ゆふ (列車)
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久大本線優等列車沿革
国鉄時代
- 1951年(昭和26年)11月25日:博多駅 - 由布院駅 - 別府駅間を鹿児島本線・久大本線・日豊本線経由で運行する臨時客車快速列車「ゆのか」の運行開始。
- 1956年(昭和31年)11月19日:「ゆのか」定期列車化される。
- 1959年(昭和34年)5月1日:門司港駅 - 天ケ瀬駅間を鹿児島本線・日豊本線・日田彦山線・久大本線経由で運行する準急列車「あさぎり」の運行開始。
- 1960年(昭和35年)2月5日:「ゆのか」を気動車準急化の上、博多駅 - 由布院駅 - 別府駅 - 小倉駅 - 博多駅間運行の循環列車とする。
- 8月1日:由布院駅 - 博多駅間を日田彦山線・小倉駅経由で運行する準急「ひこさん」の運行開始。また、「あさぎり」の運行区間を門司港駅 - 由布院駅(下り)・天ケ瀬駅(上り)間とする。
- 1961年(昭和36年)10月1日:「ゆのか」の増発扱いで、博多駅 - 由布院駅 - 別府駅 - 門司港駅間を運行する準急「由布」(ゆふ)の運行開始。
- 1962年(昭和37年)10月1日:「由布」を小倉駅発着とする。
- 1963年(昭和38年)10月1日:臨時列車として、直方駅(下り)・門司港駅(上り) - 由布院駅間の準急「はんだ」、門司港駅(下り)・直方駅(上り) - 豊後中村駅間の準急「日田」(ひた)の運行開始。
- 1964年(昭和39年)3月20日:「はんだ」「日田」を定期列車化。
- 1965年(昭和40年)10月1日:このときのダイヤ改正に伴い、以下のように変更する。
- 従来浜田駅・石見益田駅(現在の益田駅) - 博多駅間を運行していた準急「あきよし」の運行区間を、浜田駅 - 東唐津駅(山口線経由)・天ケ瀬駅(美祢線・日田彦山線経由)間に変更(浜田駅 - 石見益田駅間・厚狭駅 - 小倉駅間で併結運転)。
- 「西九州」の一部編成を博多駅 - 鳥栖駅 - 長崎駅間の運転とする。
- 下り「ゆのか」の別府駅 - 博多駅間を廃止。
- 「はんだ」「日田」の運行区間を変更。「はんだ」は門司港駅 - 日田駅 - 由布院駅間(伊田線経由)、「日田」は直方駅 - 日田駅 - 由布院駅間(小倉駅・城野駅経由)の運行とする。
- 「はんだ」「日田」は北九州地方や筑豊地方の主要駅の客の利便性のため、やや遠回りの経路をとっていた。
- 1966年(昭和41年)3月5日:準急・急行料金制度の改変に伴い、久大本線乗り入れの準急をすべて急行列車に格上げ。
- 1967年(昭和42年)10月1日:「ゆのか」を再び上下とも博多駅発着の循環列車とする。また「由布」「日田」を上下とも久大本線内併結運転とする。
- 1968年(昭和43年)10月1日:「ゆのか」の名称を日豊本線の急行列車に使用するため、「由布」は旧「ゆのか」を編入して2往復化。運行区間は全列車博多駅 - 別府駅間とする。旧「ゆのか」の下り列車に関しては「はんだ」を併結。また「西九州」の博多駅発着編成は「いなさ」に編入(併結は継続)。
- 1970年(昭和45年)10月1日:「あきよし」の日田駅 - 天ケ瀬駅間、下り「あさぎり」の豊後森駅 - 由布院駅間を普通列車に格下げ。
- 1975年(昭和50年)3月10日: 山陽新幹線の全線開業に伴い、「あきよし」は浜田駅 - 博多駅間運行の列車が廃止となり、浜田駅 - 天ケ瀬駅間のみの運行になる。
- 1978年(昭和53年)10月2日:上り「西九州」の大分駅→別府駅間を普通列車に格下げ。
- 1980年(昭和55年)10月1日:このときのダイヤ改正に伴い、以下のように変更する。
- 「西九州」を博多駅発着に変更のうえ「由布」に編入。「由布」は3往復となる。
- 「はんだ」「日田」「あさぎり」を快速に格下げ。ただし、旧「日田」の下り列車に関しては当初「由布」との併結を継続し由布院駅まで乗り入れていた。
- 「ひこさん」および「あきよし」の日田駅 - 天ケ瀬駅間を廃止。「あきよし」の下関駅 - 日田駅間は快速に格下げ。
- 「由布」の指定席車を廃止。グリーン車は自由席となる。
- 1984年(昭和59年)2月1日:「由布」のグリーン車を廃止。
- 1985年(昭和60年)3月14日:「あきよし」廃止。「由布」にグリーン車用の座席を転用した普通車指定席を連結。
民営化後
- 1989年(平成元年)
- 1992年(平成4年)7月15日:以下のように変更する。
- 1995年(平成7年)4月20日:「ゆふいんの森」は2往復とも博多駅 - 別府駅間の運行となる。
- 1999年(平成11年)
2000年代の動き
- 2001年(平成13年)
- 2002年(平成14年)3月23日:由布院駅 - 別府駅間の「ゆふ」を廃止。
- 2004年(平成16年)3月13日:「シーボルト」廃止に伴い保留車となっていたキハ183系を再改造のうえで「ゆふ」に投入。キハ183系の「ゆふ」は「ゆふDX」として運行される。当初は「古代漆色」の外観であった。
- 2005年(平成17年)4月1日:「ゆふ (DX) 」の車内販売が廃止。
- 2008年(平成20年)3月11日:「ゆふDX」の塗装がプレミアムイエローに変更され、運行を開始。
- 2009年(平成21年)3月14日:全車禁煙となる。
2010年代の動き
- 2011年(平成23年)1月10日:「ゆふDX」の運行が終了[11]。
- 2012年(平成24年)
- 2014年(平成26年)12月27日:「ゆふいんの森」で車内無料Wi-Fi接続サービスを開始[9]。
- 2015年(平成27年)7月18日:「ゆふいんの森」のうちキハ72系を4両から5両編成に増車。
- 2017年(平成29年)
- 2018年(平成30年)
- 3月17日:「ゆふ5号」の時刻が約1時間繰り下げられる(従来の「有明1号」のダイヤに該当)。
- 7月14日:久大本線の復旧作業が完了し、「ゆふ」「ゆふいんの森」は通常ダイヤでの運行再開(なお7月13日の「ゆふいんの森」は運休だったため、小倉駅経由の「ゆふいんの森」は7月12日で運行を終了した)[15]。災害以前との変更点は以下のとおり。
- 「ゆふ」は当面の間、所定の3両編成から5両編成に増車[注 5]。
- 「ゆふいんの森」は二日市駅が通過となる。
2020年代の動き
- 2020年(令和2年):
- 新型コロナウイルス感染症による利用客減少に伴い、以下の措置が取られた。
- 7月6日:豪雨に伴い久大本線が断続的に鉄橋流出などの被害を受けたため、この日から「ゆふ」「ゆふいんの森」は全列車運休となる。
- 7月10日:「ゆふ」は博多駅 - 日田駅間で運行再開(本数は通常通りに3往復)。
- 8月8日:「ゆふ3・4号」を豊後森駅発着に延長。また「ゆふいんの森」は1・2・5・6号のみ博多駅 - 豊後森駅間で運行再開。豊後森駅では「ゆふ」には各駅停車タイプ、「ゆふいんの森」には途中駅無停車タイプのいずれも由布院発着の代行バスに接続。
- 2021年(令和3年)
- 2024年(令和6年)
注釈
出典
- ^ a b 「JR年表」『JR気動車客車情報 89年版』ジェー・アール・アール、1989年8月1日、144頁。ISBN 4-88283-110-4。
- ^ “別府と長崎・佐世保を結んだ急行西九州”.昭和の記憶と復活蒸機
- ^ 「私の履歴書 唐池恒二(13) 「ゆふいんの森」」『日本経済新聞』2023年3月14日朝刊、文化面。
- ^ a b c ~ゆふ高原線の風土を感じる新たなD&S列車~ 列車名決定! 特急「かんぱち・いちろく」 - 九州旅客鉄道(2023年10月26日、同日閲覧)
- ^ a b c 『~ゆふ高原線の風土をあじわう新たなD&S列車~ 特急「かんぱち・いちろく」運行開始日・発売開始日・販売価格について』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道、2024年2月22日 。2024年2月22日閲覧。
- ^ “特急"ゆふ"で塗装統一編成が運用中”. 鉄道ニュース(鉄道ファン・Railf.jp). 交遊社. (2019年6月10日)
- ^ a b 『ゆふいんの森II世 運転開始時の公式パンフレット』による
- ^ ゆふいんの森、客車新造へ JR九州、外国客取り込み(当該箇所を閲覧するには会員登録が必要) - 朝日新聞デジタル、2014年10月21日付
- ^ a b 『特急「ゆふいんの森」Wi-fiサービス提供および5両編成での運転開始』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道、2014年12月22日 。2015年12月12日閲覧。
- ^ 『特急「ゆふいんの森」号 7月18日(土)より増結して5両編成で運行開始』(PDF)(プレスリリース)九州、2015年6月19日 。2015年12月12日閲覧。
- ^ a b 『平成23年春の観光列車新設について』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道、2010年10月22日。 オリジナルの2011年7月22日時点におけるアーカイブ 。2015年12月12日閲覧。
- ^ a b 運行ルート・時刻 | 特急「かんぱち・いちろく」 | JR九州
- ^ a b c d e f 博多〜由布院間を小倉経由で!!特急「ゆふいんの森」を運転します![リンク切れ]-九州旅客鉄道株式会社(2017年7月11日)
- ^ a b c d 別府・大分〜日田間 特急「ゆふ」を運転します!-九州旅客鉄道株式会社(2017年7月20日)
- ^ a b c d “〜 久大本線 ぜんぶつながる 〜久大本線全線での運転再開について” (PDF). 九州旅客鉄道. 2018年4月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年4月19日閲覧。
- ^ 継続運転決定!12月〜2月も特急「ゆふいんの森」「ゆふ」を運転します! - 九州旅客鉄道(2017年10月31日。11月1日現在のオリジナル (PDF) をアーカイブ化)
- ^ a b 交通新聞社 「九州時刻表 2017年春号」通巻808号 交通新聞社 (2017) p.221
- ^ 秋の行楽シーズンに!!10月〜11月も特急「ゆふいんの森」「ゆふ」を運転します! (PDF) -九州旅客鉄道株式会社(2017年9月12日)
- ^ D&S列車の運転日について - 九州旅客鉄道(2018年1月19日。同日現在のオリジナル (PDF) をアーカイブ化)
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '93年版』ジェー・アール・アール、1993年7月1日、187頁。ISBN 4-88283-114-7。
- ^ 交友社『鉄道ファン』1999年5月号 通巻457号 p.136
- ^ “春ダイヤ改正のお知らせ”. 広報ゆふ(Yufu City情報広場) (由布市): p. 13. (2008年2月) 2015年11月8日閲覧。
- ^ 久大本線 別府・大分〜日田間 臨時特急列車の運転について(pdf) - 九州旅客鉄道株式会社(平成24年8月2日)
- ^ 新型コロナウイルス感染拡大に伴う追加の運転計画について(4月8日追加) - 九州旅客鉄道(2020年4月8日)
- ^ “在来線特急・D&S列車の運転計画変更について”. 九州旅客鉄道. 2020年6月8日閲覧。
- ^ 由布院へのご旅行に便利な 快速「ゆふいん」号を運転いたします!- 九州旅客鉄道(2024年3月26日、2024年3月27日閲覧)
- 1 ゆふ (列車)とは
- 2 ゆふ (列車)の概要
- 3 久大本線優等列車沿革
- 4 関連項目
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