開削工法
地下鉄のトンネル掘削工法の1つで、オープンカット工法とも呼ばれ、俗に“露天掘り”といわれます。両側に沿って鉄くいを打ち込み、その上にH型の鉄の桁をかけて鉄板を敷き、路面交通に支障がないようにした後、地上から掘り進むものです。
わが国の初期の地下鉄工事は、地質が似通っているベルリンの地下鉄を参考にしたため、この開削工法が導入されました。土木工事は「土と水との闘い」といわれますが、最近は土止めや防水技術が改善されています。このため、従来は困難だった軟弱地盤でも開削が可能となり、工期も短縮されてきました。
しかし、地下鉄工法は、都市の過密化や大深度に近い地下鉄トンネル建設などから、昔ながらの開削工法には限界が多く、近代的なシールド工法が主流となっています。
開削工法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 04:43 UTC 版)
最も基本となる工法で、歴史も長い。非開削工法でも立坑は開削工法による。
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