スナップショット【snapshot】
スナップショット
ソフトウェアの開発途上で、ある決まったタイミングなどで構築されたソフトウェアのバージョンを指す。主に、開発者向けに、その時点での動作チェックやモジュール間の関係検証などのために作られることが多い。通常は、1日、1週間などの決まったタイミングで自動処理などにより構築されたソフトウェアを「スナップショット」と呼ぶ。
また、ソフトウェアなどがあるタイミングで保持しているデータや内部状態を外部に記録することをスナップショットと呼ぶこともある。これは、ソフトウェアが障害などで動作を停止したときに、記録時点から再開するような機能があるときに、その対象データを呼ぶ言葉である。

スナップショット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/25 22:03 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動スナップショット (Snapshot) は、
一瞬の機会など
- スナップ写真 - 一瞬の機会に取られる写真
- 速射 [1] [2](rapid fire/rapid-fire) - ねらいを定めて発射される、火器からの発砲
- スクリーンショット/画面キャプチャの別名 - コンピュータ上の画面を撮影したスクリーンショットの別名。
システム全体の首尾一貫した情報
情報処理用語のスナップショットは上記の画面キャプチャー以外に、システム内部の「首尾一貫」した情報イメージのことを示す。そのイメージをシステムに戻せば問題無く動作するデータの事。主記憶装置、揮発性メモリ、レジスタなどの内容を全てのシステムを停止させファイルシステムに書き出された上でそれをコピーする方法や、後述のアルゴリズムを使いシステム稼働中にスナップショットを作成する方法などがある。
但し、プログラムの誤りの有無をチェックするデバッグ作業の一環として行われるもので、プログラムの実行状態の一部を書き出して調べることをいう、とする資料[1]もある。
- スナップショット・アルゴリズム - 安定した記憶装置に全体のネットワークの首尾一貫したイメージをコピーする、分散コンピュータアルゴリズム
- スナップショット (ファイルシステム) - ある過去の一時点で存在した、ストレージ中にある、コンピュータのひとまとまりのファイルとディレクトリ
- ソフトウェア開発におけるスナップショットとは、特定の一時点に存在した、バージョン管理のための、ソースコードリポジトリ中のビュー
- ビデオゲームでの同様の概念は「ステートセーブ」と呼ばれる。
- システム監査にも、スナップショット法というのがあり、プログラムロジックの分析に用いられる[1]。
その他
- SNAPSHOT (バンド) - 日本のバンド。1996年から活動休止中。
- snapshot - KinKi Kidsのアルバム「Φ」収録曲。
脚注
- ^ a b bit 編集部 『bit 単語帳』共立出版、1990年8月15日、113頁。ISBN 4-320-02526-1。
スナップショット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/15 15:12 UTC 版)
XFSはスナップショットを取るための機能そのものは提供しておらず、OS等のボリュームマネージャにより用意されることが想定されている。そのようなボリュームマネージャによりスナップショットを取るための補助機能として、XFSはxfs_freezeにより、ファイルシステムの凍結機能を提供している。なお、2.6系のLinuxではスナップショット作成にxfs_freezeは不要である。(実行した場合、デッドロックが発生し正常にスナップショットが作成できない。)
※この「スナップショット」の解説は、「XFS」の解説の一部です。
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スナップ・ショットと同じ種類の言葉
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