Supertrampとは? わかりやすく解説

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SUPER TRAMP

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/04 07:12 UTC 版)

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株式会社 SUPERTRAMP
種類 株式会社
本社所在地 日本
150-0001
東京都渋谷区神宮前3-35-1
CORTIS神宮前4F
設立 2015年1月1日
業種 サービス業
事業内容 芸能プロダクション
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株式会社スーパートランプSUPERTRAMP INC.)は、東京都渋谷区に所在する日本の芸能事務所俳優のマネジメントを行っている。

概要

所属

外部リンク


スーパートランプ

(Supertramp から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/06 18:03 UTC 版)

スーパートランプ
Supertramp
カナダ・ヴィクトリア公演(2011年)
基本情報
出身地 イングランドロンドン
ジャンル ロック
ポップ・ロック
アート・ロック
プログレッシブ・ロック
活動期間 1969年 - 1988年
1996年 - 2002年
2010年 - 2011年
2015年 -
レーベル A&Mレコード
Silver Cab
EMI
BMG
公式サイト www.supertramp.com
メンバー リック・デイヴィス
ジョン・ヘリウェル
ボブ・シーベンバーグ
マーク・ハート
カール・ヴァーヘイエン
クリフ・ヒューゴ
リー・ソーンバーグ
ジェシー・シーベンバーグ
ゲイブ・ディクソン
キャシー・ミラー
旧メンバー ロジャー・ホジソン
ダギー・トムソン
ほか 別記参照

スーパートランプSupertramp)は、イングランド出身のロックバンド

プログレッシブロック要素をもつポップロックが特徴で、特に1979年のアルバム『ブレックファスト・イン・アメリカ』、1974年のアルバム『クライム・オブ・センチュリー英語版』が2000万枚以上のセールスを記録し人気を博した[1]。一度解散したが、1990年代中頃より再始動を果たし、10人前後の大所帯で活動している。バンド名の意味は「漂流者」。

概要

創設者リック・デイヴィス(1979年)

1968年、リック・デイヴィスがメンバー募集の広告を出し、それで出会ったロジャー・ホジソンらと前身バンド「ザ・ジョイント」を結成。バンドはオランダの富豪スタンレー・オーガスト・ミエセガエスの援助を受けながら、名称やメンバーの変遷を経て1969年スーパートランプ」へと発展する。「スーパートランプ」という名はリックが同姓のよしみで好きだったというウィリアム・ヘンリー・デイヴィスの小説『素晴らしき放浪者の自叙伝(The Autobiography of a Super-Tramp)』からとられたもの(後年、『The Autobiography of Supertramp (邦題はバイオグラフィー・オブ・スーパートランプ)』というベスト盤も発売されている)。

活動初期(1971年)

ロジャーの繊細なハイトーンを生かした幻想的な楽曲と、リックの力強い低めの声を生かした比較的ブルージーな楽曲(それぞれの曲も基本的にリードを取る側が作っている)の対比がバンドの音楽性に幅を持たせていた。1970年にデビュー・アルバム『スーパートランプ・ファースト』を発表。

デビュー当初は大きなヒットに恵まれなかったが、ロジャーとリック以外のメンバーを一新し、プログレ色を薄めていった1974年発表の3枚目のアルバム『クライム・オブ・センチュリー』がヒットし、人気アーティストの仲間入りを果たす。その後も『危機への招待』(1975年)、『蒼い序曲』(1977年)など、立て続けにヒットを飛ばし、着実にスターダムの階段を上がっていく。1976年には唯一の日本公演を5月に行っている。

1979年発表のアルバム『ブレックファスト・イン・アメリカ』は、全米ビルボード・チャート第1位を獲得。ポップなメロディとユニークなジャケットの効果もあって、アメリカだけで400万枚(全世界で1800万枚)を売り上げるなど、バンドにとって最大のヒットとなった。本作からはシングルでも「The Logical Song」(全米6位)や「Take The Long Way Home」(全米10位)などのヒット曲を生み出した。

1982年の『フェイマス・ラスト・ワーズ』発表後、中心メンバーの一人ロジャー・ホジソンが脱退、ソロに転向。バンドはもう一人の主要メンバーであるリック・デイヴィスを中心に活動を続けるが、セールス的には下降線をたどっていく。ついに1988年のツアー終了後、ダギー・トムソンの脱退表明を機に、バンドは崩壊した。

1996年、リックの呼びかけで再結成が図られ、翌年『永遠への贈り物(原題:Some Things Never Change)』を発表する。しかし、原題通り何も変わっていなかった彼らはベスト盤・ライブ盤の発売は行うものの、アルバム制作もままならない状態だった。2002年、5年ぶりの新作アルバム『Slow Motion (日本未発売)』をリリースするも振るわず、バンドは再び休止する。

活動休止中であるにもかかわらず、2005年に発表されたベスト・アルバム『Retrospectacle – The Supertramp Anthology』は、全英チャート・トップ10にランクインするというヒットを記録した。

2010年、再々結成がアナウンスされ、ワールド・ツアーを開始する。

彼らの音楽から影響を受けたというフォロワーは多く、2007年にはジム・クラス・ヒーローズGym Class Heroes)が、「Breakfast In America」をカヴァーした楽曲「Cupid's Chokehold」を発表し、Radio&Records社のラジオ・オンエアチャートの1位になったことでも話題になった。
また2012年には、現イエスビリー・シャーウッドが多くのプログレッシブ・ロック系有名ミュージシャンを集めて起ち上げたプロジェクト「Prog Collective」によるトリビュート・アルバムも発表された。

メンバー

※2020年5月時点

現ラインナップ

  • リチャード(リック)・デイヴィス / Richard(Rick) Davies - ボーカルキーボード (1969年–1988年, 1996年–2002年, 2010年– )
    結成以来の中心的メンバー。
  • ジョン・ヘリウェル / John Helliwell - サックス木管楽器、キーボード、 ボーカル (1973年–1988年, 1996年–2002年, 2010年– )
    1973年参加。元アラン・ボウン・セット。シン・リジィのアルバムに参加したこともある。またピンク・フロイドのアルバム「」にはJohn Halliwellとクレジットされて参加している。
  • ボブ・シーベンバーグ / Bob Siebenberg - ドラムスパーカッション (1973年–1988年, 1996年–2002年, 2010年– )
    1973年参加。元ビーズ・メイク・ハニー。ボブ・C・ベンバーグ(Bob C. Benberg)の表記も好んで使う。
  • マーク・ハート / Mark Hart - ボーカル、キーボード、 ギター (1996年–2002年, 2015年– )
    バンド低迷期の1985年より参加。クラウデッド・ハウスのマルチ奏者としても有名。
  • カール・ヴァーヘイエン / Carl Verheyen - ギター、パーカッション (1996年–2002年, 2010年– )
    1985年参加。カール・ヴァーヘイエン・バンド(トリオ)としても活動。
  • クリフ・ヒューゴ / Cliff Hugo - ベース (1996年–2002年, 2010年– )
    1996年参加。カール・ヴァーヘイエン・バンド(トリオ)にも参加。
  • リー・ソーンバーグ / Lee Thornburg - トロンボーントランペット、キーボード (1996年–2002年, 2010年– )
    1996年参加。元タワー・オブ・パワーTOTOのアルバムに参加したことも。
  • ジェシー・シーベンバーグ / Jesse Siebenberg - パーカッション、 ボーカル、ギター、キーボード (2010年– )
    1997年参加。ボブ・シーベンバーグの息子。
  • ゲイブ・ディクソン / Gabe Dixon - キーボード、タンブリン、ボーカル (2010年– )
    ゲイブ・ディクソン・バンドの中心メンバーとして知られる。
  • キャシー・ミラー / Cassie Miller - コーラス (2010年– )

旧メンバー

ロジャー・ホジソン(2008年)
  • ロジャー・ホジソン / Roger Hodgson - ボーカル、 ギター、ピアノ (1970年–1983年)
    結成から1983年に脱退するまでの中心的メンバー。デビュー・アルバム時はベースを担当。セカンド・アルバムからギター担当。サード・アルバム以降はリックよりも注目される立場になる。脱退後、イエスのボーカリストの話があり、実際レコーディングも行ったが、ジョン・アンダーソンの復帰で白紙となる。イエスのアルバム『トーク』には一部をホジソンが作った曲も収録されている。
  • リチャード・パーマー / Richard Palmer - ボーカル、 ギター、バラライカ (1970年–1971年)
    アルバム参加は1枚目のみ。脱退後、リチャード・パーマー・ジェイムスの名でキング・クリムゾンの『太陽と戦慄』『暗黒の世界』『レッド』に作詞家として参加。
  • ロバート・ミラー / Robert Millar - ドラムス、パーカッション、ハーモニカ (1970年–1971年)
    アルバム参加は1枚目のみ。俳優としても知られる。
  • デイヴ・ウインスロップ / Dave Winthrop - フルート、サックス、ボーカル (1970年–1973年)
    デビューアルバム発売直前に加入したため、1枚目のレコーディングには参加していない。アルバムには2枚目のみ。
  • フランク・ファレル / Frank Farrell - ベース、キーボード (1971年–1972年)
    セカンド・アルバムのみ参加。ルネッサンス等にも参加していた。
  • ケヴィン・カリー / Kevin Currie - ドラムス、パーカッション (1971年–1973年)
    セカンド・アルバムのみ参加。
  • ダギー・トムソン / Dougie Thomson - ベース (1972年–1988年)
    アルバム3枚目より参加。元アラン・ボウン・セット。黄金期を支えたメンバーであるが、1988年の脱退はリックとの軋轢という噂も。弟のアリ・トムソンもシンガーソングライターとして活動している。
  • トム・ウオルシュ / Tom Walsh - パーカッション (1996年–1997年)
    1996年の再結成当初のみ参加。

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

  • 『スーパートランプ・ファースト』 - Supertramp (1970年) ※全米158位
  • 『消えない封印』 - Indelibly Stamped (1971年)
  • 『クライム・オブ・センチュリー』 - Crime Of The Century (1974年) ※全英4位/全米38位
  • 『危機への招待』 - Crisis? What's Crisis? (1975年) ※全英20位 全米44位
  • 『蒼い序曲』 - Even In The Quietest Moments... (1977年) ※全英12位/全米16位
  • ブレックファスト・イン・アメリカ』 - Breakfast in America (1979年) ※全英3位/全米1位/オリコン2位
  • 『フェイマス・ラスト・ワーズ』 - ...Famous Last Words... (1982年) ※全英6位/全米5位
  • 『フロンティアへの旅立ち』 - Brother Where You Bound (1985年) ※全英20位/全米21位 ピンク・フロイドデヴィッド・ギルモアがゲスト参加。
  • 『フリー・アズ・ア・バード』 - Free As A Bird (1987年) ※全英93位/全米101位
  • 『永遠への贈り物』 - Some Things Never Change (1997年) ※全英74位
  • Slow Motion (2002年)

ライブ・アルバム

  • 『ライヴ・イン・パリ』 - Paris (1980年) ※全英7位/全米8位
  • 『ライヴ'88』 - Live '88 (1988年)
  • 『スーパーマニア - ライヴ・ベスト』 - It Was The Best Of Times (1999年) ※全英91位。日本企画のライブ盤が世界でも発売
  • Is Everybody Listening? (2001年) ※ブートレグで出ていた76年のライヴを正式リリース
  • Live, 1997 (2006年) ※1997年のライブ
  • Supertramp 70-10 Tour (2010年) ※2010年ツアーのライブ盤をオフィシャルサイト等で直販

コンピレーション・アルバム

  • 『バイオグラフィー・オブ・スーパートランプ』 - The Autobiography of Supertramp (1986年) ※全英9位。アメリカでは翌年発売。その際にさらに3曲が加えられる
  • 『ベリー・ベスト・オブ・スーパートランプ』 - Very Best of Supertramp (1990年) ※全英8位。イギリスで「Give A Little Bit」がリバイバルヒットしたため、アメリカ盤『The Autobiography of Supertramp』をタイトル変更し再リリース
  • Very Best of Supertramp, Vol. 2 (1992年)
  • Retrospectacle – The Supertramp Anthology (2005年) ※全英9位

※順位は全英アルバムチャート、全米ビルボード200の最高順位。記載のないものはランク外または記録なし。

脚注

  1. ^ 音楽史上最高のプログレ・ロック・アルバム50選”. Rolling Stone (2016年2月6日). 2020年5月5日閲覧。

外部リンク




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