舌骨とは? わかりやすく解説

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ぜっ‐こつ【舌骨】

読み方:ぜっこつ

舌の基底にあるU字形の骨。


舌骨

読み方ぜつこつ
【英】:Os hyoideum,Hyoid bone

下顎骨喉頭との間で舌根部にある独立した字形小骨である。体、大角小角有する。体は舟の形を呈し膨隆部が前方を、陥凹部が後方向いている。前面には十字形の隆線があり、これにより4区画に分けられている。上区には外側舌骨舌筋内側オトガイ舌筋がつき、下区には外側肩甲舌骨筋内側胸骨舌骨筋がつく。大角は体の外側端から上方延び骨片で、その先端はは肥厚する小角は体と大角結合部から円錐形呈して上方着きだし、その先端は茎突舌骨靱帯によって側頭骨茎状突起連結する。この靱帯はまれに骨化することがある。舌骨は系統発生的に骨格の一部相当するもので、舌骨体の上部、小角茎突舌骨靱帯および側頭骨茎状突起が第2臓弓軟骨舌骨体下部大角第3臓弓軟骨由来する。Hyoideumはギリシャ語のυ(hy)に似たeidos)という意味の形容詞。なお日本語の「舌骨」はドイツ名Zungenbeinの直訳であるが、この骨は舌の根もと(舌根)に存在して筋肉を介して舌と密接な関係がある。

A02116001.jpg (7361 バイト)


舌骨

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/06 09:14 UTC 版)

舌骨(ぜっこつ、英語: Hyoid boneラテン語: Os hyoideum)とは、四肢動物において、祖先の魚類の鰓弓構造に由来する骨である。


  1. ^ a b c 森ら, p.95
  2. ^ ONLINE ETYMOLOGY DICTIONARY”. ONLINE ETYMOLOGY DICTIONARY. 2018年12月5日閲覧。


「舌骨」の続きの解説一覧

舌骨

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/06 22:27 UTC 版)

セラム」の記事における「舌骨」の解説

セラムには現代ゴリラなどに似た舌骨も残っていた。舌骨は頭蓋骨固着していないことから、古い化石人骨残っていることはほとんどない全身骨格40%が残っているといわれたルーシーや、66%が残っているトゥルカナ・ボーイにも舌骨は残っておらず、従来最古記録イスラエル発見されネアンデルタール人骨(約6万年前)であった。そのネアンデルタールの舌骨は現代人のものと酷似していたが、それよりも古いホミニンでの構造不明だった発見者のアレムゼゲドは、彼女の発声チンパンジー鳴き声のようなのだったではないか推測している。舌骨はかつてその個体言語能力推測する要素とされていたが、それについては否定的な見解出されている。ただ、いずれにしても、舌骨が残っていることは、セラム保存状態良さを示す傍証といえる

※この「舌骨」の解説は、「セラム」の解説の一部です。
「舌骨」を含む「セラム」の記事については、「セラム」の概要を参照ください。

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