ZEPHYR750 / 750RS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 16:25 UTC 版)
「カワサキ・ゼファー」の記事における「ZEPHYR750 / 750RS」の解説
ゼファー750は、ゼファーシリーズの特徴となったノンカウル、パイプ鋼管フレーム、丸目一灯ヘッドライト、空冷直列4気筒エンジン、2本リヤサスなどを踏襲し、左右2本出しのマフラーを装備するモデルである(400 ccのゼファーは右側1本出しの集合マフラー)。特に「ナナハン」であるこのゼファー750は、丸みを帯びた燃料タンク、丸型のカムカバー、テールカウルなどの造型が、イメージモデルであるZ-2の雰囲気を連想させるものになっている。 2004年モデルのC10型では、エンジンの塗装色がそれまでの銀色から黒色に変更。エンブレムに関しては、それまでのタンク側の「ZEPHYR」とサイドカバー側の「750」から、タンク側「Kawasaki」サイドカバー側「ZEPHYR750」に変更された。また、マフラーもメガフォン形状のサイレンサー部分がそれまでより延長されている。 2007年1月19日には「ファイナルエディション」が発売された。グラフィックには、1973年式Z2初期型をイメージさせる茶色とオレンジ色の通称「ファイヤーボール」「火の玉」パターンを施され、艶消し黒仕上げのホイールを採用。素材を改良されたシートや、艶有り黒塗装で仕上げられたフレーム、サイドカバーの「750 DOUBLE OVER HEAD CAMSHAFT」エンブレムなど、特別仕様となっている。 よりZ-2に近い雰囲気の派生モデルであるゼファー750RSが1996年から2003年まで併売された。ホイールは標準仕様のキャストホイールからチューブタイヤを使用するスポークホイールに変更。エンブレムも標準仕様とは違い、タンク側は「Kawasaki」およびサイドカバー側は「ZEPHYR750」とされた。初期のゼファー750では単色カラーのラインナップだったのに対し、ゼファーRSではファイヤーボール風のグラフィックが初期モデルから採用されていた。 また、1999年式・2001年式・2002年モデルでは、ゼファー750・ゼファー750RSともに共通の「タイガーパターン」風のグラフィックを採用している。1999年式モデルでは1974年式Z2Aと同様の配色によるグラフィックとなっており、2002年式モデル・2003年モデルでは1975年式Z2A後期型と同様の配色となっている。
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