レンジファインダーカメラ
「距離計連動カメラ」とも言い、距離計(レンジファインダー)がレンズとは別に組み込まれているカメラの総称。距離計は一眼式と二眼式がある。二眼式は距離計窓が2つあり、それで二重像を合致させるようになっているもの。一眼式は距離計窓がひとつで、その距離計二重像がファインダー窓中央に表示される。このため、一眼式のほうが二眼式よりも速写性が高い。二眼式ではふたつの距離計窓の間の距離、一眼式では距離計窓とファインダー窓の間の距離を 基線長 と言い、これが長いほど測距精度が高く、焦点距離の長いレンズまで使うことができる。レンジファインダーカメラにはレンズ交換式と非交換式があったが、現在ではレンズ交換式だけである。フィルムカメラだけでなく、デジタルカメラにもレンジファインダーカメラがある。
デジタルで唯一、レンジファインダー機であるエプソンのR-D1
レンジファインダーカメラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/01 07:30 UTC 版)
レンジファインダーカメラとは、光学視差式距離計が組み込まれており、距離測定に連動して撮影用レンズの焦点を合わせられるカメラのことである。
- ^ 一眼レフのファインダーを距離計に換算した場合、有効基線長がレンズ焦点距離の2乗に比例する。
- ^ 例外的に最大1.5倍程度までファインダー倍率を可変できるものがある。またM型ライカではファインダーと距離計窓の対物側に一種のテレコンバージョンレンズを追加してファインダー倍率を上げるアクセサリが用意された。
- ^ 二眼式レンジファインダーにおいては、距離計側は視野全体が二重像となるため実像式にするメリットがなく、すべて虚像式である。
- ^ つまり、その場所にフィルムを入れれば像が得られる、ということ。
- ^ 初代以外、XA2~の後継機や廉価版のXA1などは全てレンジファインダーではないので注意
- ^ スプリングカメラに詳しい記事がある。
- ^ “Kodak Trimlite 48”. An Introduction to 110 Film Format Cameras. 2023年11月6日閲覧。
- ^ “Minox 110S”. The Sub Club. 2023年11月6日閲覧。
- 1 レンジファインダーカメラとは
- 2 レンジファインダーカメラの概要
- 3 構造
- 4 代表的な機種
- 5 関連項目
レンジファインダーカメラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/01/08 23:30 UTC 版)
「三栄産業 (カメラメーカー)」の記事における「レンジファインダーカメラ」の解説
スーパーサモカ35(1956年発売) - サモカIIIをベースに一眼式連動距離計を装備し、セルフコッキングとなった。 サモカ28RF(1956年発売) - レンズはD.エズマー50mmF2.8固定。 サモカ35RF(1956年発売) - レンズはC.エズマー50mmF3.5固定。 サモカ28X(1957年発売) - サモカ35X(1957年発売) - サモカLE サモカLD サモカLE II サモカ35M28(1961年発売) サモカ35MR(1961年発売)
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レンジファインダーカメラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 01:11 UTC 版)
レンジファインダーカメラ用の広角レンズではバックフォーカスが短くてもよいため、以前は対称型の広角レンズも多かったが、自動露出化の際に、フィルム面の前にTTL露出計のセンサが出るような形式のものではそれがぶつかるので逆望遠タイプとしたものもあった。
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