ふくう【不空】
不空金剛
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不空金剛(ふくうこんごう、サンスクリット語: अमोघवज्र、Amoghavajra、アモーガヴァジュラ)は、唐の高僧、訳経僧。金剛智・善無畏によってもたらされた密教を唐に定着させた。真言宗では三蔵法師の一人である事から「不空三蔵」と尊称し、真言八祖の「付法の八祖」では第六祖、「伝持の八祖」では第四祖とする。また「不空」とも略称される。四大訳経家の1人。弟子には含光・慧超・恵果[注釈 1]・慧朗・元皎・覚超(六哲)がいる。
注釈
- ^ 空海の師であり、長安青龍寺で密教を空海に伝法した。
出典
- ^ a b c 真言宗|歴史|八祖
- ^ a b Lehnert, Martin (2010) (英語). Esoteric Buddhism and the Tantras in East Asia. Brill. p. 351. ISBN 9789004204010
- ^ Yang, Zeng (2010) (英語). A Biographical Study on Bukong 不空 (aka. Amoghavajra, 705-774) : Networks, Institutions, and Identities. University of British Columbia. p. 23. doi:10.14288/1.0363332
- 1 不空金剛とは
- 2 不空金剛の概要
不空(ふくう)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 02:52 UTC 版)
裏天台座主。空顕の同期だったが、大魔王尊との結縁灌頂に失敗し魔仏の器「黄幡星の種」を作りだす外道仏母体となる。自らがばら撒いた種で生まれた器に魔仏の魂を入れた仏像軍団を作り出し、それを以て西洋に戦争を仕掛けようとしている。地獄から戻った孔雀との戦いに敗れたことで復讐するために自ら地獄に落ちる。千年以上前の地獄に先回りして孔雀を待ち構えていたが、孔雀と明王として目覚めたフドウ(捨覚)に敗れて首を切り落とされる、最後の悪あがきとして羅睺を召喚するが、倶摩羅に踏み潰された。現世でも闇曼荼羅の仏になったことで暴走し、倶摩羅に処分された。
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