VHS一体型・DV一体型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 15:05 UTC 版)
「DVDレコーダー」の記事における「VHS一体型・DV一体型」の解説
ビデオデッキ一体型のDVDレコーダーや、ビデオデッキ・DVDドライブ・HDDの3つを1つのボディに搭載した3in1レコーダーも各社が生産している。HDD・DVD・VHSそれぞれの間で双方向、計6方向の6WAYダビングがワンタッチで行え1台でVHSテープからHDDに録画して必要な部分だけをDVDに記録することも可能。またダビングしながらの録画や2チャンネル同時記録(Wエンコーダ/チューナー搭載の場合)など、多彩な利便性を実現した。そして2005年からは、デジタルチューナー搭載(後述)の3in1機も登場している。 劣化したVHSテープで起こりがちな画面の揺れ・ぶれを軽減するタイムベースコレクタ(TBC)やデジタルノイズリダクション(DNR)、輪郭補正回路など各種の画質向上機能が一般的に搭載され、また映像出力をDVDとの共用にする事で従来からVHSデッキに搭載されているS端子やコンポジット端子に加えD端子やHDMI端子からの出力も可能にし古いVHSテープでも市販DVDソフトに迫る鮮明な画像で楽しめることを謳っている。 しかし、録画可能な方式はあくまでノーマルVHSのみ。S-VHSは日本ビクター(現:JVCケンウッド)製の業務用製品で録画・再生に対応している(ただしHDDなし)が民生用のVHS一体型はすべてノーマルVHSであり、S-VHSの簡易再生(SQPB)ができる程度である。また、D-VHSデッキとの一体型はこれまでどのメーカーからも発売されていない。 2007年1月23日には、日本ビクターからDVデッキ一体型の新モデル「SR-DVM700」が発表された。DVDレコーダーでDVデッキとの一体型を実現しているのは2007年現在、日本ビクターのみである。DV方式のカムコーダで撮影したテープをパソコンよりももっと手軽にノンリニア編集し、簡単にDVD-Videoを作成できるという。DVデッキについては、DVCAMの再生にも対応している。このモデルは業務用で主に企業や学校、医療機関、結婚式場、映像制作を趣味とするハイエンドユーザーなどを対象としている。製品のコンセプトはあくまで映像制作なので、地デジなどのテレビチューナーは非搭載である。
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