prima facie
「prima facie」の意味・「prima facie」とは
「prima facie」はラテン語の語句で、英語においては法律用語として一般的に使用される。直訳すると「最初の顔」を意味し、これは「一見したところでは」や「表面上では」などと解釈される。法律の文脈では、「prima facie」は証拠が初めて提示された時点で、その主張が真実であると推定される状態を指す。たとえば、ある事件についての証拠が「prima facie」の証拠であるとされた場合、その証拠だけを見た時点で、主張が正当であると考えられる。「prima facie」の発音・読み方
「prima facie」の発音は、IPA表記では/ˌpriːmə ˈfeɪʃiː/となる。IPAのカタカナ読みでは「プリーマ フェイシー」となる。日本人が発音するカタカナ英語の読み方では「プリマ フェイシー」が近い。この単語は発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。「prima facie」の定義を英語で解説
英語の辞書では、「prima facie」は"based on the first impression; accepted as correct until proved otherwise"と定義される。これは「最初の印象に基づいて、それが否定されるまでは正しいと受け入れられる」という意味である。法律の文脈では、「prima facie」は"a case that is supported by enough evidence for a judge or jury to find in your favor, unless the evidence is refuted by the other side"と定義される。これは「十分な証拠に支えられたケースで、それが反対側によって反証されない限り、裁判官や陪審員があなたの味方を見つけることができる」という意味である。「prima facie」の類語
「prima facie」の類語としては、「apparent」、「ostensible」、「presumptive」などが挙げられる。これらの単語も「prima facie」と同様に、何かが表面的にはあるように見える、または初めて見たときにはあるように思われる、という意味合いを持つ。「prima facie」に関連する用語・表現
「prima facie」に関連する用語としては、「burden of proof」(証明責任)、「evidence」(証拠)、「presumption」(推定)などがある。これらの用語は、法律の文脈で「prima facie」が使用される際に一緒に使われることが多い。「prima facie」の例文
1. The evidence presented a prima facie case of negligence.(提示された証拠は、一見したところ、過失の証拠であった。)2. There is a prima facie case that the defendant is guilty.(被告が有罪であるという一見したところの証拠がある。)
3. The plaintiff has the burden of establishing a prima facie case.(原告は、一見したところの証拠を立証する責任がある。)
4. The judge found there was no prima facie case to answer.(裁判官は、答えるべき一見したところの証拠がないと判断した。)
5. The prima facie evidence was enough to proceed with the trial.(一見したところの証拠は、裁判を進めるのに十分だった。)
6. The prosecution failed to establish a prima facie case.(検察は、一見したところの証拠を立証することに失敗した。)
7. The prima facie case was refuted by the defense.(一見したところの証拠は、弁護側によって反証された。)
8. The prima facie case was strong enough to warrant further investigation.(一見したところの証拠は、さらなる調査を正当化するのに十分強かった。)
9. The prima facie case was not sufficient to prove guilt beyond a reasonable doubt.(一見したところの証拠は、合理的な疑いを超えて罪を証明するのに十分ではなかった。)
10. The prima facie case was undermined by the lack of concrete evidence.(具体的な証拠の欠如により、一見したところの証拠は弱体化した。)
プリマ・ファキエー
(prima facie から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/08/03 09:10 UTC 版)
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プリマ・ファキエー[1](英:prima facie、ラテン:prima facie)はそれら自体において最初の遭遇または一見したところのを意味するところの ラテン語の表現 である。いずれも 奪格の場合 における、プリムス(primus)(「ファースト(英:first)」)とファシエス(facies)(「フェイス(英:face)」)のその女性形から、文字どおりに訳し直せば「最初の外観」または「最初の見かけ」となろう。
またはプライマ・フェーシーとも表記される。
現代の、口語体かつ会話体の英語では、一般に訳すると、「その外観について」となろう。用語プリマ・ファキエーは初期の審問において、十分な確証の証拠がひとつの裁判を弁護するのに存在するよう現れることを指す(民法と刑法のいずれも含む)現代の 法律英語 で用いられる。コモン・ローの裁判権では、プリマ・ファキエーは、反証がひとつの特定の主張または事実を証明するようには十分ではないであろう、ところの証拠を表す。その用語は学究的な哲学においても同様に用いられる。裁判権の多くにおいて、広く訴訟手続きは、ひとつの一応証拠のある事案[2]を訴訟手続きがそれを確認するようそのとき始め、そして判決をつくりだすものに従うことが存在するよう要求する。
アカデミックな哲学における用法
(プリマ・ファキエーである)その用語はアカデミックな哲学でもまた使われる。その最も著名な用法の中には、例えば、 ロバート・アウディ (英:Robert Audi)をもって、一例として使われる、認識論におけるのと同様に、 プリマ・ファキエーの義務の倫理学 としばしば呼ばれる、 W.D.ロス (英:W. D. Ross)により最初に提示された倫理学の理論である。義務についての参照においてそれは一般的に用いられる。「私は私の約束をまもりそして私の友だちと会うようなひとつのプリマ・ファキエーな義務を負っている」は私はひとつの義務を負っている、しかしこれはより多くの義務の強要が生じるかもしれないことを意味する。より現代的な用法は 一時的に しか存在しない、他人がもっと強要するものによって後で覆されるところの義務:プロ・タントの義務(英:pro tanto obligation);の題名を参照する。
参考文献
- Herlitz, Georg Nils (1994). “The meaning of the term prima facie”. Louisiana Law Review 55: 391.
- Audi, Robert (2003). Epistemology : A Contemporary Introduction (second ed.). Roatledge. p. 27.
- 柴田光蔵:法律ラテン語辞典、日本評論社、1985年6月10日第1版第1刷、p.278
引用文献または脚注
「prima facie」の例文・使い方・用例・文例
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