TextReturnReader クラス
アセンブリ: System.Web.Services (system.web.services.dll 内)


TextReturnReader クラス、および System.Web.Services.Protocols 名前空間のその他のクラスは、HTTP-GET および HTTP-POST 操作を通じて .NET Framework の Web サービスの実装をサポートしています。Web サービスのライタとリーダーはそれぞれ、パラメータ間、Web メソッドのリターン オブジェクト間、および HTTP 要求/応答ストリーム間のシリアル化および逆シリアル化を行います。Web サービスのライタとリーダーは、トランスポートに HTTP を使用しますが、SOAP 標準を使用したメッセージの交換は行いません。
TextReturnReader クラスは、クライアント側で読み取られた非 XML テキストを Web メソッドの戻り値に実装します。戻り値を取得するために、HTTP 応答の本体にエンコードされているテキストは、クライアント プロキシ クラスの Web メソッドに適用できる属性 MatchAttribute で指定されている、正規表現のパターン一致を使用して解析されます。TextReturnReader クラスは PatternMatcher クラスを呼び出して、パターン一致を実際に実行します。
テキストのパターン一致により、Web サービスは HTML のコンテンツを XML スキーマ定義にバインドする必要のある XML ドキュメントに変換せずに取得できます。正規表現の検索対象は、text 要素の中の match XML 要素を使用して、Web サービス記述言語 (WSDL: Web Services Description Language) ドキュメントに指定されます。どちらの要素も名前空間 http://microsoft.com/wsdl/mime/textMatching/ に属します。
match 要素が WSDL ドキュメントに指定されている場合、Wsdl.exe ツールは、生成されるクライアント プロキシ クラスの対応する Web メソッドに MatchAttribute 属性を適用します。また、HTTP-GET および HTTP-POST 操作を通じて .NET Framework で実装されている Web サービスに従って、Web メソッドの戻り値を逆シリアル化する既定クラスの XmlReturnReader の代わりに、TextReturnReader を使用します。

System.Web.Services.Protocols.MimeFormatter
System.Web.Services.Protocols.MimeReturnReader
System.Web.Services.Protocols.TextReturnReader


Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


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