テナックスブランドでロールフィルムやパックフィルムを製造していたゲルツの子会社ゲルツ・フォトヘミシェ・ヴェルケ(Goerz Photochemische Werke Gmbh )を1928年2月合併し、写真フィルムを製造販売していた。

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写真フィルム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/21 05:58 UTC 版)

ビスタ」の記事における「写真フィルム」の解説

VISTA - AGFA社が製造していた写真用フィルム

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写真フィルム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 09:46 UTC 版)

富士フイルム」の記事における「写真フィルム」の解説

日本での写真フィルムはトップシェアを持つ。1960年代から年末年始時期に「お正月を写そう」というテレビコマーシャル展開した近年では映像関連以外にも、後述する自社化粧品健康食品もこの流されている)。 しかし、カメラデジタル化がすすむとともにフィルム需要落ち込み2009年1月には写真フィルム部門売上高会社全体売上高の5%にも満たなくなった2012年平成24年9月長年行ってきた映画の上映用ポジフィルム及び撮影用のカラーネガフィルム生産中止する発表

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写真フィルム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/29 06:27 UTC 版)

銀塩写真」の記事における「写真フィルム」の解説

詳細は「写真フィルム」を参照 乾板すたれた後は、もっぱら写真フィルムが使われている。その構造は、カラー135フィルムを例にとると図1のようである。 フィルムベース英語版) - 写真用フィルム基底支持体ポリエステルやトリアセテートセルロース(英語版)でできている。 下塗層 - ハレーション防止層乳剤層を通過した光がフィルムベース反射するのを防ぐ。 赤感性層 - 乳剤層(感光層)、ゼラチン塩化銀臭化銀沃化銀などの銀塩)を混和させたもの。 緑感性層 - 乳剤層(感光層)、ゼラチン塩化銀臭化銀沃化銀などの銀塩)を混和させたもの。 黄色フィルター - 余分な青色光透過を防ぐ。 青感性層 - 乳剤層(感光層)、ゼラチン塩化銀臭化銀沃化銀などの銀塩)を混和させたもの。 紫外線吸収フィルター英語版) - 可視光線外側にある紫外線吸収し青色カブリ赤色に濁るのを防ぐ。 保護層 - フィルム表面のもっとも外側の層で乳剤が傷つくのを防ぐ。 可視光線

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写真フィルム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 03:01 UTC 版)

フィルム」の記事における「写真フィルム」の解説

詳細は「写真フィルム」を参照 映像記録メディアとして静止画像撮影し記録するためのフィルム総称開発当初ニトロセルロース(NC)を基材として製造されていたが、耐燃性上のために酢酸セルロース一種であるトリアセチルセルロース(TAC)に切り替わったデジタルカメラ普及により生産量激減しているが、医療用レントゲンなどの分野では依然として手堅い需要がある。

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