WebPartConnectionsEventArgs クラス
アセンブリ: System.Web (system.web.dll 内)


Web パーツ コントロール セットの機能を使用して、2 つの WebPart または他のサーバー コントロールの間の接続を作成し、1 つのコントロールはプロバイダとして機能させ、もう 1 つのコントロールをデータのコンシューマとして機能させることができます。接続を形成するには、2 つのコントロールが WebPartZoneBase クラスから継承するゾーンに配置され (WebPartZone コントロールなど)、共通のインターフェイスを通じてデータを共有できるように正しく設計されている必要があります。Web パーツ接続の詳細については、「WebPartConnection」および「Web パーツ接続の概要」を参照してください。
WebPartConnectionsEventArgs クラスは、イベントを処理する WebPartConnectionsEventHandler デリゲートを使用するメソッドにイベント データを渡します。イベントを発生させ、WebPartConnectionsEventArgs クラスを使用してイベント データを提供するこのような接続関連のメソッドは 2 つあります。これらはいずれも、WebPartManager コントロールのメンバです。OnWebPartsConnected メソッドは 2 つのサーバー コントロールが正常に接続された後で WebPartsConnected イベントを発生させ、OnWebPartsDisconnected メソッドは 2 つのサーバー コントロールの接続が切断された後で WebPartsDisconnected イベントを発生させます。
開発者は、WebPartsConnected イベントと WebPartsDisconnected イベントのカスタム イベント ハンドラを作成でき、それらのメソッド内で、接続の詳細にアクセスするための WebPartConnectionsEventArgs クラスを使用できます。たとえば、<asp:webpartmanager> 要素で OnWebPartsConnected 属性を宣言し、イベントを処理するカスタム メソッド名にそれを割り当てることができます。カスタム ハンドラ メソッドでは、パラメータとしてメソッドに渡される WebPartConnectionsEventArgs オブジェクトを使用して、接続の詳細にアクセスできます。
WebPartConnectionsEventArgs クラスには、コンストラクタの 2 つのオーバーロードがあります。System.Web.UI.WebControls.WebParts.WebPartConnectionsEventArgs(WebPart,ProviderConnectionPoint,WebPart,ConsumerConnectionPoint) コンストラクタは既定で、クラスのプロパティ値を初期化します。System.Web.UI.WebControls.WebParts.WebPartConnectionsEventArgs(WebPart,ProviderConnectionPoint,WebPart,ConsumerConnectionPoint,WebPartConnection) コンストラクタは既定のコンストラクタを呼び出し、Connection プロパティの初期化も行います。
WebPartConnectionsEventArgs クラスにはいくつかのプロパティがあり、それらはすべて、Web パーツ接続に不可欠な要素を参照します。Connection プロパティは、接続全体を表す、関連付けられた WebPartConnection オブジェクトを参照します。Provider プロパティは接続でプロバイダとして機能する WebPart またはその他のコントロールを参照し、Consumer プロパティはコンシューマとして機能する WebPart またはサーバー コントロールを参照します。ProviderConnectionPoint プロパティは接続の ProviderConnectionPoint オブジェクトを参照し、ConsumerConnectionPoint プロパティは ConsumerConnectionPoint オブジェクトを参照します。


System.EventArgs
System.Web.UI.WebControls.WebParts.WebPartConnectionsEventArgs


Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


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