歸國 歸國の概要

歸國

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/28 14:39 UTC 版)

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歸國
作者 倉本聰
日本
言語 日本語
ジャンル 戯曲
刊行 2010年7月5日 日本経済新聞出版社
初演 2009年6月17日 富良野演劇工場
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2010年2011年に富良野GROUPにより再演、また倉本の脚本によりテレビドラマ化されTBS系にて「終戦ドラマスペシャル」として2010年8月14日に放送された。

概要

倉本聰が棟田博の短編小説「サイパンから来た列車」に感銘を受け50年以上温めてきた作品。1998年LFラジオドラマスペシャル『サイパンから来た列車』としてラジオドラマ化したのに続き、2002年の『屋根』以来7年ぶりの新作戯曲として書き下ろした。

太平洋戦争中に南の海で戦死し、現代の平和な祖国の様子をつぶさに伝えるため60余年ぶりに歸國した英霊たちの視点を通じて、物が溢れ技術が進んだ現代日本に対し「日本はこれで幸せなのか?」と疑問を投げかける。『北の国から』の黒板五郎の生き方にも共通するテーマである[1][2]。「60余年前の若者たちにとって、故国に帰ることは現代用語の“帰国”ではなくあくまでも旧漢字の「歸國」であるにちがいない」との理由から、題名には「帰国」の旧字体である「歸國」を用いている[3]

2009年夏の富良野演劇工場での初演以降、2010年2011年と3年連続で富良野GROUPの夏公演として上演。また2010年と2011年には全国ツアーも実施し、2011年のキジムナーフェスタ2011において初の沖縄公演も行っている。「再演は続演に非ず」という倉本の言葉通り、公演中でも台詞や演出に変更が加えられ、進化し続けている。

テレビドラマ版では、倉本聰は31年ぶりにTBSドラマの脚本を手掛けた。舞台版とテレビドラマ版では登場人物の関係性やストーリーの細部などに違いがある。

なお、「サイパンから来た列車」は1956年にも、『姿なき一〇八部隊』のタイトルで新東宝で映画化されている。監督は佐藤武。脚色は八木隆一郎、近江浩一、須崎勝弥、小林太平、長谷川公之。主演は、秋吉善鬼少将役に笠智衆、那須泰彦中尉役に中山昭二であった。

ストーリー

8月15日深夜[注 1]、東京駅にダイヤにはない一台の軍用列車がやってきた。そこには60余年前に南海で散った英霊たちがいた。彼らの使命は、平和になった日本の現状を南海の海に眠っている戦死者たちに伝えること。彼らは夜明けまでのわずかな時間に、今の日本に何を見るのか……。


注釈

  1. ^ ドラマ版では2010年8月15日の未明(オンエアより数時間後)という設定。東京駅に降り立った秋吉部隊長は「現在は昭和85年」と述べている。
  2. ^ 舞台『歸國』会場限定販売盤として発売 [6]

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