WebProxy クラス
アセンブリ: System (system.dll 内)


WebProxy クラスは、要求の送信に Web プロキシが使用されているかどうかを確認するために WebRequest インスタンスが使用するプロキシ設定を格納します。グローバル Web プロキシ設定は、コンピュータの構成ファイルおよびアプリケーション構成ファイルで指定でき、アプリケーションで WebProxy クラスのインスタンスを使用して、Web プロキシの使用方法をカスタマイズできます。WebProxy クラスは、IWebProxy インターフェイスの基本実装です。
Web プロキシ クラスのインスタンスは、以下のいずれかのメソッドを使用して取得できます。
これらのメソッドは、さらに詳細にカスタマイズできる WebProxy インスタンスを提供します。これらのメソッドの違いは、アプリケーションに返される前に実行されるインスタンスの初期化方法です。WebProxy コンストラクタは、Address プロパティを null 参照 (Visual Basic では Nothing) に設定して、WebProxy クラスのインスタンスを返します。要求がこの状態で WebProxy インスタンスを使用した場合、要求の送信にプロキシが使用されません。
GetDefaultProxy メソッドは、Address、BypassProxyOnLocal、BypassList の各プロパティを Internet Explorer 5.5 以降で使用される値に設定して、WebProxy クラスのインスタンスを返します。
Select メソッドは、Inernet Explorer と構成ファイルの設定の組み合わせに応じてプロパティを設定して、WebProxy クラスのインスタンスを返します。
WebProxy クラスは、プロキシ構成スクリプトの自動検出と実行をサポートしています。この機能は、WPAD (Web Proxy Auto-Discovery) とも呼ばれます。自動プロキシ構成を使用する場合は、構成スクリプト (通常は Wpad.dat) の検索、ダウンロード、コンパイル、および実行が必要です。これらの操作が成功した場合、構成スクリプトから要求に使用できるプロキシが返されます。

WebRequest インスタンスに WebProxy インスタンスを割り当てるコード例を次に示します。WebRequest インスタンスは、プロキシを使用して、外部インターネット リソースに接続します。WPAD 機能の使用方法の例については、AutomaticConfigurationScript プロパティの説明を参照してください。
Dim proxyObject As New WebProxy("http://proxyserver:80/", True) Dim req As WebRequest = WebRequest.Create("http://www.contoso.com") req.Proxy = proxyObject
WebProxy proxyObject = new WebProxy("http://proxyserver:80/" ,true); WebRequest req = WebRequest.Create("http://www.contoso.com"); req.Proxy = proxyObject;

System.Net.WebProxy


Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows CE, Windows Millennium Edition, Windows Mobile for Pocket PC, Windows Mobile for Smartphone, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


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